MeldaProductionから無料の無料のグランドピアノライブラリ『Monastry Grand piano』がリリースされました。
Monastry Grand piano
え?本当に無料なの?と思われた方も多いのではないでしょうか。
このMonastry Grand pianoは、現代のポップ&ロックプロダクションを意識してデザインされていますが、どんな音楽スタイルにもよく合います。
そして最高なのは、この楽器は無料であるということです。
そう、完全に無料です。
あなたはこれをダウンロードして、(このライブラリを動かすプレイヤー&バーチャルインストゥルメントの)MSoundFactory(無料版もあります)にインストールするだけです。
Monastry Grand pianoの概要
チェコのビールの都ピルゼン近郊にある修道院の一つに隠された宝物があります。
それは抜群の音響効果を誇るコンサートホールにある美しいステージピアノです。
私たちMeldaProductionは、「MSoundFactory」のために素晴らしいインストゥルメントを作るための最初のサンプルとして、このピアノを選びました。
16本のマイク、50GBのデータ
レコーディングには、十数本のステレオマイクを使いました。
数日かけて録音した結果、50GBのサウンドデータができあがりました。
このデータを処理し、3GBを超えるライブラリの中から最も音の良いサンプルを選ぶのに数週間かかりました。。
エフェクト
Monastery Grandはサンプルだけではありません。
ディレイ、リバーブ、コンプレッサー、エンハンサーを含む独自のエフェクトセクションを持っています。サウンドのバリエーションはほぼ無限大です。
Monastery Grand
メインピアノはあらゆる音楽ジャンルに必要な定番の楽器ですが、オートマチック・ハーモニーなどの素晴らしい機能をすでにサポートしています。
したがって、特にEDMやラテン、ポップスなどの音楽に便利です。(そして、クリエイティブバージョンもあります。)
グランドクリエイティブ
Monastery Grandには1つの楽器だけが入っているわけではありません。
クリエイティブユニットは、オリジナルのグランドのサンプルをループさせたものをベースにしたユニークなピアノです。
つまり、各鍵盤は、例えば数分など、あなたが望むだけ長く演奏することができます。
そして、4つのレゾネーターとフィルターを使って、ピアノを任意に、また非常に異なるものに変換することができます。
〔管理人メモ〕
このMonastry Grand pianoは、MeldaProductionの最新シンセサイザー&総合インストゥルメント・プラグイン『MSoundFactory』で使用することができる音源です。
ちなみにMSoundFactoryは、現在リリースセールの対象になっています。
2020年07月13日(月) 追記:
リリースセールでは33%OFFでしたが、今日から1週間半額セール来ています!
また、MSoundFactoryは、プレイヤー版のMSoundFactory PLAYERが無料で配布されています。
MSoundFactory PLAYERでも、Monastry Grand pianoを使用することが可能です(ただしMSoundFactory PLAYERでは、サウンドのカスタマイズなどの音作りはできません。
また、有料版のMSoundFactoryには大量のサウンドが入っていますが、無料版のMSoundFactory PLAYERは、収録サウンドはほんの少しだけです。)
MSoundFactoryのバージョン比較
MSoundFactory vs. MSoundFactoryLE vs. MSoundFactoryPlayer?
