数あるコンプレッサープラグインの中でもモンスター級の機能を誇るMeldaproduction「MTurboComp」。
MTurboComp:強烈な多機能コンプレッサー・スイート
MTurboCompは、 名だたる往年のヴィンテージ・アナログ・コンプレッサーを多数エミュレートする究極のコンプレッサー・プラグイン。
Meldaの中でも人気の製品。これ、なにげに凄いコンプです。
名だたる(有名どころの)アナログビンテージコンプ(一台買うだけでドえらい価格)十種類以上(14台)が内蔵されています。
2024年2月15日:搭載コンプレッサーのエミュレーションが14機から19機に増えています。
これ一台持っておけばもうコンプは十分だろう!ってくらい盛りだくさん。
加えて、編集モードを使うと、なんと!自分のオリジナルのコンプが作成できるのです。(誰が作るのでしょう。。)しかもこの機能に比せずCPU負荷はそこそこ軽い。
MTurboCompは、Meldaのプラグインの中では表向きはシンプルでなにげに使いやすい。しかしのそ内実は超絶多機能。コスパも最強クラスのプラグインです。
デモ動画
ざっと見紹介動画(1:47・自動翻訳の日本語字幕可能):
オーディオデモ(6分):
【日本語】デモ動画(12分):
開発元MeldaProductionによる紹介動画(13分):
MeldaProductionの製品デモでおなじみのChandler guitar氏による「MTurboCompを使用したミッドサイドおよびマルチバンド」のデモ(13分):
『MTurboComp』について
MTurboCompとは?
MTurboCompは、古典的なビンテージアナログコンプレッサーのほとんどをエミュレートする究極の(それだけではない)コンプレッサーです。
信じられないほどのサウンド、非常に高速なワークフロー、多数の追加機能。
それに加えて、忘れてはならないMTurboCompの究極の機能は、ユーザー自身のスーパーコンプレッサーを設計することができることです。
(自分与野のオリジナルのオーダーメイドなコンプを作成できます。)
より早く、より簡単に使えるコンプレッサーに刷新
MTurboCompは、ワークフローが大幅に高速化されています。
UIの右側にある多くの「クラシックコンプレッサーのエミュレーションスイッチャー」にでアクセスすることで、MTurboCompに搭載されている多数の往年の名器から、ユーザーはただお気に入りのコンプをワンクリックで選んで、各パラメータでサウンドを微調整するだけです。
しかし、それで終わりではありません。
コンプレッサーは、オーディオエンジニアの中で最も使い古されたツールの1つですが、それでも数十年前の設計とコントロールに基づいているため、使用が非常に困難です。
MeldaのMTurboCompに搭載した様々な種類の名コンプですが、それらの圧縮量はどのように制御するのでしょう?
このような基本的な作業でも、出力レベルを変更せずに圧縮量を決定することはほとんど不可能です。
コンプといっても色々です。
そこで、Meldaは、新しい独自基準設ける自由を選択しました。
それはどういうことかというと、、
MTurboCompがエミュレートするすべてのコンプレッサーのGUIをほぼ同じにすることにしました。
これにより、ユーザーは今、何をすべきかを容易に把握でるようになっています。
また、各コンプのオリジナルのコントロールはもちろん備えていますが、それ以上の機能を追加しています。
出力レベルへの最小限の変更で圧縮量を制御するコンプレス、キャラクターを追加するためのサチュレーション機能、パラレルコンプレッションのためのドライ/ウェット・コントロール、およびファイナル、サイドチェーン入力、ディテクターのハイパス、ローパス、ピークフィルター、 など、オーディオ素材に合わせてコンプレッサーを簡単に調整できます。
もちろん、自動ゲイン補正、安全リミッター、MS処理、A-HスナップショットなどのMeldaの定番的機能も盛り込まれています。
機械学習によって設計されたエミュレーション
プラグインの開発者は通常、回路とテスト信号を分析してビンテージコンプレッサーをシミュレートします。
この方法では、単一のコンプレッサーをエミュレートするのに長い時間がかかり、あらゆる種類のエラーが発生しやすくなります。
私たちMeldaProductionの開発陣は、それとは異なるアプローチを取りました。
まず、ほぼすべてのコンプをシミュレートできるように、非常に用途の広いダイナミクスプロセッサを設計しました。
そしてその後で、それらの個々のコンプの制作のために手動で設定することを敢えてしませんでした。
(そうです、コンピューターにそれらの設計をさせました。)
コンピューターの機械学習のおかげで、私たちは記録的な速さで12種類以上のクラシックコンプレッサーの優れたエミュレーションの開発を達成することができました。
しかしながら、それらクラシックコンプレッサーとMTurboCompのエミュレーションが全く同一のものにはなっていないと思います。とはいえ、元のハードウェアコンプでも、それぞれのマシンは(それらが同一のモデルであっても)同じサウンドにはなり得ません。
しかし、MTurboCompの方がオリジナルのサウンドよりも良いかもしれません。それはユーザーの皆様が肌で感じてみてください。
あなた独自のスーパーコンプレッサーを作ることができます
多くのコンピューターで音楽を制作している現代的なプロデューサーは、おそらくビンテージツールについてあまり興味を持たないかもしれません。
しかし、MTurboCompは、その考えを覆すことができるでしょう。
MTurboCompの非常に優れたポイントは、新しいダイナミクスプロセッサをあなた自身が発明できることです。
4つのレベルディテクターが並行して実行され、それぞれが入力またはサイドチェーンをたどり、あらゆる種類の設定と変換曲線、フル機能のダイナミックイコライザー、2つのサチュレーターを使用したりと、気が遠くなるほど多くのことができます。
モジュレーターで数えればほとんど何でもできちゃいます。
では、入力とサイドチェーンの両方を同時に聞くのはどうでしょうか?
