強力かつ直感的な4オシレーター搭載のサブトラクティブ・シンセサイザー「Carbon Electra」が29ドルセールになっています。
Carbon Electraは、30ドル以下で買えるシンセではかなり良い製品です。
FMも付いていて、なにげに万能シンセです。エキスパンションパック(19ドル)も付属してこの価格です。
今回のセール、BlackFriday時につけた最安値(25ドル)には届きませんが通常のセールでは安い方かと思います。
ちなみに(後述しますが)Carbon Electra用のハウス、ベースミュージック、ガラージ向けの追加サウンドパック『Throwback』も半額セール中です。
セールは2月3日まで
Carbon Electraについて (再掲)
Carbon Electraは、大手プラグイン販売サイトのPlugin Boutiqueが開発しているシンセです。
- グラフィカルディスプレイ
- 編集可能なステップシーケンサー
- ボーカルフィルター
- ディストーション
- アナログコントロール
などを備えた4オシレーターの減算シンセサイザーです。
Carbon Electraは、系統的には、今風のダンスミュージック(EDM、ハウス、トランス、ドラムンベースなど)系のサウンド。
この価格にして、サウンドクオリティは高いです。
しかもこれ、FMシンセもついています。したがって制作できるサウンドの幅が広い。
そして、このCarbon ElectraのUIの特徴はなんといっても一画面完結かつシンプルで見やすいことです。
シンプルで視認性の良いUIです。初心者にとっては習得しやすく、玄人なサウンドデザイナー&プロデューサーにとっては気を散らされる要素が排除されていて扱いやすい。
良い点:
- お手頃価格
- 一画面完結の使いやすいUI
- CPU負荷が高くない
- FMシンセシス付き
- 良好なサウンドクオリティ
- ステップシーケンサーが便利
- FXの質が高い
一方でマイナスポイントは、
- リバーブFXがないこと。リバーブをかけたい場合は別途リバーブプラグインを自分で用意する必要があります。
- モジュレーション機能が豊富でないこと。
- エキスパンション(プリセット)は、PluginBoutiqueが意欲的にリリースしてはいますが、サードパーティ製のものはほとんどありません。
- UIは見やすいが安っぽく感じる
Carbon Electra:図解
オシレーター(四機搭載)
Carbon Electraには4つのオシレーターが装備されています。またサウンドデザインの幅を飛躍的に広げることが出来るFMシンセが付いています。
ミキサーとフィルターセクション
6フィルターの種類(モードが異なる)強力なボーカルフィルターとフィルタードライブとさまざまなサチュレーションが装備されています。
一画面にまとまった便利なFXセクション
ステップエンベロープ機能
この編集可能なステップ・シーケンサー(ステップエンベロープ)は、さまざまなウェーブ・タイプと編集モードでノード(ノード・クリエーションとライン・カーブを可能にする)で音符、ノート、ピッチ、音量、カットオフを割り当てることができます。
最近V1.5にアップグレードされて、ステップエンベロープ用の新しいシーケンサー機能、新しいクラシックアナログスタイルのフィルターモードなど追加されています。
また、200個の新しいプリセットも追加されました。
800以上のプリセットが、シーケンス、Acid、コード、モーション、ベース、リード、キー、パッド&エフェクトをカバーしています。
Ableton LiveやPropellerhead Reasonなどの解説動画で有名なMG The Future氏の最新版 Carbon Electra V1.5の解説動画。
Carbon Electraの概要
わかりやすいUI、編集可能なステップシーケンサー、ボーカルフィルター、マルチユニゾン、統合されたディストーション、アナログ制御を備えた4つのオシレーター減算シンセサイザー
- Carbon Electraは、直感的かつ強力なシンセプラグインです。
- 最新の機能を備えた4オシレーターのサブトラクティブシンセです。
- 高度な学習ツールとして開発された一方で、強力でプログラムしやすいシンセでもあります。
- ビンテージのアナログルーティングに基づいています。
