Loopmasters社が開発している最先端の音楽制作補助ソフトウェア&サンプル図書館クラウドサービス『Loopcloud』。
細やかな機能の刷新&追加が行われたLoopcloud 6がリリースされました(2021年4月)。
新しいAI検索技術の導入によりプロデューサーやミュージシャンが必要なサウンドをより早く見つけることが可能になっています。
加えて、3つの新しいエフェクト、ユーザーコンテンツのAIタグ付け、直感的なエクスポートオプションなどの機能も追加されています。
LoopCloud 6の新機能
関連記事リンク:LoopCloudとは?
Loopcloud 6のざっと見紹介動画(1分26秒):
- 今までLoopCloudを使用されてきた方はLoopCloud 6へ追加料金無しでアップデートできます。
- これから初めてLoopCloudを利用される方は自動的にLoopCloud 6を使用できます。
今回メジャーバージョンアップされたLoopCloud 6には、新機能の追加と細やかな改良が行われています。以下にそれらの機能を紹介します。
LoopCloud 6があなたが欲しいサウンドを探す手助けしてくれます
Loopcloudの新しいオーディオフィルターにより、あなたの頭の中に浮かんでいる完璧なサウンドを簡単に見つけることができます。
トーン、長さ、ステレオ、BPM、スウィング、リズム密度、アタック、ディケイのスライダーを使って必要な特性を見つけ、各カテゴリーに特定の範囲を設定して検索を絞り込むことが可能です。
AIによるサンプルとループの探索機能(サウンドマッチング・アルゴリズム)
好きなサンプルを見つけたら、そのアイデアをもとに、ハーモニーやリズムにマッチしたサウンドを作りましょう。
「サウンドマッチング」アルゴリズムの助けを借りて、Loopcloudは自身のライブラリとあなたのコレクションを検索し、あなたのソースサウンドとシームレスに動作するサンプルとループを見つけ出します。
*これは音楽制作のための裏技とまでは言いませんが、クリエイティブなアイデアを瞬時に呼び起こす手助けになるでしょう。
似た感じのサウンドに入れ替えてみる
見つけたサンプルは、良い雰囲気なのに、自分のニーズにイマイチ合わないなぁと感じる場合は、「Find Similar Sounds」(似たサウンドを探す)をクリックしてみてください。
このユニークな機能は、現在持っているサンプルと「似た感じの音」を持つコレクションを瞬時に表示し、パズルの足りない部分を見つけてくれます。
新しいパターンとエフェクト(EQ、Tonebox、Compressor)を追加
Loopcloudのエフェクトラックが拡張され、3つの新しいエフェクトが追加されました。EQ、Tonebox、Compressorです。
もちろん、各エフェクトのパラメーターは好みに合わせて調整することができます。
加えて、すぐにインスピレーションを得られるさまざまなプリセットから選ぶこともできます。
また、アルペジオ、ベースライン、リズムなどを作るための新しいクリエイティブパターンも追加されています。
好きなように書き出す
プロデューサーにはそれぞれ独自のワークフローがあるので、自分に合った方法を選べるように、「書き出し」オプションを更新しました。
「エクスポート」ボタンを使用してサウンドをDAWに直接ドラッグするか、クリックしてクリップボードにコピーし、必要なエクスポートオプションを選択しましょう。
Loopcloudは、お気に入りの設定も記憶します。
エクスポートされたサウンドは、DAW内で処理、未処理、グループ化、さらには個々のトラックに分割することができます。
目に優しいダークモードを追加
他の人が眠っている間、ミュージシャンは最も生産的な時間を過ごしています。この点を考慮して、夜遅くまで創造性を発揮できるように、洗練された新しいダークモードを導入しました。
Loopcloud 6のデモ動画(日本語)
*全て日本語のナレーション解説が入っています。
Loopcloud 6 まず始めに | チュートリアル(7分14秒):
LoopCloudが初めての方向けの動画です。
Loopcloud 6 新しい機能の紹介 (4分):
求めるサウンド瞬時に探し出す新しい検索機能(9分):
自分のサウンドを追加・管理する方法(4分):
Loopcloud 6の編集機能の紹介(5分50秒):
Loopcloud 6で搭載されたエフェクト機能の使用方法(6分44秒):
LoopCloud 6:無料で使える2つの便利なプラグイン「DRUM」と「PLAY」の使用法(5分21秒):
LoopCloud 6に搭載されている8つのマルチトラック機能の使用方法(5分29秒):
Loopcloudを初めて使ってみたい方へ
Loopcloudは、月額:7.99ドル、または年額:79.9ドルで利用できます。
Loopcloudの各プランについて
Loopcloudの契約方法には「月々の契約」と「一年間の契約」があります。
年契約の方がトータルでは安くなります。
しかし、自分に合うかどうかもわからない状態で一年契約するのは現実的ではないのはLoopcloud側も良く承知で、一年契約をしてみようと考えている方に2ヶ月の無料期間を提供しています。
この2ヶ月の間は完全に無料でLoopcloudの全ての機能を利用することができます。
一ヶ月ごとの契約
Loopcloudの3つのグレード(月々の契約):
- Artist(7.99ドル)
- Studio(11.99ドル)
- Professional(21.99ドル)
- 契約時にクレジットカードまたはPaypalを用いた支払先登録が必要です。
- 金額的に一番お得になるのは、十ヶ月分をまとめて支払うとことで十二ヶ月分になるプランです(年契約プラン:Annual plan)。
年契約プラン:Annual plan
Loopcloudの3つのグレード(12ヶ月間の契約):
- Artist(79.99ドル)
- Studio(119.99ドル)
- Professional(219.99ドル)
- 契約時にクレジットカードまたはPaypalを用いた支払先登録が必要です。
- LoopCloud『KHORDS』(通常価格:89ドル)が無料で貰えます(エレクトリック系に強いシンセ)(後述します。)
Loopcloudの特典『無料のdaily sound』
毎日無料のサウンドがもらえます。各グレードでもらえるサウンド数に違いがあります。
- Artist(毎日:10サウンド)
- Studio(毎日:25サウンド)
- Professional(毎日:50サウンド)
Loopmasters以外のサウンドもクラウドに保存してLoopcloud内部で使用することが可能に
すでに膨大なサンプルライブラリを持っている場合、この機能は非常に有効です。
ユーザーがすでに所有しているサンプルライブラリをLoopcloudに統合することが可能です。
各グレードで使用出来るクラウドストレージのスペースに違いがあります。
- Artist(5GB)
- Studio(50GB)
- Professional(250GB)
私は(ストレージ量50GBの)Studioしていますが、これが地味に便利です (必要なサンプルのみ25GBほどLoopcloudにぶち込みます)。
サンプルを一箇所で集中的に管理できるようになり、作業効率が格段に向上しています。
すでにLoopcloudをご利用の方へ
Loopcloud の右上にあるドロップダウンメニューをクリックし、「Check for Updates」をクリックすると、最新のLoopcloudにアップグレードできます。
また、こちらからアップデートをダウンロードすることもできます。アップデートをダウンロードしてインストールすれば、すぐに使用できます。
Loopcloudのサポートについて
Loopcloudに関するフィードバック、問題、または質問がありましたら、サポートチーム(support@loopmasters.com)までご連絡ください(返信に時間はかかるそうですが日本語でもOKだそうです)。
LoopCloudの詳細記事リンク:
既存のユーザーの方向けのアップデートページリンク: