Mac定番アンチウイルス「Sophos」と「Virus Scanner Plus」の比較

様々なレビューで高評価なBitdefenderのVirus Scanner Plus。最近自分も導入したので、従来から愛用しているSophosとの比較をしてみました。

基本的に、フリーのSophosの方が有料のVirus Scanner Plusより多機能です。

Virus Scanner Plusの方が機能的にはとてもシンプルです。

  

しかし、結論から言うと、
私はSophosを止めて、Virus Scanner Plusに乗り換えました。

   

ではその理由を含め、SophosとVirus Scanner Plusの比較を見ていきましょう。

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                                                 Sophos

                                                    VS

                                Bitdefender Virus Scanner Plus

スクリーンショット 2015-10-01 23.12.12

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基本機能の比較

※ Sophosのより詳しい解説については以前に書いた記事があるので、よかったら参考にしてみてください。

フリーのSophos(ソフォス)とBitdefenderの併用で検出力強化 MacBook Airのセキュリティ対策 2

Virus Scanner Plus
カテゴリ: ユーティリティ
現在の価格: ¥3,600

Virus Scanner Plusの基本機能

1  常駐スキャン

2  除外項目選択

3  重要箇所のみ高速での簡易スキャン

4  フルスキャン

5  指定ファイルスキャン

主にこの5つのみ

では、多機能のSophosにあって、Virus Scanner Plusにはない機能は?

1   コンテキストメニューでのファイルスキャン

2   Webプロテクション

(Virus Scanner Plusはブラウザアドオンでの提供があるが機能的には微妙。)

3   スケジュールスキャン

4   スケジュールウイルス定義アップデート

(Virus Scanner Plusは自動でアップデートされます。ただしSophosのように1日の自動アップデート回数の指定はできません。)

5   カスタム検索プロファイル作成

上記のSophosにあって、Virus Scanner Plusにはない機能を検証してみる

1のコンテキストメニュー(右クリック)でのファイルスキャン。Virus Scanner Plusにはない機能。これはSophosのみにある機能でとても重宝していた。

ただし、Virus Scanner Plusにも、DockやFinderのツールバーにアイコンを置いておけば、そのアイコンに該当ファイルをドラッグアンドドロップすれば、その場で個別のファイルスキャンが可能です。

スクリーンショット 2015-10-02 5.51.36

※ ちなみに、上記の画像ようにFinderのツールバーにアプリなどのアイコンを置きたい場合は、Commandキーを押しながらアイコンをツールバーに持って行き、少し待つと「+」マークが出てくるので、そのまま置きたい場所にドロップで置くことができます。

次に、2番のSophosのWEBプロテクション機能はリソースの消費を考えると、自分には必要ないと考えているので特に問題なし。

(9月末現在)このSophosのWEBプロテクション機能は、個人的には正直使えたモノではなかった。

WEBプロテクション機能オンにするとSophosのサーバと頻繁に通信をすることになるので、ウェブブラウジングが遅くなる。特に最近は、ライブスキャンもネットスピードの低下の原因になっていたように感じる。

自分は、Sophos使用時、WEBプロテクションとライブスキャンをオフにしていたので、結局機能的には元からシンプルなVirus Scanner Plusとあまり変わらない状態だった。

3番と4番の、スケジュール機能は自動化を好む人には重要な要素だが、自分は特に必要性を感じていなかった。

ウイルス定義のアップデート自体は、Virus Scanner Plusでも自動でアップデートされるので問題はありません。

Sophosの場合は、それに加えて1日のアップデート回数の指定もでき、また、指定した日時に指定したファイルのみを自動でスキャンする機能もあります。

シンプルなVirus Scanner Plusでも、ダウンロードしたファイルや、システム内の状態は常に監視しているので、ユーザーはVirus Scanner Plusにお任せで、特に何もする必要はありません。

定期的なメンテナンスのためのシステムのフルスキャンに関してのみ手動なので、気が向いた時に手動でスキャンボタンをクリックすれば良いでしょう。

5番のカスタム検索は、Macを異なる様々なシーンで使用している人には便利な機能でしょう。

Sophosのカスタム検索とは、ユーザーが指定したファイルのみを指定した時間、曜日にスキャンするように出来る機能。

その他の事項

Bitdefender社製のVirus Scanner Plusは、ウイルス検出能力は他のBitdefender社製品と同様に、ここ最近は常時トップクラスの成績を誇っています。

Sophosも今年7月のwww.av-comparatives.orgの検出力テストで、bitdefenderの検出力を抜き非常に良い結果を残しました。

参照:Mac Security Review / Test 2015 (www.av-comparatives.org)

http://www.av-comparatives.org/wp-content/uploads/2015/07/avc_mac_2015_en.pdf

逆に、Virus Scanner PlusにあってSophosに欠落している主要な機能は(後に紹介するを終了関連の機能を除けば)特にない。

機能的にはSophosに軍配があがるが、Virus Scanner Plusも常駐保護などの必須の機能は備えているので個人的には特に問題はない。

メモリ使用量の比較(Virus Scanner Plusが圧倒的に有利)

あくまで私の環境下(MacBook Air/メモリ4GB/Yosemite)での比較になります。

Sophosの主なプロセスとそのメモリ使用量

sophos pic1

sophos pic 4

名称未設定 2

InterCheck 181.1MB

SophosScanD 179.8MB

SophosAntiVirus 35.7MB

SophosUIServer 15.4MB

合計 412MB

Virus Scanner Plusの主なプロセスとそのメモリ使用量

スクリーンショット 2015-10-01 23.01.07

Virus Scanner Plus 231.1MB

com.bitdefender.VirusScsnnerHelper 1.9MB

合計 233MB

比較するとVirus Scanner PlusはSophosの約半分のメモリ使用量なのがわかる。

プラセボかもしれないが、Virus Scanner Plus の方が、システム全体の挙動が若干軽くなったような気がする。

ファイルスキャンに関してもVirus Scanner Plusの方がだいぶ早い。

Virus Scanner Plusの最大の効用

自分にとってVirus Scanner Plusの最大の効用は、ユーザー自身がVirus Scanner Plusの全プロセスを完全に終了させることができること。

終了方法は、メニューバーアイコンのVirus Scanner Plusの項目「Quit Virus Scanner Plus」をクリックするだけ。

この機能は、Macを音楽演奏などのクリエイティブな作業に使っているユーザーとしては非常にありがたい機能でしょう。

個人的にも、DJプレイや演奏時はネットにつなぐわけでもないので、必要ない余計なリソースの消費はなるべく避けたい。

※ このようなプロセス停止オプションはSophosにはない。しかも、アクティビティモニタ上でも終了できないようになっている。(Sophosの設定画面で各機能の停止オプションは存在するが、メモリ上のSophosの各プロセスは居座ったままだ。)

したがって、メモリに居座る400〜500MBほどのSophosのプロセスはユーザー自身の手では排除しようがない。

また、Virus Scanner PlusはSophosとは違い、インストール時にシステムの変更を要求しないクリーンなスタイルなのも安心感が高い。

10月15日 追記

Virus Scanner Plusを使用し始めて3週間ほど経ちますが、やはりSophosよりシステム自体の挙動がキビキビして軽く感じます。システム全体の安定感も良くなりました。

Sophos使用時は大きいもので3回システム全体を巻き込む不具合に遭遇しましたが、Virus Scanner Plusはその構造上(システムの改変要求をしない構造なので)Sophosほど不安定にはならないのではと感じています。

総評

Virus Scanner Plusは、シンプルで強固なアンチウイルスが欲しい人には大変お勧めできるソフトだと思います。

フルスキャンはスケージュールで自動化することは出来ないないので、適時手動でシステムスキャンをする必要はあります。(ファイルのダウンロードなど、システム自体はリアルタイムで防御されています。)

しかし、それ以外は特に設定をいじる必要もないので、極めて容易な運用が可能でしょう。

価格は3600円。他の主要な(年単位で更新料がかかる)サブスクリプション系の有料アンチウイルスソフトと違い、買い切りタイプなのでお得感は高い。

一方、Sophosは設定を若干いじらないと重めですが、何しろ無料で多機能。上記の3つのオプションを切れば(その分防御能力は落ちますが)だいぶ軽くなり、十分使えるソフトになると思います。

Sophosの防御力に不足を感じるなら、フリーのBitdefender Virus Scannerをセカンドオピニオンとして導入するのもアリ。こちらは常駐しないので、常駐のSophosとかち合うこともないので安心でしょう。(導入方法はこちらを参照にしてください。)

※ Sophosは自分の環境で過去に何度かシステム全体を巻き込む不具合を起こしているので、常に細心の気遣いで運用を心がけていました。

シンプル・イズ・ベスト。Virus Scanner Plus。

Virus Scanner Plus
カテゴリ: ユーティリティ
現在の価格: ¥3,600
 

新たにVirus Scanner Plusのインストール直後の初期設定の方法とその後の詳しい使い方に関する3本の記事を追加しました。

参考にしてみてください。


Virus Scanner Plusのインストール直後の初期設定方法

Virus Scanner Plusの設定方法と使い方

Virus Scanner Plus導入直後はCPU使用率が高くなる場合がある

※どんなセキュリティソフトでも確実な安全というものはありません。セキュリティソフトはご自身の責任で選択し使用しましょう。

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