PluginBoutiqe社の恒例のビデオブログ『Top 5 Friday』誌上にて、UKのドラムンベース系音楽プロデューサーTim Cant氏が、『ローファイ・プラグイン』のトップ5を発表しています。
ここ最近、各社こぞって開発・リリースが行われているローファイ系エフェクトツール。その中から5つのプラグインをTim氏が選りすぐっています。
以下の各プラグインに対する評論は、Tim Cant氏のコメントの意訳です。
それで、参りましょう。
Top 5 Friday | Best Lofi VST Plugins
5. Beatskillz That Thing
That Thingは、BeatskillzとAudioThingのコラボレーションから誕生したプラグインです。
このローファイプロセッサーはマルチエフェクトとして古典的なギアの音を再現することを目的とします。
特別かつ独特のエフェクトがたくさん入っています。アナログモデルのコーラス効果に加えて、ビニール(レコード)、テープ、チューブによるレクリエーション(再創造)を選択して、個々のトラックやバスにキャラクターを追加することができます。
古典的なサンプラー技術を駆使するためのビットクラッシュコントロールもあります。
そしておそらく最も興味深いのは、都市の音、森林の音など、実世界の雰囲気を追加するための「自然」の選択のサウンドです。
4. Devious Machines Texture
テクスチャは、エンベロープフォロワーによってトリガーされるサンプラーのような機能を持つユニークなサウンドデザインツールです。
あなたがすでに持っているオーディオチャンネルに新しいサウンドをレイヤーし混ぜ合わせてユニークなサウンドを作ることができます。
詳細記事:
*現在、セールもやっています。
3. AudioThing Vinyl Strip
上記5番で、AudioThingの技術が搭載された「Beatskillz That Thing」が登場していますが、AudioThingの自社ブランドのローファイ効果は少し異なります。
こちらの『VinylStrip』。
Lo-fi効果の6つのモジュールが搭載されています。
この6つのモジュールは、Compression、Distortion、Reverb、EQ、Vinyl、Sampler、そしてMasterパネルで構成されています。
加えて、これら6つのエフェクトモジュールは、ユーザーの好みの順序に並び替えることが可能です。
また、使わないモジュールは、自由にオン/オフをして切り替えることができます(CPUの節約にも貢献)。
Vinyl Stripは6つのモジュールを搭載したマルチエフェクトプラグインです。
ディストーション、コンプレッサー、ビットクラッシャー、チルトEQ、ヴィンテージリバーブ、ビニライザの6つのモージュールを装備しています。
各モジュールは簡単なドラッグアンドドロップで任意の組み合わせで配置できます。
Vinyl Stripは、サンプルとトラックに、生き生きとしたフィーリングとオールドスクールな感触を加えて、デジタル環境でクラシカルなバイニール・レコードのサウンドを作成することに長けています。
プラグインは、CPU上で軽量になるように最適化されています。
特徴
- 6つのモジュール:ディストーション、コンプレッサー、ビットクラッシャー、チルトEQ、ビンテージリバーブ、ビニライザー
- すべてのモジュールはドラッグアンドドロップで配置できます
- CPUの軽量化
- ランダマイザー付きプリセットシステム
2. iZotope Vinyl
この古典的なエフェクトは、フリープラグインです
機械的なノイズ、摩耗、電気的ノイズ、ほこり、スクラッチ、ワープなどのビニールスタイルのプロパティに別々のフェーダーを使用できます。
VinylのMono / Stereoスイッチ、decade selector(10年セレクター)、RPMの選択、およびスピンダウンボタンをエミュレートする停止ボタンを、関連するソニックと共にエミュレートしています。(最もフル装備のビニールエミュレーションがそこにあります。)
Vinylは、最新のプラグインではないかもしれませんが、それは曲にローファイサウンドを入れたいときに適しているでしょう。
1. XLN Audio RC-20 Retro Color
XLNAudio社製『RC-20 Retro Color』。多機能かつ、わかりやすい操作性。グッとくるサウンドで、人気の高いプラグインです。
詳細記事あります:
*現在(6月12日お昼頃までの)短期セール中です。
個人的にもお気に入りのエフェクトプラグインです。