
エレクトリックダンスミュージック制作に特化した優れた製品を開発しているJim Credlandさんを中心としたプロジェクト「Devious Machines」。
同社のエンベロープシェイパー・プラグイン『Duck』が2020 ブラックフライデー施策でセール(17ドル)になっています。
Duckは、エレクトリックダンスミュージック系の制作現場では必須の手法であるダッキング(サイドチェーン)を非常にシンプルな操作で行うことができる優れたプラグインです。
Devious Machines『Duck』
チュートリアル動画(6分):
このDuckは、ダッキング(いわゆるサンドチェーン・エフェクト)を簡単に行うことができるプラグインです。
ダッキングとは、あるサウンドを「より静か」にして、別のサウンドのためのスペースを確保するミキシングテクニックです。
(例えば、ベースラインをダッキングしてキックドラムのスペースを確保するなど)。

このDuckでは、シンプルな操作性でダッキングの重要なコンセプトを実装している優れたプラグインです。
エンベロープ一瞬で確認できるグラフィカルなUIで、簡単にサウンドのボリュームを形作ることができるようになっています。
このエンベロープは、以下のかのいずれかの方法でトリガーされます。
- 一定のリピートレート
- MIDI
- プラグインのサイドチェーンに入力された外部オーディオ信号(このタイプのプラグインとしては珍しい)
とくに「プラグインのサイドチェーンに入力された外部オーディオ信号」でトリガーされる機能は、ブレイクビートミュージックのプロデューサーにとって便利なものになるはずです。
音楽制作におけるミックス調整を素早く効果的に行うために、Duckには2バンドスプリットモードが搭載されています。
これは、高域と低域のダッキングの量を別々にコントロールすることができます。
Duckの概要

完璧なサイドチェーン・ダッキングエフェクト『Duck』
ダッキング、またはサイドチェーン・コンプレッションは、現代音楽の決定的に重要なエフェクトの1つです(クラシックなハウスからモダンなEDMまで)。
ポンピングなハウストラックを作る場合でも、壊れたビートを作る場合でも、Duckは数秒で効果を発揮します。
Duckを使用すると、選択した速度と深さで、「繰り返すカスタムボリュームシェイプ」を簡単に設計したり、58種類のプリセットのいずれかを使用して新しい刺激的なエフェクトを見つけたりできます。
サイドチェーンコンプレッションだけでなく、Duckはトランスゲーティング、トレモロ、その他のボリュームエフェクトを使用できます。
スプリットバンドモードを有効にし、低周波と高周波を個別に調整することもできるので、サウンドをより細かくコントロールすることができます。
また、Duckはサイドチェーン入力からのオーディオまたはMIDIノートでトリガーできるため、ヒップホップやベースミュージックのプロデューサーにとってこれまでになく簡単になっています。
Duckの特徴
- プラグインをロードするとすぐにインスタントサイドチェーンポンピングが可能
- よりクリーンで、より大きく、より刺激的なミックスを作成できます
- 8つのプリセットカーブまたは58のクリエイティブで便利なダックパッチから選択できます
- 独自の曲線とリズムを描いて今すぐ使用するか後で保存でOK
- ポンプ全体を設定するか、調整可能なクロスオーバーで低帯域と高帯域に適用
- Duckをリピートモードで実行するか、サイドチェーンオーディオまたはMIDI信号を使用してトリガー
- クリックを削除するためのスムージングコントロール:LFOモードの場合の超正確なプリスムージングアルゴリズムを含む
- さまざまなポンプ効果のために、個々のトラック、グループ、またはマスターバスで実行
- CPU使用率が低いため、トラックの負荷でDuckを実行できます
- MacおよびWindows:VST / AU / AAXプラグインで使用が可能
デモ動画:
おなじみPlugin Boutiqueのジョシュア・キャスパー氏による解説動画(Googleによる自動日本語字幕表示も可能です):
以下の動画ではDuckと通常のサイドチェーンエフェクトとの違いとその有用性についてを解説しています。
セール情報

通常価格:26ドル
セール特価:17ドル
〔管理人メモ〕
去年のVSTBUZZの単発セールで9ユーロ(約1084円)が一瞬あったので最安ではありませんが、良いセールだと思います。