今回はTraktorのソング・アナライズ(分析)機能に関する個人用の備忘録です。
Traktorを超安定版の2.6.8に戻した
最近、MacとTraktorの不具合で悩まされていたので、
オーディオの安定性を期待して、Traktorを最新の2.10.3から超安定版の2.6.8に戻しました。
とは言っても、ただ2.6.8に戻しても、Traktor + Mac(Core Audio)の不具合が解消するわけではないので、
自分のMacのSSD内に、Traktor用に超安定版のOS Mountain Lionのパーティションを作成して、そこにTraktor 2.6.8をインストールしています。
こんな感じ。
⬇︎
Yosemite、Mountain Lionの両方にインストールしているTarktorのデータを一つにまとめたい
普段、Traktor以外の作業に使っているのは、今まで通りYosemiteです。
しかし、DJの仕込み作業で、Traktorを起動させたい時に、わざわざMacを再起動してMountain Lionにチェンジするのは面倒。
なので、Yosemite側にも一応Traktorインストールしておきました。
(仕込みの時は、Core Audioの不具合で音が多少止まったり、音質が多少劣化しても、それほど問題にはならないので。)
そこで、両方のTraktor用のRootフォルダを一つにまとめて、共有することを思いつきました。
Traktorの普段の仕込み作業(Cue設定やアナライズ、ビートグリッド調整など)をYosemite側で行って、そのデータをMountain Lion側のTraktorでも使えるようにしたい。
これ、結構簡単にできます。
私がやった方法は、Traktorの設定ファイルが詰まっている「Traktor Rootフォルダ」をYosemiteのパーティションにおいて、それをMountain Lion側から読みに行くように設定しました。
具体的な手順
Moutain Lion側のTraktorの環境設定にを呼び出して、「File management」タブをクリック。
次に、設定画面中段あたりにある、Directoriesの「Root Dir」の右端の「…!」と表示されている選択ボタンを押して、自分が使いたいRootディレクトリ(フォルダ)を選択する。
私の場合は、YosemiteのTraktorで使用しているTraktorのRootディレクトリ(フォルダ)を選択。
その場所は、Musicフォルダ内に設置しているNative instrumentsフォルダの中にある「Traktor(バージョン番号)フォルダ」。
※ Macの場合、Traktorの初期設定では、ホームフォルダ内の書類フォルダに、Native instrumentsフォルダが設置されます。その中の「Traktor(バージョン番号)フォルダ」がRootディレクトリ(フォルダ)です。
これで、Yosemite側のTraktorとMountain Lion側のTraktorのデータがシームレスに共有されます。
問題発生
しかし、ここで問題発生。
Yosemite側のTraktorでアナライズ済みの曲が、Mountain Lion側のTraktorで読み込むと、再アナライズされてしまう。
とりあえずすべての曲を「Check Consistency」にかけると、ほぼすべての曲が、「tracks not analyzed」と表示される。
おかしいと思いつつも、仕方がないので、Mountain Lion側のTraktorでもう一度すべての曲を再アナライズする。
で、次は逆に、Yosemite側のTraktorですべての曲を「Check Consistency」にかけてみる。
どうしたことか、ほぼすべての曲が「tracks not analyzed」と表示される。。
ええ? なんで??
理由は、Yosemite側のTraktorのバージョンが最新版の2.10.3で、Mountain Lion側のTraktorが2.6.8で、バージョン違いなことが問題のようだ。
どうやら、この2つのバージョンでは、アナライズデータを共有できないっぽい。
(自分の環境では。もしできた方がいたら教えてください。)
Yosemite側に最新版のTraktorを入れておきたい理由も特にないので、Yosemite側も2.6.8を再インストールして、両方を同じバージョンに統一しました。
これで、Traktorのデータを、YosemiteとMountain Lionの間でシームレスに共有できるようになりました。