iZotope Mix & Master Bundle 498ドル→149ドル
iZotope Mix & Master Bundleは、Ozone8 StandardとNeutron2 Standardのセットバンドルです。
まだどちらも持っていない方向けのセールです。
先日のブラックフライデーセール時の最安値と同じ価格なので、かなり安いと思います。
iZotope Mix & Master Bundle
通常価格:498ドル
セール特価:149ドル
*加えて、Plugin Boutiqueでいつでも使えるお買い物ポイントが £5.88 (約827円)分もらえます。そして、Loopmastersでサウンドパックがもらえるトークンが、2.3ポイント付いてきます。大体1ポイントで1つのサウンドパックがもらえます出来ます。
ただし、このバンドルは、AdvancedではなくStandard版です。そこのところは一応留意しておきましょう。
とは言え、Standard版のこのセットを持っていれば、マスタリングとミキシングの基本は押さえることが可能です。
特に、iZotopeの革新機能であるアシスタント機能(機械学習による自動化機能)を積極的に使っていく場合はStandard版が便利。
の
超絶便利な自動化機能(ソフトにお任せのワンクリック操作)が搭載されています。
もちろん、その自動ミキシング、マスタリングの結果から、自分のイメージに合った調整も簡単に出来る流れになっています。
マスタリング用の総合ソフトウェア「Ozone8」。マスタリングはこれ一本でお任せ出来る。
トラックミキシング用のチャンネルストリップ「Neutron2」
あまり難しいことを考えず、アシスタント機能を中心に「ミックス」「マスタリング」をサクッと綺麗に仕上げたい方にぴったり。
一方、上位版のAdvanced版は、Ozone8やNeutron2入っているツール(EQやコンプ、エキサイターなど)が個別に立ち上げられるので、CPUには優しいです。
アシスタントの結果を、細やかに微調整したり、(アシスタント機能は使用しても)全面的には頼らず、自分でしっかり仕上げていきたい方に向いています。
また、Advancedの方には新しい機能のTonal Balance Control(楽曲全体の音色の美味しいバランスを簡単に作り出す機能)が搭載していますが、こちら(Mix & Master)のバンドルには入っていません。
Tonal Balance Controlは、ここ最近開発された新しい機能ですが、すでに、iZotopeマニアの方々の間では好評の必須機能となっています。
おなじみ「Sleepfeaks様」のこちらの解説動画では、Ozone8のAdvancedを使ったマスターアシスタント機能と、Tonal Balance Controlを使用したNeutron2との連繋に関する解説をされています。
(初心者でも理解しやすいので、必見です。)基本操作は、AdvancedもStandardも大きくは変わりません。
NeutronのAdvanced版とスタンダード版の違い
1.Advanced版は、EQ、コンプレッサー、エキサイター、トランジェントシェイパーの各機能を、個別のプラグインとして動作させることができます。
2.Advanced版のみサラウンドがサポートされています。
Neutronは軽量級なプラグインではないので、各機能が個別で立ち上げられるのは、Advanced版の大きな利点。
NeutronのEQやコンプなどの各機能が気に入っているのなら、比較的負荷が軽い個別の機能が単独で使えるAdvanced版の方が、(細やかな作業をされる方には)より便利な選択となるでしょう。
ミキシングが上達して、「トラックアシスタントはもう必要ないなぁ」と思うようになった場合でも、高品質なNeutronの各機能が個別にストレス無く使えるのは効率的です。
Advanced版ならNeutronのダイナミックEQ(これが非常に良い出来)も個別で使えます。
(起動させるとすべてのツールが一緒に立ち上がってしまう)Standard版ほど重くならないので、使い勝手が良いです。
個別に起動できると小回りが利くので、Neutronの各プラグインの使用頻度が増えるはずです。
とはいえ、Neutron2 Standardでも十分便利に使えるはずです。
全部のトラックには使用しないで、バスや重要なトラック(例えば、帯域がかぶりやすいキックとベースなど)に優先的にさして、それ以外は、DAW付属などの比較的軽いEQやコンプなどの個別のプラグインを適用していけば、ことは済みます。
このように工夫した使い方をすれば、Neutron2の恩恵を十分に得られるので、大きな価値を感じるはずです。
Ozone8 Advancedについて
標準バージョンのSatandard版と違い、Ozone8に付属する各プラグインを個別に使用することが出来きます。マシンへの負荷の節約に寄与します。
とはいえ、Ozoneの場合は、マスター一本に挿すことが多いはずなので、Neutron2のように複数のトラックに使用するのと比べれば、各機能が個別に使えないStandard版のOzone8でも、そこまでの不自由は感じないと思います。(この辺は、各音楽家さんの使い方にもよるのですが。。)
また、Advanced版では、スペクトラルシェイパーやビンテージEQ、ヴィンテージコンプレッサーなどの各機能が追加されています。
加えて、Advanced版の独占的機能で特に重要なのが、(iZotopeの新しい機能である)Tonal Balance Controlが使用できることです。
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曲の音色バランスを絶妙な状態に持っていける最新ツール「Tonal Balance Control」
iZtopeのTonal Balance Controlについて
トーナルバランスコントロールは、インサートされたトラックのターゲット曲線との相対的なスペクトラムメーター情報を表示します。
これは、ミックスやマスタリング時に発生するトーンバランス的な問題に取り組む際に特に便利な機能です。
トーナルバランスコントロールは、低域のパワー不足、あるいは高域の鮮やかさ不足など、ミックスやマスタリング時に起こり得る問題を解決する上での道標、あるは改善の文脈を提供することで、プロフェッショナルな完成度のマテリアル作りの手助けをします。
Tonal Balance Controlは、Ozone8とNeutron2(とNectar3)の間をシームレスに行き来しながら、マスキング(トラック同士の音のかぶり)とトーナルバランス(ミックス、マスタリング時の音楽的に良い状態になるバランス)を整えることが可能です。
また、トーナルバランスコントロールには、目標とする曲を読み込んで、マスタリング時のバランスを調整できるリファレンス機能がついています。(好きな曲のトーナルバランス状態を真似っこ出来ちゃうわけです。)
楽曲の音を絶妙な状態に持っていける機能。Tonal Balanceの良さを知ると、この機能のためだけにでも StandardからAdvancedに、将来的には、アップグレードしたくなる可能性は十分にあるでしょう。
まあ、色々言ってしまいましたが、それらを考慮しても149ドルは激安です。
Standardもしっかり使える良ソフトです。
万が一、将来的にAdvancedが必要になれば、この製品から、Standard、iZotope Mix & Master所有者用のお得な価格でのアップグレード版の購入が可能です。(待っていれば美味しいセールがやって来るはずです。)
バンドルのMPS2もまたセールが来るでしょうからその時まで待てばかなり安く買えるはずです。
MPS2の情報に関しては、以下のページをご覧ください。
Ozone8 StandardとNeutron2 Standardの単体製品もセールになっています
こちらも1月10日頃まで