または、異なる設定でスペクトルの異なる部分をフォローしますか?
あなたは、おそらく、MTurboCompを使っていくうちに、もっと良いアイデアを思いつくことができるでしょう。
特徴
- 先進的なユーザーインターフェース – スタイラス、リサイズ可能、GPUアクセラレーション対応
- 初心者向けの簡単な画面とプロフェッショナル向けの編集画面の2つのユーザーインターフェース
- クラシックなメーターとタイムグラフを備えた独自のビジュアライゼーションエンジン
- 独自の一般化されたダイナミック・ディテクター(ダイナミック検出器)
- ドライ/ウェット制御によるパラレルコンプレッション(並列圧縮)
- 独自のテンポラリーゲイン機能
- 汎用性の高い8種類のモジュレータ
- 32種類のマルチパラメーター
- M/S、シングルチャンネル、最大8チャンネルのサラウンド処理
- 自動コンペンセーション補正(AGC)
- セーフティリミッター
- アップサンプリング1x-16x調整可能
- MIDI学習機能付きMIDIコントローラー
- 64ビット処理と無制限のサンプリングレート
- 最新のAVX対応プロセッサーに最適化された超高速処理
- グローバルプリセット管理、オンラインプリセット交換機能
- WindowsとMacのVST、VST3、AU、AAXインターフェースに対応、32ビットと64ビットの両方をサポート
- アクティベーションにドングルやインターネット接続は不要
- 無期限無料アップデートを提供
システム要件
Windows
- Windows 8 / 10 / 11 (64ビット)
- VST / VST3 / AAX 互換ホスト (64 ビット)
- SSE2 をサポートする Intel/AMD プロセッサー
Mac OS X
- macOS 10.14 以降 (64 ビット)
- VST / VST3 / AU / AAX 互換ホスト
- SSE2 をサポートする Intel/AMD/M1 プロセッサー
- ネイティブ Apple Silicon ARM CPU サポート
MTurboCompのUI
MeldaProductionのプラグインはGUIの種類が豊富です。
簡単操作で使用できる「イージーモード」
イージーモードでは、事前に用意されたデバイス(UI左側)ごとにUIが変化します。
使用者がプラグインの深いところまで自由に設定を変更できる「エキスパートモード」
(エキスパートモードではUIの色やデザインを細かく選ぶことができます。)
関連事項
ドラムンベースプロデューサーのティム・カントが選ぶ「コンプレッサープラグインTOP5」ではMTurboCompは二位に。
MTurboCompの「シンプルモード」の使い方はとても簡単です。
入力ゲイン、スレッショルド、レシオを設定し、コンプレッション・ノブを押すと、出力音量はそのままで、コンプレッションのレベルを調整することができます。
また、サチュレーション・ダイヤルや、サイドチェイン・フィルタリングなどの通常の機能もあります。
しかし、MTurboCompが本当に技術的なものになるのは、ボンネットの中(エキスパートモード)に入ってからです。
ここでは、アタック、リリース、タイプ、ディレイを備えた4つのエンベロープ・フォロワー、それぞれにスレッショルド、レシオ、ニー、レンジを備えた4つのプロセッサー、ダイナミックEQ、2つのサチュレーション・モジュールを調整することができます。
このマシンの複雑なインターフェイスを乗り越えることができれば、これはまさにエキスパートのための究極のコンプレッサーと言えるでしょう。
管理人メモ
MeldaProductionのプラグインについて
MeldaProductionの特徴
良い点:
- 多機能
- 高品質なサウンド
- 多機能に比例しないリーズナブルな価格
- 全てのプラグインのUIが拡大縮小自由自在
- アップデート費用無し(一生涯アップデート無料)
- ほぼすべての製品が頻繁にアップデート&改良されている
欠点:
- UIが古臭い。(現行のV15で大幅に改善されました)
- UIやサウンドなどが独特で好き嫌いがはっきりしている傾向。(嫌いな方は全く受け付けないようです。)
- (プラグインによって)マシンへの負荷が高いものがある。
- (多機能だが)Turboシリーズは高価。
MeladaProductionの製品群は、ここ最近のアップデート攻勢で品質がじわじわ向上しています。そのせいもありファンが増えてきました。
MTurboCompのセール情報
通常価格:220ドル
セール特価:99ドル(55%OFF)2024年7/1夕方まで
*購入地点の設定により価格が若干変化します(詳細記事)。
*上記の製品を購入時に、以下の製品が無料でプレゼントされます。
ADSR
通常価格:242ドル
*セール元のADSRでは、上記の製品を購入時に以下の製品が無料でプレゼントされます。
*主なセール価格の推移:
- 2023年11月:220ドル → 110ドル
- 2022年11月:220ドル → 110ドル
- 2022年9月:220ドル → 110ドル
- 2022年2月:220ドル → 110ドル
- 2021年7月:220ドル → 96.8ドル
- 2021年6月:220ドル → 110ドル
- 2020年11月:220ドル → 110ドル(@ブラックフライデー)
- 2021年2月:220ドル → 97ドル