
RoEx『Automix Pro』は、AIがゲインステージング、パンニング、EQ、コンプレッション、リバーブを自動処理し、マルチトラックのミックスとマスタリングを数分で完了するクラウドベースのサービスです。
ロンドンのクイーン・メアリー大学の研究成果を基に開発されたAIミキシングツールです。
DAWへのプロジェクト書き出しにも対応しています。
『Automix Pro』の要点

Automix Proは、ミキシングの技術的な工程をAIに任せたい音楽制作者向けのオンラインミキシングサービスです。ユーザーはマルチトラックのステム(WAV形式)をアップロードし、ジャンルやパンニングなどの基本設定を指定するだけで、AI自身ががレベルバランス、EQ、コンプレッション、リバーブを自動調整したミックスを生成してくれます。
最大32トラックのマルチトラックミキシングに対応しており、ポップス、ロック、エレクトロニック、ヒップホップなど様々なジャンルに適応した処理が可能です。
単なるミックスだけでなく、AIマスタリング、ノイズリダクション、リファレンスマッチング(指定した楽曲の音響特性に合わせたマスタリング)といった機能も備えています。
特筆すべきは、ミックスセッションをAbleton LiveプロジェクトやDAWprojectファイル(Bitwig、PreSonus Studio One対応)として書き出せる点です。これにより、AIが作成したミックスをベースに、自身のDAWで微調整を加えるというワークフローを実現させることができます。
主な用途は、宅録デモのクオリティアップ、納期の迫った楽曲のクイックミックス、ミキシングに不慣れなビギナーやDIYアーティストの最終調整など。
また、Mix Reports機能を使えば、AIが施した処理の意図をレポートとして確認できるため、ミキシングの学習ツールとしても活用できます。
デモ動画
ざっと見動画(1分)
RoExのAutomixを使って16トラック以上のオーディオトラックを数分でミックスする方法(8分17秒)
Ableton LiveでAIミックスを開く方法 – Automix by RoEx(1分33秒)
『Automix Pro』の詳細
AIによるマルチトラックミキシング
Automix Proは、最大32トラックのオーディオステムを同時に処理できます。AIが各トラックのゲインステージング、パンニング、EQ、コンプレッション、リバーブを自動的に設定し、バランスの取れたミックスを生成します。すべての設定は楽曲に適応する形で調整され、DAWの標準プラグインを使用して処理されます。
DAWへのプロジェクト書き出し
ミックスセッションをAbleton LiveプロジェクトファイルまたはDAWprojectファイルとして書き出せます。DAWprojectはBitwig StudioやPreSonus Studio Oneに対応しており、AIが作成したミックスをベースに、ユーザー自身がDAW上で最終的なクリエイティブな調整を加えることが可能です。各トラックの設定やエフェクトはそのまま引き継がれます。
AIマスタリング
Automix Proにはスタンドアロンのマスタリング機能も搭載されています。ジャンルや目標ラウドネスに応じてAIがマスタリング処理を行い、あらゆる再生環境でバランスの取れたサウンドに仕上げます。
リファレンスマッチング

指定したリファレンス楽曲の音響プロファイルに合わせてマスタリングを調整する機能です。ダイナミックレンジ、ラウドネス、ステレオイメージ、トーンバランスをリファレンスファイルに基づいて最適化します。
オーディオクリーンアップ
AIによるノイズリダクション機能で、録音環境が不完全な場合でもヒス、ハム、背景ノイズを除去し、ボーカルやドラムなどの主要な要素を際立たせます。
ミックスレポート

AIが施したミキシングの判断根拠を詳細なレポートとして確認できます。各処理がどのような意図で適用されたかを理解できるため、ミキシングの学習にも役立ちます。
クラウドストレージ
5GBのセキュアなクラウドストレージが付属し、複数のプロジェクトを管理できます。
システム要件
- Webブラウザベースのサービス(専用プラグインのインストールは不要)
- 安定したインターネット接続が必要
- DAW書き出し機能を使用する場合:Ableton Live、Bitwig Studio、またはPreSonus Studio Oneが必要
- 対応OS:macOS、Windows(ブラウザ経由のためOS非依存)
- 対応ブラウザ:最新のChrome、Firefox、Safari、Edge推奨
- 対応オーディオ形式:WAV、MP3、FLAC
製品レビューのまとめ
長所:
- 3分程度の楽曲であればアップロードからミックス・マスタリング完了まで約1分と非常に高速である点
- プロフェッショナルなバランスのミックスが得られる点
- DAWへの書き出し機能によりAIを出発点として手動調整が可能な点
- 楽曲データをAIの学習に使用しないというプライバシーポリシー
短所:
- ミックスの品質にばらつきがあり、特に低域の温かみが不足したり、全体的に明るすぎる傾向が出る場合があるという指摘。
- 複雑なプロダクションやニッチなジャンルではAIの処理が汎用的になりすぎるという意見。
- クリエイティブな意図を細かく反映したい上級者には物足りなさを感じる場面がる。
競合と考えられそうな製品は、iZotope Ozone(AIマスタリングに特化)、LANDR(同様のAIマスタリングサービス)、Masterchannel(AIマスタリング)など。
一方で、Automix Proが持つ最大の差別化ポイントは、マスタリングだけでなくマルチトラックミキシングまでAIがカバーしている点。それに加えて、DAWプロジェクトとしての書き出しに対応している点です。特にAbleton Liveとの統合は他社製品にはない独自の強みとなっています。
**セール情報**

通常価格: 14.99ドル/月(Automix Proサブスクリプション)
セール特価: 情報なし(サブスクリプション型のため定額制。年払いで約33%割引あり)