- 編可能なステッパーやノートパフォーマーなどの柔軟なモジュレーションオプションを備えています。
- グラフィカルなディスプレイは、包括的な情報ツールとして機能するとともに、各パラメーター変更の正確なガイドとして機能します。何よりも素晴らしいことです。
特徴
- 隠れたメニューなしで簡単に習得して使用できる強力なシンセエンジン
- 調整可能なパルス幅、周波数モジュレーション、オシレーターユニゾン、ピッチ可能なノイズを含む複数のウェーブタイプを備えた4つのアナログスタイルの同期可能なオシレーター
- アンプセクションをメイン出力のオプションのリミッターに「熱くなりすぎて」実行し、最新のハイパー圧縮サウンドを作成する機能を搭載
- 微妙な暖かさから大規模なスーパーソーまたはスーパースクエアサウンドに至るまで、非常に柔軟なユニゾンコントロール
- ステレオフィールドの高精度制御を可能にする複数のステレオ幅パラメーター
- ノートシーケンサー、編集可能なノード、独自のフィルターモードを使用して、現代風にアレンジしたクラシックアナログシーケンスとアシッドラインを忠実に再現する機能
- 新しいディストーションモードとオシレーターユニゾンでアグレッシブなトーンを作成
バージョン1.5の新機能
- ステップエンベロープ用の新しいシーケンサー機能: 28セミトーンの拡張範囲とレストを含み、ピッチスイープ、レガートグライド、エンベロープリトリガーをサポートします。現代風にアレンジしたアナログスタイルのノートレコーディングを作成できます。
- すべての新しいクラシックアナログスタイルフィルターモード: Sallen-Key 12dBローパスフィルター、6dBバンドパスフィルター、6dBハイパスフィルター、およびソフトOTA 24dBローパスフィルター。新しいフィルターモードにより、スムーズなサクサク感から叫び声のオシレーターまで、幅広いトーンが可能になります。
- トゥルーフィルターバイパス:未加工のオシレーターティンバーのフィルターをバイパス(無効)することも可能になりました。
- 新しいディストーションモード:オーバードライブの濁りを生じさせずに、より明るく、よりきびきびした顔の歪みを提供します。
- Oscillator 1 FMモジュレーションスイッチ:クラシックFMサウンドを簡単に作成します。
- ステップエンベロープメニュー:コピー、貼り付けなどの機能を備えたステップエンベロープコンテキストメニュー(ステップエンベロープテキストを右クリック)により、グラフの編集が容易になり、プリセット間でデータを簡単にコピーできます。
- 150以上の新しいプリセット: Carbon Electra 1.5専用-ACID、SEQUENCE、LEAD、FXバンクなど、すべての新機能を使用した新しいプリセット
- MacOSに実装されたマウスホイール機能
付属するエクスパンションパック
Carbon Electra Expansion Pack: Complex Sequences
内容:
- Sequences x 59
- Bass x 4
- Plucked x 1
Carbon Electraのセール情報
通常価格:49ドル
セール特価:29ドル
Carbon Electra用ハウス系サウンド拡張パック『Throwback』も半額(10ドル)でセール中です
Throwbackは、Classic Houseのハートビートとアトモスフィアをキャプチャするために設計された64個のCarbon Electraプリセットのコレクションです。
最先端のサウンドのために、Carbon Electra内で再作成されたジャンルを定義するトラックからタイムレスなサウンドを取得します。
印象的なリード、洗練されたベースから雰囲気のあるテクスチャ、パッド、FXを備えたこのサウンドバンクは、ハウスミュージックの歴史を尊重しながら現代的なサウンドを提供します。
サウンドは、Acid、Tech、Bassなどのハウスミュージックのすべてのスタイルに適しており、今流行りのGarageににも転用できます。
これらのパッチをそのまま使用するか、Carbon Electraのスムーズなパラメーターとシーケンサーを使用して、ユーザー独自のユニークなサウンドを作成できます。
通常価格: 19ドル
セール特価: 9.5ドル