iZotope『Home Studio Vocal Bundle』が46%OFFのセールになっています。
iZotope『Home Studio Vocal Bundle』は、自宅スタジオ音楽家に向けたツールバンドルです。
オーディオ修復ソフトウェアの雄『RX 7 Standard』と、機械学習を搭載した「総合ボーカルアシスタント・ツール」の『Nectar 3』が含まれた製品です。(Celemony Melodyne Essential 5も付属しています。)
多くのプロミュージシャン、グラミー賞を受賞エンジニアたちが使用しているのと同じツールを自宅のスタジオで。
追記:iZotope RX Elements持ちの方専用のアップグレード版もセール(69%OFF)になっています(後述します)。
iZotope『Home Studio Vocal Bundle』
RX 7 Standardを使ってノイズの多いボーカルテイクを修復し、機械学習を搭載したNectar 3のボーカルアシスタント・ツールを使って音楽制作にプロレベルの磨きをかけることができます。
(ピッチ修正ソフトウェア『Celemony Melodyne 5 essential』も付属しています。)
超定番オーディオ修復総合ソフトウェア『iZotope RX7 Standard』
オーディオ修復系最高峰ソフトウェア『iZotope RXシリーズ』。
物凄く優秀なソフトウェアです。(iZotopeの製品を一つだけキープしろと言われたら、私は迷わずRX7を手元に残します。。)
通常の音楽家様にはミドルクラスの『Standard版』がオススメです。
一方で、ポストプロダクションなどオーディオをプロフェッショナルなレベルで扱う方にとっては、上位版のAdvancedが有利です。
RX 7の概要
iZotope社のオーディオ修復総合ツール『RX 7』は、数え切れないほどのアルバム、映画、テレビ番組で使用されてきました。
ダメージを受けたノイズの多いオーディオを原始的な状態に復元するために使用されている「オーディオのクリーンアップ」と「復元」のニーズに対応する完全なツールキットです。
スタンドアロンのRX Audio Editorアプリケーションで、問題を視覚的に認識して修復したり、お気に入りのDAWやNLEでプラグインをリアルタイムで使用したりすることができます。
RX 7 Standardには、ポストプロダクションと音楽制作の両方で、オーディオの編集、修復、復元を簡単に行える新機能とワークフローが導入されています。
Repair Assistantで、クリック音、ポップ音、ハム音、ノイズを瞬時に修正し、Music Rebalanceで、音楽のリバランスやボーカルの分離を行い、エディタやプラグインを使ってダイアログや演奏を外科的に修正します。
RX 7は、音楽や小規模なポストプロダクションスタジオに最適です
- RX Standardには、弟版のRX Elementsに入っているすべての機能が含まれています
- Music Rebalanceでボーカルの分離と除去、またはミックスエレメントのリバランスを行います
- 可変時間と可変ピッチで時間とピッチを独立して調整
- スペクトラルリペアの魔法でノイズの問題を排除
- インストゥルメントマイクのブリードをデブリードモジュールで取り外します。
- シビランス、ブレス、口パクなどのボーカルの問題を簡単に修正できます。
- Composite Viewで複数のファイルを一度に瞬時に修復
RX7は、ミックスの音楽的要素のバランスを整えることができます
製作中の曲で、ボーカルが静かすぎるのか、ドラムがうるさいのか?
それとも、あなたの曲のオリジナルのStemsが見つからない?
Music Rebalanceでは、どのミックスも “最終的な “ものではありません。
機械学習で訓練されたアルゴリズムを使用して、Music Rebalanceはボーカル、ベース、パーカッション、その他の楽器をインテリジェントに識別し、ステレオオーディオトラックの要素を個別に強調したり、分離したりすることができます。
これにより、マルチトラックなしでのリマスタリングが可能になります。
曲からボーカルを分離または削除
Music Rebalanceは、ミックス内の音楽要素のレベルを調整するために使用できるだけでなく、ボーカルのアイソレーションやステレオミックスからのボーカル除去など、かつては不可能だったワークフローを現実のものにすることもできます。
RX 7 Standardでは、ボーカル演奏全体を他の音楽要素から簡単に抽出したり、ボーカルを削除して楽器要素だけを残すこともできます。
https://www.izotope.com/en/products/rx/features.html解説動画(日本語):
RX7 Standardには、最新技術の「ノイズ除去機能」と先進の自動化機能の「リペアアシスタント」か搭載されています。
それらに加えて、このバージョン7からは、魔法のような音源内部の分離機能「ミュージックリバランス」機能が追加されています。
RXは、iZotopeのその長い歴史と共に歩んできたフラッグシップソフト。iZotopeの確か技術に裏打ちされた完成度です。
iZotopeのRXシリーズは、数多の音楽アルバムや映画、テレビなどに使用されてきた業界標準のプロフェッショナルなオーディオ修復ツールです。
従来から高い支持を受けているRXシリーズですが、バージョン7になり、かなりユニークな新機能が追加されています。
新機能紹介動画
Repair Assistant(修復)
RX 7の目玉機能の一つ。修復アシスタント(提案機能。)
この業界初のインテリジェント修理ツールは、ノイズを分析してクリッピング、クリックなどを検出するためにオーディオを分析し、3つの異なる強度で3つの処理提案を提供し、これまで以上に迅速に修復を行います。
https://www.izotope.com/en/products/rx/features.htmliZotopeのOzoneやNeutronではおなじみのアシスタント機能(自動化機能)が、RXにもこのV7から追加されました。
RXにお任せで、クリッピング、クリックなどのノイズが入ったオーディオファイルの問題を、ボタンを数回押すだけで簡単に修復することができてしまいます。
RXにお任せしちゃう手もありますが、RXの提案を叩き台に、より細やかな調整をユーザーが気軽に行える流れになっています。
ボーカルなどのノイズ除去だけじゃなく、昔のレコード音源など修復がはかどります。
Music Rebalance [Standard & Advanced Only]
すでにちまたで話題になっている凄い機能。
曲中からボーカルのみを摘出できる魔法のような機能。
「ミュージック・リバランス機能」は、機械学習で訓練されたアルゴリズムを使用して、ボーカル、ベース、パーカッションなどの楽器をインテリジェントに識別して音源分離を行います。
ユーザーはステレオオーディオトラックの要素を個別に強調することができ、マルチトラックなしでミックスを調整することができます。
ボーカルの削除/分離が可能に
ボーカルの要素を削除してインストゥルメンタルバージョンの曲を作成するか、個々のトラックやステムにアクセスすることなくボーカルを分離してリミックスを作成することが可能です。
https://www.izotope.com/en/products/rx/features.htmlこの機能、色々なことに使えます。 昔の曲などから必要な部分のみ摘出して、それを素材に曲作りをしたり。昔の曲などのパート単位の分離化が簡単に行えます。DJ的なサンプリング作業もはかどるでしょう。
この機能は、RX 7のStandard & Advancedのみで有効です。
コンポジットビュー
複数のオーディオを一括で修正する機能
これはRX6にも搭載されている機能ですね。
https://s3.amazonaws.com/izotopedownloads/docs/rx700/ja/composite-view/index.htmlRX 7標準のオーディオエディタには、最大16個の個別のオーディオトラックを取り込み、それらを1つのように編集して、複数のオーディオに入ってしまった問題を簡単に修復できるコンポジットビューが含まれています。例えば、ドラムレコーディングのマルチマイクで収録されてしまった携帯電話の着信を削除することが可能です。(iZotope社の紹介分の意訳)
備考:
RX7の日本語マニュアルRX7の各製品のリストはこちら。
メーカーページリンク:
https://www.izotope.com/en/products/rx/features.html https://www.izotope.com/en/products/rx.html https://www.izotope.jp/products/rx7/ https://www.tacsystem.com/products/izotope/rx7stdadvelepps3.php参考記事リンク:
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1187914.htmlボーカル制作総合ツール『Nectar3』
Nectar 3は、ボーカル制作のために非常に洗練されたツールセットです。
Nectar 3とは?
Nectar 3:ボーカルのミックスに必要な全てを
Nectar 3はプロフェッショナルなエンジニアのミキシング用途からクリエイティブなボーカルプロダクションまで、幅広い用途をカバーする最先端のボーカル用のチャネルストリップ型プラグインです。
ピッチ補正、EQ、コンプから空間系、ハーモニーの生成にモジュレーション系まで網羅。
更に、iZotopeならではのAIによるアシスタントテクノロジーやアンマスキングの機能がボーカルとぶつかる帯域にある楽器を解析して自動で各プラグインのパラメータを設定。
短時間でハイクオリティなボーカルミックスを実現します。
RX 7 Breath Controlを装備
Nectar 3は「RX 7 Breath Contro」をバンドルしているので、録音したボーカルの音質を損なうことなく、ブレスの音量だけをプラグインで簡単に除去、または均一に低減させることが出来ます。
一つ一つのブレスの音にオートメーションを書く必要はありません。
初心者にも扱いやすい仕掛けが多数
iZotope社のNectarはボーカルトラックの処理に特化したオールインワン・ツールです。(初心者でも簡単に扱える自動化などの便利な機能が盛りだくさん。)
この最新のNectar 3では、待望の(iZotopeお得意の)自動化ツール「ボーカルアシスタント機能」が追加されています。
そして、さらにピッチコントロールソフトのCelemony Melodyne 4 Essentialが収録されます。
これで、Nectar3は、ボーカル処理に必要な全方向への機能を備える、名実共に業界最強のボーカル処理ツールになりました。
ボーカルアシスタント
Nectar3には、新たにVocal Assistant(ワンクリックのボーカル処理自動化機能)、ボリュームオートレベルの自動化が装備されています。(これ、超画期的。。)
Nectar 3の『EQ追跡モード』
高性能なダイナミックEQを備えた「フォローEQモード(EQ追跡モード)」と「オートレベルモード」で、音量にむらがでるボーカル処理で大変面倒な「ボリュームオートメーション・コントロール」を、自動化できるようになっています。
WavesのVocal RiderとMeldaのMAutoVolumeの独壇場だった領域でしたが、Nectar3にも搭載。場合によってはWavesのVocal Riderいらないんじゃないかな。。
アンチマスキング機能も装備
Tonal Balance Controlとの連携機能など
iZotopeのTonal Balance Controlといえば、Ozone8とNeutron2の間の連携機能は既に存在していましたが、Nectar3でもOzone8とNeutron2との連携が可能になりました。
これの何が凄いかと言うと、Ozone8とNeutron2とNectar3を挿しているボーカルトラックの間をシームレスに行き来しながら、マスキング(トラック同士の音のかぶり)とトーナルバランス(ミックス、マスタリング時の音楽的に良い状態になるバランス)を整えることが可能です。
ミックス時の問題解決に非常に役立つ機能です。
Nectar3レビュー&使い方動画:
Celemony『Melodyne 5 essential』ピッチ修正ソフトウェア
iZotope『Home Studio Vocal Bundle』には、Celemony Melodyne 5 essentialが付属します。
Nectarにもモダンなオートピッチエフェクトを搭載していますが、より精細な手作業でのピッチ補正用途として、Celemony Melodyne 5 essentialを同梱しているので、オフラインでの繊細なピッチ補正もプロフェッショナルなクオリティで行うことができます。
Melodyne 5 Essentialでは、ピッチとタイミングの基本機能を使ってボーカルを編集することができます。音楽的に、素早く、簡単に。そして、あなたがより多くを必要とする場合は、常にアップグレードすることができます、違いだけを支払う。
特徴
- グラミー賞受賞したテクノロジー
- 非常に音楽的で直感的なノートベースの作業方法
- アルゴリズムは、メロディック(シビラント検出機能付き)、パーカッシブ、ユニバーサル
- ピッチやタイミングを編集するためのMelodyneのメインツール
- コードを自動認識するコードトラックとコードグリッド
- 完全な互換性があります。VST 3、AU、AAX、スタンドアロン
- ARA Audio Random Accessを介した統合(DAWによって異なります)
更にヴォーカルが向上します
Melodyneは競合他社に真似できないる能力をより高めています。
ボーカルに使用される 『Melodic アルゴリズム』は、音符のピッチのないノイズのような成分、つまり声のない子音(”s “のようなシブラント)やブレス音を、そのピッチのある成分と区別できるようになりました。
偶然が重なっても また、音程とタイミングの変更はすべて、音階成分に関しては試行錯誤された方法で実施されていますが、人間の声の自然な動作を正確にエミュレートした別のルールが、シビラントの扱いを支配しています。
Melodyneを使用すると、可能な限り最高の音質と自然なサウンドを自動的に得ることができます。
https://www.celemony.com/ja/melodyne/editions-and-technical-matters〔管理人メモ〕
Celemony Melodyne 5 essentialをMelodyneの入門版的な位置づけで、上位版と比較すると機能制限があります。
しかしながら、essential版からの上位版のアップグレードが(特にセール時期を狙うと)かなり安くなるので、その踏み台としての価値も大きいと思います。
セール情報
通常価格:648ドル
セール特価:349ドル
iZotope RX Elements持ちの方専用のアップグレード版『Home Studio Vocal Bundle: Upgrade from RX Elements』
iZotope RX Elementsの所有者さんは、199ドルで購入が可能になっています。
通常価格:648ドル
セール特価:199ドル(69%OFF)
前の記事のRX 7 Standardもそうですが、現在はRX Elements所有者優遇期間のようですね。