紛らわしいですよね? でも結構違うんです。。
MSoundFactory(最上位版)
- すべてのサウンドと楽器が含まれています
- サードパーティフルサポート
- 無限のカスタマイズ
詳細:
MSoundFactory LE(標準版)
- すべての音と楽器が含まれています
- サードパーティフルサポート
- 制限付きカスタマイズ
- 誰もがフードの下のすべてのハードコアなサウンドデザイン機能を必要としているわけではないので、MSoundFactoryLEを選択することもできます。
すべての人がハードコアなサウンドデザイン機能を必要とするわけではありません。そんな場合は、ミドルバージョンの「MSoundFactoryLE」を選択することもできます。
MSoundFactoryLEは、低価格でMSoundFactoryに付属するすべてのサウンドを手に入れることができます。
では何がMSoundFactoryと違うかと言うと、MSoundFactoryLEは、(MSoundFactoryには搭載されている)気の遠くなるほど詳細なサウンドデザインが行える「EDITページ」が省略されています。
MSoundFactoryとMSoundFactoryLEの両方に搭載されているグローバルページ:
MSoundFactory Player(入門版)
- いくつかのサウンドのみを収録
- サードパーティフルサポート
- カスタマイズなし
最後に、MSoundFactoryPlayerがあります。これはいくつかのサウンドのみを提供しています。今後サードパーティのメーカーがサウンドを提供してくれるかもしれません。
MSoundFactoryについて
超パワフルな楽器『MSoundfactory』
MSoundFactoryでは、他のインストゥルメントと同様に、グローバルプリセットを使用して何百もの定義済みサウンドを提供しています。
しかし、真の驚異はインストゥルメントの分類されたシステムです。
インストゥルメントは単なるサウンドではありません。インストゥルメントは、多くの設定と独自のプリセットを持つ、全体的な「インストゥルメント」なのです。
例えば、808ベースを想像してみてください。あなたは808ベースが欲しいので専用のプラグインを購入することがあるかもしれません。
しかし、MSoundFactoryの場合は違います。必要ありません。
そのようなインストゥルメントは、MSoundFactory内の楽器として存在しているので別途購入する必要はありません。
グランドピアノ、エレクトリックピアノ、オルガン、各種シンセサイザー、ベースなども同様です。
そして、MeldaProductionは、ここで話していることよりも、多くのものをMSoundFactoryのサウンドライブラリのために開発しています。
新しい楽器を含む一生涯無料のアップデート
Meldaのお客様は、将来のバージョンが無料で手に入ることをご存知ですよね?
しかし、それだけではなく、将来の楽器も無料で手に入れることができます。
私たちMeldaProductionは他の人たちのように、あなたにもっとたくさんのものを売ろうとするつもりはありません。
MSoundFactoryはあなたに新しいサウンドを自由に提供するプラットフォームです。
将来的には市販の楽器も登場するかもしれませんが、ほとんどのものは無料で手に入れることができます。エレクトリックなシンセサイザーだけでなく、様々なサンプリングされた楽器も期待できます。
MSoundFactoryのデモ紹介動画:
ボイスごとの使いやすいモジュラーエンジン
MSoundFactoryは、ボイスごとのジェネレータモジュールエンジンをベースにしています。これは非常に使い勝手の良もので、必要なだけモジュールを追加することができます。
プラグインはモジュールを自動的に接続されるので、面倒な接続モジュールの入力と出力から解放されます。
また、オシレーター、ウェーブテーブル、フィルター、サンプラー、ドラム・ジェネレーター、パーボイス・エフェクト、ユーティリティ・モジュールなど、あらゆるモジュールが用意されています。
グローバルモジュラーFXエンジン
MSoundFactoryは、Generatorのモジュラーエンジンに似たエフェクト用のモジュラーグリッドも搭載しています。
リバーブからディレイ、フィルター、イコライザー、コンプレッサー、ディストーションなど、ほぼすべてのMeldaProductionエフェクトが利用可能です。
また、MSoundFactoryのFXセクションの中にMSoundFactoryを挿入して、複数のサウンドをモジュール式でいじることもできます。
(アナログ機材のテイストを即座に作成できる)自動アナログドリフト機能を搭載
アナログ楽器にはある種の魅力があります。
それらはクリーンではないところに魅力があります。(微妙なノイズは、サウンドの一部であり、シンプルなNoiseGeneratorモジュールを使うだけで簡単に作成できます。)
どんなアナログデバイスも完璧ではなく、1kHzが正確に1kHzであることはなく、3dBが正確に3dBであることはありません。そこで私たちは、そのような「アナログの振る舞い」をMSoundFactoryの設計の一部にすることにしました。
それが、アナログドリフト機能です。
アナログドリフトは、オシレーター、フィルター、その他のモジュールがよりアナログに近い挙動をするように、多くのジェネレーターのパラメータを自動的に変化させます。
そのような付加機能は必要ありませんか?
それならその機能を無効にしてCPUを節約してください。
必要ですか?
