*7月22日(月) 16:00 追記: セールは終了しました。
シンセサイザープラグイン『Factory』。
Sugar Bytes(拠点:ベルリン・ドイツ)社が開発しているリキッドモジュレーション・シンセサイザー と呼ばれる独特なシンセです。
一昨年にリリースされた新しいシンセです。現在バージョンは1.0.6。マイナーアップデートは割と頻繁に行われています。
今回のセール、結構安くなっています。
通常価格:139ドル
ちなみにこれ、最安値ではないです。最安は去年の12月に一度だけ付けた49ドル。その前のブラックフライデー時は69ドルでした。
Sugar Bytes『Factory』
Factoryは、UIが明瞭で操作系統がとても分かりやすいです。
初心者でもいじっているうちに面白い音が出来ると思います。(シンセに慣れていない方でも)シンプルに楽しみながら音作りが出来る仕掛けが各所に設けられています。
FactoryのUIで目を引くのがなんといっても右上のモジュレーションパネル。
ここを見ると、どこにどのようなモジュレーションがかかっているのか一目瞭然。
モジュレーションのかかり具合は青と紫色の球体の大きさで表現されます。
球体部分にカーソルを持って行き上方向にドラッグすると「+(プラス)」にモジュレーションレベルを上げていくことが出来ます(青色の球体になる)。下方向にドラッグすると「ー(マイナス)」にモジュレーションレベルが下がっていきます(紫色の球体になる。)
また、モジュレーションパネルの右上部分にあるひし形のアイコンをドラッグすると、さいころアイコンに変化し、モジュレーション全体がランダムに変化して行きます。ここをぐりぐりするだけでも面白い音が出来ます。
左下のモーフィング・スライダー(クロスフェーダー)では、Bマークの右下にある丸印の「REC」ボタンを押すと、モーフィング記録モードになります。
この状態で、パラメーター(ノブやスライダーなど)を適当に変更します。そしてもう一度RECボタンを押してRECモードを解除してから、演奏中にモーフィングスライダーを右左に操作すると、先ほど設定したパラメーターが動きます。
言葉にすると中々伝わりにくいですが、設定はとても簡単で、面白い効果が得られるはずです。
Factoryの操作ガイド動画
肝心の出音は華やかでシャイニー。オシレーターは2機搭載されていて、種類は豊富。VA、Wavetable、 Waveguide、FM Formatなど10種類。
オシレーターを「Transformer」にすると、Wav音源を読み込むことが出来ます。かなり音作りの幅は広いです。
FXは同時に3つかけることが出来ます。質感も中々良い感じです。
逆に欠点は、Wavetableの機能が貧弱なことと、まだまだメジャーなシンセではないので別売りのサウンドプリセット少ないことでしょうか。(とはいえ元から入っているプリセットは豊富です。)
個人的には一台目のシンセとしても良いかなぁと思いましたが、この辺は人によると思います。(確実に万人向けとは言えないかもしれない、結構向き不向きがあるシンセと感じます。)
一方、2台目以降のサブシンセとしてならどなたにもお勧め出来ます。負荷も軽めです。
デモ版を試すか、YouTubeなどのデモ動画の音色にピンと来たらかなりお得なセールではないかと思います。
エレクトロニカやEDM、Trapなどはもちろんバッチリ合います。また現代的なポップスやアニソンなんかにもハマると思います。
Sugar Bytes Factoryのセール情報
通常価格:139ドル
セール特価:59ドル(57%OFF)