MacでTraktorを使用しているユーザーを悩ましてきたCore Audio関連の不具合。
NIのTraktor製作チームとベータテスト参加ユーザーの間で、現在もテストが続いていますが、Traktorユーザーフォーラムにも、その経過報告が、ちらほらと寄せられはじめています。
一部のベータテスト参加ユーザーの書き込みでは、
macOS SierraとTraktorの組み合わせでは、(長時間のプレイでも)音質劣化やオーディオ・ドロップアウト(音飛び)などの不具合が解消されてるということです。
しかし、まだTraktor製作チームからの公式な発表はありません。
参照元:
Testing MacOS Sierra Public Beta !!! Core Audio is fixed” 100% percent confirmation. | NI Traktor Forumのスレッド
Macの新OS・Sierra自体、まだ公式にはリリースされていないベータ版の状態なので、Native instrumens社はそれらの組み合わせの動作保証はしていません。
今のところは、いわゆる人柱状態です。
上記のスレッド作成者でTraktorフォーラムメンバーのMichaelKMusic氏の報告によると、
MacOS Sierra public beta 6 と Traktor 2.10.3.29の組み合わせで、約5時間に及ぶテストを実行。
その結果、今までにあった不具合は全く確認されなかったということです。
彼のセットアップは以下の状態。
4Decks使用で、
そのうちの2DecksをDVS。
他の2decksをStems若しくはRemixdeck。それにエフェクト。
それらにキーロック機能もオン。レイテンシーは128。サンプルレートは、41000 hz。
この状態でもCPU使用量は30%だったそうです。
また、彼の考察では、最近のTraktorは、機能が増えたことによりPCのスペック要求が高くなっているので、ロースペックのPCを使用していると不具合も多くなるのでは?ということです。
※ 個人的には(経験上)、Traktorに関しては、2013年以降のMacBook Airや2011年の非レティナMacBook Proクラスの性能のPCなら、動作に問題はないと思っていますが、、。
(ただし、上記のMichaelKMusic氏のような特盛MAXなセットアップだと、MacBook Airレベルだとキツいのかもしれませんが。)
これらの情報は、まだ数人のテスターのみからの報告なので完全に鵜呑みにすることはできませんが、期待は持てそうです。
もしご自分でもmacOS SierraとTraktorでテストをしてみたい場合は、外付けのSSDやHDDにSierraをインストールして、そこにTraktorを入れてテストしてみるのが、安全な方法かと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=afO3xilQUYw