これを有効にして、素晴らしいコントロールされたアナログ感をお楽しみください。
狂気のモジュレーション(変調)機能
ほとんどのサウンドの面白さは、ある種のモジュレーションに基づいています。
MSoundFactoryはそのための2つの方法を提供しています。
私たちMeldaProductionは、それを「デュアル・モジュレーション・エンジン」と呼んでいます。
まず、他のMeldaProductionプラグインでもおなじみの「グローバルモジュレーター」があります。
これは非常に汎用性が高く、グローバルに何でもモジュレーションすることができるので、すべてのボイスが一度にモジュレーションされます。
次に、新しい「ボイスごとのモジュレーションエンジン」があります。
これは、Generatorの限られたパラメータのセットでしか使用できませんが、各ボイスごとに個別に使用することができます。
そして、1つや2つのモジュレーションソースをアタッチすればうまくいくというわけではありません。
パラメータごとに4×4のモジュレーション・マトリックスが用意されていて、様々なミキシング・オペレーションや変換カーブなどが用意されています。
モジュレーション・ソースに関しては、エンベロープからLFO、ランダマイザー、ノート・パラメーター、MIDIコントローラー、様々なユーティリティ、さらにはジェネレーターで実際に信号を生成して作成できるカスタム・モジュレーションまで、あらゆるものが用意されています。
真のモジュラーユニゾン
ユニゾンは通常、同じノートに複数のボイスを割り当てることで実装されます。
これでは実際に演奏できる音符の数が制限されてしまいます。
MSoundFactoryはそのようには動作しません。
OscillatorやWaveTableなどの様々なモジュールが内部的に真のユニゾンを提供していまるので、演奏できる音色の数に制限はありません。
また、使用者が好きなように各ユニゾンボイスを変化させることができる任意のジェネレーターシステムを作成することができます。
そして、そこにユニゾンモジュールがあります。
それぞれの声に異なる量のフィルタリングのディストーションを持たせるのはどうでしょうか?
これがMeldaProductionの開発者の頭の中に最初に浮かんだことです。
シンセシス機能
MeldaProductionプラグインをご存知の方は、私たちのオシレーターが少なくとも超強力なものであることをご存知でしょう。
また、エイリアシングをほとんど発生させないので、アナログのようにクリーンです。
フィルターは?
もちろんそれは必須です。
FM合成はどうですか?
もちろん、非常に強力なマトリックスベースのものを使用して、最大限の汎用性を実現しています。
物理的なモデリングは?
ストリングスを使って始めたところです。
将来の計画は?
もっと物理的なモデリング、スペクトル合成、そしてもっと多くのことを追加したいと思っています…。
サンプリング機能
MSoundFactoryのサンプラーはすでに非常に高度な機能を持っています。
また、マルチマイク音源に対応した複数のサンプラーの同期機能も搭載しています。
アコースティック楽器のサンプリングに特化した方のために、サンプル・カッター、自動レイヤーとサンプル・スタート・ジェネレーター、トーン/ノイズ・コンバータ、ループ・ジェネレーターなどの様々なユーティリティが用意されています。
サンプラーには強力なサンプルバンクシステムも搭載されているので、すべてのサンプルを高圧縮された高速なリポジトリにまとめてキャッシュしたり、配布したりすることができます。
将来的には?
グラニュラーやスライシングを追加したいと思っています。
メーカーページリンク:
https://www.meldaproduction.com/MSoundFactoryデモ動画:
MSoundfactoryのフィジカルモデリング
MSoundfactoryの高度なパッドとアトモスフィア:
MSoundfactoryの超強力なユニゾンエフェクト:
MSoundfactoryの楽しいモジュラーフィルター
MSoundfactoryを用いたサンプルカッティング:
MSoundfactoryを使用したプリセットのレイヤー化:
MSoundfactoryのボコーダーからのボーカルウェーブテーブル:
MSoundfactoryのアディティブ・シンセシス(加算合成):
MSoundfactoryのフリップフロップとカウンターモジュレーター:
MeldaProductionの製品のダウンロード&インストール方法: