iZotopeのミキシング総合ツール『Neutron 3 Standard』。
ミキシングツール選びで迷ったらとりあえずこれで良いのではないかと思います。基本的にジャンルは問いません。あらゆる音楽をカバーしています。
*2022年4月1日:
先月からの「Neutron Elements」をお持ちの方向けのアップグレート版のセールが継続中です。
70%OFFです!
Neutron Elementsは以前に無料配布されたこともあるので、持っていらっしゃる方もわりと多いのではないかと思います。。
Neutron 3 Standard Upgrade from any Neutron Elements:
通常価格: 199ドル → セール特価: 59ドル(70%OFF)
*セールは日本時間の5/4(月)18時頃までの予定です。
Neutron 3 Standard(新しくなったマスタリング総合ツール)
iZotope社が誇るミキシング総合ツール『Neutron 3 Standard』。
ミキシングツール選びで迷ったらとりあえずこれで良いのではないかと思います。基本的にジャンルは問いません。あらゆる音楽をカバーしています。
ミキシング総合ツールのNeutron 3
ミキシング特化のツールNeutron 3。これ一つでミキシング作業は完了できます。
アシスタント機能を利用すれば、数回のクリックでミキシングを行うことができます。
また、アシスタント機能のミキシング結果を足がかりに(Neutronの各ツールを使用して)自分好みに調整していくことも可能です。
*ミックスアシスタントの全ての機能を利用するには最上位版のAdvancedが必要です。
MIX ASSISTANTセクションの機能比較表:
ミックスアシスタント (NEW) | Elements | Standard | Advanced |
---|---|---|---|
トラックエンハンス(トラックアシスタント) | ● | ● | ● |
機器の自動検出 | ● | ● | ● |
バランス | ● | ||
ミックスフォーカスを選択 | ● | ||
Neutron&Relayと通信する | ● |
トラックアシスタント:
彫刻をする様に音を創りあげる「Sculptor」:
マスキングメーター:
iZotopeの日本語解説シリーズ(全9巻):
Sleepfreals様による解説動画(10分):
*音量自動調整機能の「Balance」はAdvancedのみ。
Neutron Standardの詳細
Neutron 3は、新しい支援オーディオテクノロジー、新しいインタラクティブビジュアル、より高速なパフォーマンスで、21世紀にミックスをもたらします。
ミキシングの変革
Neutron 3は、オーディオテクノロジーの最新の進歩をパッケージ化して提供する革命的な製品です。
トラック制作をすぐに開始できる
NeutronのTrack Enhanceは、新しいSculptorモジュールなどのツールを使用して、楽器の音をシームレスに検出して成形します。
Sculptor:音楽の彫刻家のためのモジュール機能
Sculptorは、トラックをより良くしたり、修正したり、さらにはクリエイティブにしたりするため機能します。
25のユニークな機器プロファイルから選択して、あなたの楽器のサウンドをまったく新しいバージョンに仕上げる事が出来ます。
特徴
新しいインタラクティブなビジュアル
NentronのUIのサイズは変更可能です。そして、美しく、非常に高速です。
ミキシングエクスペリエンスを強化し、機械ではなく人間向けに作成されたプラグインコントロールで結果を得る分析ツールに飛び込みましょう。
セッション全体で通信する
付属のVisual Mixerプラグインを使用して、セッションのNeutronまたはRelayのゲイン、パン、および幅を調整します。
マスキングメーター付きEQ
便利な1ウィンドウ表示とスムーズな計測により、Masking Meterはミックスの競合要素を見つけて修正し、楽器用のスペースを作成するのに役立ちます。
改良された性能
- より多くのトラックでのNeutron : Neutron 3を使用したセッションは、Neutron 2よりも最大3倍高速でロードできます。
- あらゆる場所で最高の処理でミックスを変換します。
- はるかに高速な処理: Neutron 3を使用したセッションは、Neutron 2の最大半分のメモリを使用します。大規模なセッションでの設定の混乱やバウンスは忘れてください。
- 低いバッファサイズ: Neutron 3セッションは、最小のバッファサイズでNeutron 2のCPUの3分の1までを使用します。スローダウンやドロップアウトなしで、より小さなバッファサイズでオンザフライで作成します。
Neutron 3モジュール
Sculptor
究極のハンズオフオーディオツールで、共鳴を取り除き、トラックに興奮を加えましょう。
トランジェントシェイパー
このミキシングシークレット武器を使用して、サウンドの輪郭を変更し、アタックを制御してリリースします。
エキサイター
エキサイターモジュールを使用して、モダンなキャラクターや温かいビンテージグリットを追加してください。
ゲート
柔軟なマルチバンドゲートを使用して、オーディオにインパクトとエネルギーを追加します。
コンプレッサー
スイスアーミーナイフコンプレッサーを使用して、トラックを完璧にミックスに収めてください。
イコライザ
インテリジェントなEQで周波数を自動検出し、マスキングを削除します。
日本語マニュアル:
iZotope Neutron 3:Standard版とAdvanced版の違い
Neutron 3 StandardとAdvancedの機能比較表
各機能 | Elements | Standard | Advanced |
---|---|---|---|
更新されたUIと流体計測(NEW) | ● | ● | ● |
パフォーマンスの向上 (NEW) | ● | ● | ● |
サイズ変更可能なウィンドウ (NEW) | ● | ● | ● |
ミックスアシスタント(NEW) | |||
トラックエンハンス(トラックアシスタント) | ● | ● | ● |
機器の自動検出 | ● | ● | ● |
バランス | ● | ||
ミックスフォーカスを選択 | ● | ||
Neutron&Relayと通信する | ● | ||
Sculptor (NEW) | |||
差分メータリング | ● | ● | |
アクションリージョンを設定する | ● | ● | |
量、音色、速度を制御する | ● | ● | |
20以上のターゲット | ● | ● | |
イコライザ | |||
12バンドEQ | ● | ● | ● |
静的EQモード | ● | ● | ● |
ソフトサチュレーションモード | ● | ● | ● |
ダイナミックEQモード | ● | ● | |
マスキングメーター (改良) | ● | ● | |
内部および外部サイドチェーン | ● | ● | |
プラグインとして利用可能 | ● | ||
コンプレッサー | |||
コンプレッサー1 | ● | ● | ● |
ヴィンテージモード | ● | ● | ● |
サイドチェーンモード | ● | ● | ● |
コンプレッサー2 | ● | ● | |
クロスオーバー学習 | ● | ● | |
マルチバンドモード | ● | ● | |
プラグインとして利用可能 | ● | ||
ゲート | |||
ホールド機能 | ● | ● | |
アナログ式ヒステリシス | ● | ● | |
クロスオーバー学習 | ● | ● | |
マルチバンドモード | ● | ● | |
プラグインとして利用可能 | ● | ||
エキサイター | |||
強調モード | ● | ● | ● |
クロスオーバー学習 | ● | ● | |
マルチバンドモード | ● | ● | |
プラグインとして利用可能 | ● | ||
トランジェントシェイパー | |||
シャープ、ミディアム、スムースの輪郭形状 | ● | ● | ● |
正確、バランス、ルーズモード | ● | ● | ● |
クロスオーバー学習 | ● | ● | |
マルチバンドモード | ● | ● | |
プラグインとして利用可能 | ● | ||
出力セクション | |||
ゼロレイテンシーモード | ● | ● | ● |
ステレオ幅 | ● | ● | |
パンニング | ● | ● | |
Sum to mono | ● | ● | |
チャンネルを交換する | ● | ● | |
遅延オフセット | ● | ● | |
位相反転 | ● | ● | |
BS。1770-4真のピークリミッター | ● | ● | |
3つの制限アルゴリズムIRCII(透明性)、IRCLL(低遅延)、およびハード | ● | ● | |
7.1までのサラウンドサポート | ● | ||
ビジュアルミキサープラグイン | |||
Neutron 3、Nectar 3、Relay、Vocalsynth2と連携 | ● | ● | |
スナップショットを組み合わせる | ● | ● | |
ボリューム、パン、ステレオ幅を制御する | ● | ● | |
ノードメータリングで音響活動を表示する | ● | ● | |
自動トラックラベリング | ● | ● | |
トラックを選択、表示、非表示 | ● | ● | |
MixAssistantを実行する | ● | ||
リレープラグイン | |||
ハイパスフィルタ | ● | ||
Sum to mono | ● | ||
チャンネルを交換する | ● | ||
遅延オフセット | ● | ||
位相反転 | ● | ||
トーンバランスコントロールプラグイン | |||
カスタムトラックをインポートして、独自のターゲットを作成します | ● | ||
ブロードモードまたはファインモード | ● | ||
NeutronまたはOzoneEQを制御する | ● | ||
ローエンド波高比計 | ● |
Neutron:Advanced版とStandard版の違いについて
NeutronのAdvanced版とStandard版の大まかな違い:
- Advanced版は、EQ、コンプレッサー、エキサイター、トランジェントシェイパーの各機能を個別のプラグインとして動作させることができます(一方でStandard版は、全てがセットなったチャンネルストリップとして機能します)。
- Mix Assistant の追加機能の有無(Balance、Choose Mix Focus、Communicate with Neutron & Relay)
- サラウンドサポートの有無
- Ready Pluginの有無
などの違いがあります。
管理人メモ:
Nentronは「チャンネルストリップ」的なミキシング用の総合ツールです。
Neutronに入っている各機能(チャンネルストリップ内のモジュール)が、個別のプラグインとして立ち上げられるか否かが、Neutron Advanced版とStandard版の大きな違いです。
それに加えて、Tonal Balance Controlとの連携です。(これはAdvanceのみの機能です。)
*Tonal balance 2になりNeutron Standard版 とも連携可能になりました。(このiZotope Mix & Master BundleにはTonal balance 2が含まれています。)
V3にリニューアルされたことにより、軽量化されたNeutron。
今までよりマシンへの負荷が軽減されています。マシンパワーがあれば多くのトラックにNeutronを(チャンネルストリップとして)刺すことが可能になってきました。
とはいえ、各機能が個別で立ち上げられるのはAdvancedの利点であることには変わりはありません。(NeutronのEQやコンプなどの各機能が気に入っているのなら、比較的負荷が軽い個別の機能が単独で使えるAdvancedの方がより良い選択になるでしょう。)
Advanced版の場合は(定評のある)Neutron ダイナミックEQも単独のプラグインとして使用できます。
チャンネルストリップ的な総合ツールとしての使用が前提となるStandard版と比較すると使い勝手が良いです。個別に起動できると小回りが利くので、Neutronの各プラグインの使用頻度が増えるはずです。
一方で、Standardの場合は、Neutronを起動させるとすべてのツールが一緒に立ち上がります。しかし各モジュールはオフにできます。
Advancedと比べると小回りの良さは削がれるかもしれませんが、Neutronのアシスタント機能を中心にに使っていくならStandardでも問題は感じないのではないかと思います。
システム要件
オペレーティングシステム:
- Mac:OS X 10.11.6 El Capitan – macOS 10.15 Catalina(64ビットのみ)
- Windows:Win 7 64ビット(最新のサービスパック)– Win 10(64ビットのみ)
プラグインフォーマット:
- AAX(64ビット)
- AU
- VST2
- VST3
(すべての形式は64ビットのみです。)
サポートされているホスト:
Logic Pro X, Pro Tools 12 – 2019, Ableton Live 9–10.1, FL Studio 20, Reaper 5, Cubase 10, Studio One 4, Adobe Audition CC 2019, Adobe Premiere Pro CC 2019, Digital Performer 10, Nuendo 10, Reason 10.
セール情報
アップグレード版
*下位版の「Neutron Elements」をお持ちの方向けのアップグレート版です。
Neutron Elementsは現在セール中の「Elements Bundle」にも入っています。
通常価格: 199ドル
セール特価: 59ドル(70%OFF)
*上記の製品を購入時に、以下の製品が無料でプレゼントされます。
*主なセール価格の推移:
- 2020年9月:249ドル→79ドル(通常版)
- 2020年5月:249ドル→99ドル(Elements製品からのクロスグレード版)
- 2020年8月:399ドル→149ドル(通常版)
- 2020年11月:249ドル→99ドル(通常版)
- 2020年11/27:249ドル→79ドル(通常版)
- 2020年11/27:249ドル→49ドル(任意のiZotope製品からのクロスグレード版)
- 2022年2/10:249ドル→79ドル(任意のiZotope製品からのクロスグレード版)
- 2022年2/17:249ドル→174.3ドル(任意のiZotope製品からのクロスグレード版)
- 2022年2/24:249ドル→79ドル(任意のiZotope製品からのクロスグレード版)
- 2022年2月:249ドル→124.5ドル(通常版)
- 2022年4月:249ドル→79ドル(通常版)
*上位版のNeutron 3 Advancedの記事リンク: