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『MPowerSynth』超多機能&多用途なオールラウンドシンセサイザー(スマートランダマイズ機能搭載)

チェコのプラグインデベロッパーMelda Productionが開発しているシンセサイザー・プラグイン『MPowerSynth』。

むちゃくちゃ多機能で柔軟性の高いオールラウンド・シンセサイザー・プラグインです。

WindowsとMacに対応しています(VST/VST3/AAX/AU)。

そして、一度購入してしまえばそれ以降のアップデートは無料です(かなり頻繁にアップデートしています)。

2024年4月8日:

『Melda Production フラッシュセール』で半額が来ています。

Melda Production フラッシュセール

*セール終了予定日:

  • 日本時間:4/15(月)16〜18時頃までの予定です。
  • 英国時間: 4/15(月)7〜9時頃までの予定です。

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MPowerSynth(多機能+高性能+高い汎用性)

MeldaProduction社製フラッグシップシンセサイザー『MPowerSynth』。

MPowerSynthは、巷にあふれるソフトウェアシンセの中でも指折りの超高性能+多機能なシンセサイザーです。   

そして用途の広いオールラウンドシンセなので、シンセの音作りはこれ一本のみを使うプロデューサーの方々もいます。

(Melda開発陣により後処理された)ユーザーコミュニティで日々公開されているプリセット群も無料で提供されています。

クリアなサウンドも大きな魅了の一つ。

【日本語】ざっと見動画(1:45):

Melda Productionによる総合的な紹介動画(8:10・自動翻訳の日本語字幕可能):

(過去のバージョン:V9の動画です。現在のV16はより進化しています。)

追記:最近V15に更新され、UIも新しいものが追加されよりスマートなデザインになっています。

(2024年2月18日 追記:現在は既にV16.11になっています)。

waveformのシェイプもデザインできます。

『MPowerSynth』について

(メーカー紹介ページの意訳)

MPowerSynth:モジュレーション天国

MPowerSynthは、市場で最高のサウンドのオシレーター、最先端のディストーション・フィルター、ユニークなモジュラー・エフェクト・エンジンを搭載した、非常に多機能なシンセサイザーです。

また、無限のインスピレーションを提供するスマートなランダム化システムも搭載しています。

1500 以上の高品質プリセットとランダマイザー

MPowerSynthには1500以上のコミュニティがデザインしたプリセットが用意されています。

各プリセットは、モジュレーション・ホイールやエクスプレッション・ペダルなどの標準的なMIDIコントローラーに自動的に割り当てられる、少なくとも4つのマクロ・コントロールを備えています。

つまり、リード、パッド、ベース、エフェクトなど、無尽蔵のセットが用意されているのです。

また、インスピレーションが尽きたり、本当に新しいものが欲しくなったら、私たちの画期的なスマート・ランダマイゼーション・エンジンを使えば、文字通り無限のサウンドを作ることができます。

アナログでもデジタルでも高品質なサウンド

市場にあるほぼすべてのデジタル シンセサイザーは、深刻なエイリアシングを生成します。

オーバーサンプリングによってこれに対抗しようとする人もいれば、それを無視する人もいますし、単にノイズを追加するだけの人もいます。

これはアナログ シンセサイザーをシミュレートしていることがわかります。

一方、アナログシンセサイザーは、限られた汎用性と歪みに悩まされます。

これはアナログコンポーネントの不完全性、そしてもちろんノイズによって引き起こされます。

一方で、MPowerSynthのオシレーターは、エイリアシング、歪み、その他の欠陥のないクリスタルクリアなサウンドを実現しています。

100 を超える超多用途フィルター

MPowerSynthは、各ボイスに2つ、FXセクションにいくつでも、非常に多機能なダブル・ディストーション・フィルターを搭載しています。

各フィルターは高度な入力ディストーションと出力サチュレーションを提供し、フィルター自体は独自のエンベロープで駆動するか、強力なモジュレーターを使ってコントロールできます。

また、クラシックなロー/ハイ/バンドパスやシェルフから、フォルマント、コーム、ディフューザー、ポリモーフ・フィルターなど、100種類以上のフィルターから選択できます。

究極のモジュラーFXセクション

MPowerSynthは、MeldaProductionが誇るトップクラスのエフェクトのほとんどすべてを、使いやすいモジュラー環境に搭載しています。

素晴らしいサウンドのロータリーやコーラスが欲しいだけなら、2クリックでできます。

しかし、文字通り好きな数のエフェクトを用意し、好きなように接続し、フィードバックなどを追加したり、スマート・ランダマイザーがFX構造全体を生成することもできます!

また、スマート・ランダマイザーがFXの構造をすべて生成してくれることもあります!

では、どんなエフェクトが自由に使えるのでしょうか?

コーラスやフェイザーなどのモジュレーション・エフェクト、フィルター、ディストーション、ダイナミクスなど、35種類以上。

もちろん、クロスオーバー、フィードバック、ミキサーなどのビルディング・ブロックも豊富です。

非常に多用途なモジュレーター

Melda Productionはモジュレーターも得意としています。このMPowerSynthも例外ではありません。

サウンドに生命を吹き込みたい時は、いつでも数クリックで可能です。

LFO、エンベロープ、ランダム・ジェネレーターを使って、文字通りあらゆるものをモジュレートできます。

MIDIリセット、シンク、カスタムLFO、エンベロープ・シェイプなどのターゲットも用意されています。

ポリフォニック・アルペジエーター

MPowerSynthのポリフォニック・アルペジエーターは非常に多機能で、ズルをしていると思うかもしれませんが超便利です。

コードを上へ、下へ、ランダムに、全音符を、特定の音程を、または任意の組み合わせで演奏することができます。

さらに、シャッフル、音符の長さ、マルチオクターブなども可能です。ステップごとにベロシティ、オクターブ、長さ、確率を変えることもできます。

そして一番の魅力は、いつものようにスマート・ランダマイザーで、完全なアルペジエーター・セッティングを生成することも、いくつかのシーケンスだけを生成することもできます。

この機能で、音楽制作のインスピレーションを得てください!

オーディオ合成の新しいスタンダード

MPowerSynthは、カスタムグライドシェイプ、カスタムベロシティカーブ、ハーモニーボイス、自動出力ボリューム設定、セーフティリミッター、最大16倍オーバーサンプリングなど、Melda Production製品ユーザーにはおなじみの優れた機能群を提供します。

オーディオ・クオリティ、最大限のクリエイティビティ、使いやすさのどれを重視しても、それ以上のものを提供します。

オーディオ・クオリティとクリエイティビティのどちらを重視する場合でも、また使いやすさを重視する場合でも、MPowerSynthはそれ以上のものを提供します。

MPowerSynthは未来を見据えた新しいシンセサイザーです。

システム要件

Windows

  • Windows 8 / 10 / 11 (64ビット)
  • VST / VST3 / AAX 互換ホスト (64 ビット)
  • SSE2 をサポートする Intel/AMD プロセッサー

Mac OS X

  • macOS 10.14 以降 (64 ビット)
  • VST / VST3 / AU / AAX 互換ホスト
  • SSE2 をサポートする Intel/AMD/M1 プロセッサー
  • ネイティブ Apple Silicon ARM CPU サポート

レビュー記事リンク

Whipped Cream Soundsによる詳細レビュー記事リンク

(管理人メモ:かなり突っ込んだレビューをされています。とても勉強になりました。導入された方は必見かと思います。以下に簡単な要約のみ載せておきます。)

「MPowerSynth」は、映画作曲家やサウンド デザイナーにとって驚異的なツールです。

優れた機能とモジュレーション機能により、現在入手可能な最も画期的なパワーシンセの 1 つとなります。

Melda Productionは、創造性を完全に自由にサウンドを形づくることができるシンセサイザーを作成するために、これまで以上に努力を重ねてきました。

これは、真剣なプロデューサーにとって素晴らしい投資です。

長所:

  • コミュニティが設計した 1500 を超えるプリセットは、可能な限り最高の品質を得るために後処理されています。

  • オシレーターはエイリアシングのない純粋なサウンドを発します。

  • オシレーターは、MeldaProduction Envelope System (MES) によるカスタム波形編集を使用します。

  • 標準ボリュームでプリセットを判断する自動ゲイン補正機能 (AGC)を搭載。

  • スマートランダマイズ機能は、良いサウンドのパラメータの組み合わせを自動で作り出してくれます。

  • モジュレーション FX セクションは、100 を超えるエフェクトと無限の可能性を備えたクリエイティブなパッチベイエリアです。

  • 革新的なシャッフル、音符の長さ、確率などを自動で作り出してくれる「スマートランダマイザー機能」を備えたポリフォニックアルペジエーター。

  • マルチパラメータを使用すると、設定バンク間をスマートにモーフィングできます。 単一のマルチパラメータを使用して複数のパラメータを自動化できます。

  • 8 つのモジュレーターは、LFO、レベルフォロワー、MIDI/オーディオトリガー ADSR エンベラー、ランダマイザー、ピッチ検出器を切り替えることができます。

  • 各プリセットに 4 つのマクロ コントロールがあり、標準 MIDI コントローラーに自動的に割り当てられます。

短所:

  • 初心者から中級レベルのプロデューサーにとっては威圧的です。

  • パラメータの上にマウスを移動すると「クイックヘルプ」機能があったら、より良かったと思います。

  • アルペジエーターセクションで使用される用語については詳細はありません。 実際にサウンドを設計するよりも、目的のサウンドに遭遇する可能性が高くなります。

  • 「サンプルアナライザー」などの優れた機能の多くは、「Harmonics」などの不適切な名前のセクションに隠されています。

  • 右側の ABCD モーフィングは強力なツールですが、情報はほとんどありません。

管理人メモ:MpowerSynth導入しました

このシンセ、最初は使いづらいなぁと感じ放置していたのですが、ここ最近再チャレンジ。

マニュアルもちょこちょこ読んでいます。

そんなこんなで、使い方をやっと覚えてきました。

その全貌を理解すればするほど、このシンセの凄さに驚愕させられます。(非常にクリアなサウンドなのも素晴らしい。)

 エフェクターは(Melda Production社のプラグイン群が、ほぼそっくりそのまま入っている状態です。

Meldaから出ている多種多様なプラグイン群が(好きな組み合わせで)MPowerSynthで使用できるようになっているということです!

この時点ですでに頭おかしい。。

(これらのプラグインは単体では使用できませんが、MPowerSynth内部では自由に使用できます。Melda Productionの総合音源「MSoundFactory」やドラム総合ツール「MXXX」と同じ仕組みです。)

FXはMelda Productionのほぼ全ての製品を内蔵している。凄い種類。

2024年2月18日 追記:

V16.11では、使えるエフェクターなどのツール群の種類が増加しています。

そして二機搭載されているフィルターも異常なこだわり。

いったい何種類のフィルタがあるのでしょうか。。
このフィルタが二機搭載されています。フィルタの品質はMeldaです。間違いないと思います。

追記:フィルターの種類、今数えたところ119種類でした。

2024年2月18日 追記:プリセットのフィルター種類が321種類に増えています。

操作は意外とシンプル

音のシグナルは、タブを左から右へ流れていきます。

様々な各セクションの詳細ボタンをクリックするとパラメーター用のツマミなどが色々出てきますが、表面上は整然としています。(慣れるとそう見える。。)

OSC1を起点にOSC2へ音が流れて、そこでDRY・WETのノブでOSC1とOSC2の音の混ざりの調整をします。その後OSC3に流れて、そこでもDRY・WETのノブで混ざりの調整。

ノイズ生成に流れて、その後二つフィルターで音作りを深めていきます。

最後に(並外れて多機能な)FXで仕上げます。  

そして、モジュレーションの自由度も半端ないです。

このモジュレーションの使い方はMeldaProductionの他のプラグインと共通ですね。(慣れると意外と使いやすい?)

Meldaではおなじみのモジュレーション画面。こちらも際立っています。多機能です。

Meldaのプラグインはどれも使い方が似ているので、一つ覚えると知識の使い回しが効きます。

MpowerSynthにはランダマイズエンジンが各所に設置されているので、これを使うだけでも面白い音が作れます。

MPowerSynthにはMdrummerサンプラーが搭載されている。
プリセットはかなり豊富
欠点もあります

1.CPU負荷が高め。

MacBook Pro 15インチ(2018年モデル)でも音が途切れるなど使用に支障が出るわけではないのですが、ファンは良く回ります。

*MPowerSynthは、最初から搭載されているプリセット自体は豊富ですが、Serumなどのメジャーなシンセ比べるとサードパーティ製のプリセット販売はほとんどありません。基本的に自分でサウンドを作っていく人向けです。

追記:M1とM2のMacBookにしてからは気にならなくなりました。

2. UIが地味。そして威圧的。

ここは本当に好き嫌いが別れると思います。

また操作性もMelda Production独特のクセがあります。

なのでデモ版の試用をおすすめします。(デモ版の使用期限は15日間です。)

デモ動画

デモ動画 1(3:37):

デモ動画 2(5:45):

デモ動画 3(4:50):

デモ動画 4(2:30):

MpowerSynth解説動画集 

Mpowersynthの基本操作方法(チュートリアル)

ビデオチュートリアル#1:はじめに

ビデオチュートリアル#2:グローバル

ビデオチュートリアル#3:オシレーター

ビデオチュートリアル#4:ノイズジェネレーター

ビデオチュートリアル#5:フィルター

FXの使い方(MXXX&Mpowersynth)

(MpowersynthのFXの使い方とMXXXのFXは、同じ方式なので役立つと思います) 

FXビデオチュートリアル#1:MXXXの基本とルーティング

FXビデオチュートリアル#3:モジュレーター、マルチパラメーター、アクティブなプリセット

MPowerSynthを使用したレイヤリング
MPowerSynth:オシレーター・モーフィング
Mpowersynthでドラムサウンドを作る  

壮大なドラム1

壮大なドラム2

壮大なドラム3

壮大なドラム4

MPowerSynth:ドラムレイヤリング

MPowerSynthでパッドを作成する
MPowersynthによるアナログシンセリードサウンド
MPowersynthを使用したサウンドシーケンスとモーフィング
MPowersynthでパッドを作成する

**セール情報**

通常価格: 220ドル

セール特価:110ドル(50%OFF)

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  • 通常のセール(ブラックフライデーを含む):220ドル→ 110ドル(50%OFF)
  • 2023年11月:220ドル→110ドル
  • 2023年9月:220ドル→89ドル
  • 2023年4月:220ドル→110ドル
  • 2022年10-11月:220ドル→110ドル
  • 2021年10月:220ドル→89ドル
  • 2022年8月:220ドル→110ドル
  • 2022年6月:220ドル→89ドル
  • 2021年3月:220ドル→89ドル