
『Ohmicide-S』は、2007年の初代「Ohmicide」以来18年の歳月を経てフルリニューアルされたマルチバンドディストーションプラグインです。
Skrillexが名指しで愛用プラグインとして挙げた伝説的名機を、現代の制作環境に合わせて再設計した製品です。111種類ものアルゴリズムと包括的なモジュレーション機能が追加されています。
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Ohmicide-S セール
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『Ohmicide-S』の要点

『Ohmicide-S』は、サウンドの僅かなサチュレーションから大胆な破壊的処理まで、1つのプラグインで完結する万能なマルチバンドディストーションツールです。
プロデューサーのRed Force氏が率いるOhmforceが、15年以上にわたるユーザーフィードバックを反映して再構築した作品です。2025年7月にリリースされ、マルチバンドディストーションの分野で注目されています。
ドラムやベースへの重み付けと歪みの付与、サウンドデザインの素材作り、ミックスバスでの倍音付加など、サウンドを「強化」する用途と「完全に作り変える」用途の双方を1台でカバーしています。
Sub-bass用のXバンドが常に確保されているため、ミックスバスのローを守りつつハイやミッドを大胆にドライブさせるといった処理も直感的に行えます。
主な用途:
- ドラムバスやキックへの重みと歪みの付与(ダブステップ、EDM、ヒップホップなどで威力を発揮)
- シンセリード、ベース、ボーカルへの倍音とサチュレーションの追加
- マスターバスやミックスバスでの穏やかなラウドネス強化
- サウンドデザイン素材のテクスチャー加工とグラニュラー的な処理
- ローカット多用時にも安心して使えるXバンドによる低域の保全
EDM、トラップ、ダブステップ、メタル系のリプロデューサーを中心に、2000年代からドラム&ベースのトッププロデューサー、Trent ReznorやSkrillexといった著名アーティストにも支持されてきた系譜の最新版です。
デモ動画
紹介動画(4:39):
人気の解説者Venus Theoryさんによる紹介動画(18分):
サウンドデモ動画(1時間):
デモ&レビュー(26分):
『Ohmicide-S』の詳細

111種類のディストーションアルゴリズム × 3つのモード
Ohmicide-Sの核となるのは、37種類・各3モード(STD/XXX/ODD)の合計111アルゴリズムという、現行のディストーション系プラグインとしては最多クラスとも言える広大なサウンドパレットです。
アルゴリズムは大きく「Classics(ギターアンプ、コンソール、ターンテーブルなどアナログ増幅のエミュレーション)」「Edgy(鋭いキュービックやV字型などシンセリードを激しく轟かせる系)」「Wacky(タイムフリーズ、ジェリーフィッシュなど実験的サウンド)」の3系統にカテゴライズされています。
3つのモードは、STD(デジタル的な明快さ)、XXX(アナログライクな温かみ)、ODD(破壊的・グリッチ寄りの独創性)というキャラクターを使い分ける設計で、ベースの太いドライブからシンセのスクリーミングリード、シネマティックなテクスチャーまで、ジャンルと用途に応じて自在にキャラクターを切り替えられます。
7バンド構成のマルチバンドプロセッシング
初代Ohmicideの特徴であったマルチバンド設計を継承し、最大7バンドの独立したプロセッシングが可能です。各バンドにはディストーションに加えて、ノイズゲート、フィルター、フィードバックジェネレーター、ダイナミクス(アップワードコンプレッサー/エキスパンダー)、M/S処理、モノ/ステレオ切り替え、Mixコントロールが搭載されています。
Pre/Postバンドの直列ルーティングとパラレルルーティングを自由に組み合わせられる新設計のルーティングマトリクスにより、「ローだけ別処理、ミッドとハイを直列で連続ドライブ」といった複雑な信号フローも視覚的に組み立てられます。
ロエンド専用のXバンドは別系統として常に保持できるため、キックとベースの量感を失わずにハイエンドの倍音を追い込むような処理も容易です。

Macros²(マクロズ・スクエアド)システム
Ohmicide-Sで新たに導入されたのが、4基の大型マクロノブによる「Macros²」システムです。複数のパラメータを1ノブにまとめてマッピングし、コントロールレンジや応答カーブも両端で設定可能という、表現力重視のラージコントロールです。
ライブパフォーマンス中のサウンドシェイプから、トラックの最後の一押しまで、1ノブで複雑な操作を完結できる実用性を備えています。プリセットの操作性を底上げする実用的な新機能です。
包括的なモジュレーションエンジン
もう一つの大きな新機能が、LFO、ステップシーケンサー、ADSR、エンベロープフォロワーなどを自在に組み合わせられるモジュレーションマトリクスです。
Ohmicide-Sではほぼ全てのパラメータがモジュレーション可能で、「時間とともに歪みのキャラクターが変動するキック」「リズミカルに開閉するフィルター」などを、サードパーティのLFOプラグインを使わずに構築できます。ダブステップ、IDM、ヒップホップなど、モーションのあるディストーションが要求されるジャンルで特に強力な武器になります。
108種類のファクトリープリセット
Keepforest(オリジナルOhmicideの開発に関わったサウンドデザイナーチーム)を含む30種類の新プリセットを含む合計108種類のプリセットが付属します。
ビジュアル性の高いバンク分類と、UI内ドキュメントを統合した新設計のプリセットブラウザが搭載され、大量のプリセットライブラリでも迷わず目的のサウンドにアクセスできます。試聴用のプレビュー時間も短縮され、日常的なプリセットブラウジングの体験が大幅に向上しています。

主な仕様
- 111ディストーションアルゴリズム(37タイプ × 3モード:STD/XXX/ODD)
- 7バンドの独立プロセッシング(Pre/Post/X含む)
- ノイズゲート、フィードバック、フィルター、M/S処理、モノ/ステレオ切替を各バンドに搭載
- アップワードコンプレッサー/エキスパンダーによる内部ダイナミクス制御
- 4マクロのMacros²システム
- LFO、ステップシーケンサー、ADSR、エンベロープフォロワー対応モジュレーション
- 108ファクトリープリセット(Keepforest製30種を含む)
- プリ/ポストルーティングとパラレルルーティング対応マトリクス
システム要件
- macOS Monterey 12.7.2、Ventura 13.6.3、Sonoma 14.2.1、Sequoia 15(Intel & Apple Silicon対応)
- Windows 10、Windows 11(ARMプロセッサ非対応)
- プラグインフォーマット:AAX(64bit)、AU(32/64bit)、VST2(32/64bit)、VST3(64bit)
- 対応DAW:Logic Pro 10.8、Pro Tools 2023、Ableton Live 11、Cubase 13、Nuendo 13、Studio One 6、REAPER 7、FL Studio 21、Reason 12.5、Maschine 2、Cakewalk by Bandlab
- 推奨:4GB RAM、4コアCPU(3.4GHz以上)またはM1、Apple Silicon対応GPU、1GB以上のストレージ
製品レビューまとめ
全項目で満点評価、さらに Sounds of Revolution Award を受賞。
レビュー本文では「オリジナル Ohmicide の魂を残しつつ、現代の制作現場に合わせて作り直した正統進化版」と紹介。特に新搭載のモジュレーションシステムについては、「ディストーションを単なる味付けから、動き・リズム・トーンを時間軸で組み立てるサウンドデザイン楽器へと押し上げた」と高く評価しています。
- プリセットは全108種、うち30種は Keepforest が監修
- 新しいプリセットブラウザはビジュアル面が強化され、UI内にドキュメントも統合
- モジュレーションによる動的な質感の作り込みは、旧バージョンとは比較にならないレベル
主なアップデートとして以下を挙げています。
- 111種類のアルゴリズムを備えた、業界トップクラスのディストーションライブラリ
- ユーザー要望を反映したルーティング設計(シリアル/パラレル/スプリット)
- 7バンドで動作するダイナミクス、ディストーション、フィルター、フィードバック生成
また、Skrillex、Trent Reznor、Illangelo といった一流プロデューサーからの推薦コメントも掲載されており、製品の信頼性を裏付ける材料となっています。
総評
ポジティブな意見:
- マルチバンドディストーションの決定版。
- ローカットを多用する場面でも安心して使える X バンド。
- Macros² の操作性がライブでも実用的。
- モジュレーションの自由度が高い。
- プリセットブラウザが使いやすい。
ネガティブな意見:
- オシレーションが強めなので、繊細なクリーン処理にはあまり向かない。
- 情報量が多いUIは、初心者にはやや複雑に映る可能性がある。
- Synth Anatomy のコメント欄では「オーバーサンプリングがなく、高ゲイン時にエイリアシングが出る」という具体的な指摘があり。
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