タイ南部の田舎町「トゥンソン」を旅していました。
一週間滞在しました。
もっと早く次の街へ移動する予定だったのですが、しつこい風邪にかかってしまい動くに動けませんでした。。
恐らく、長旅の疲れと、タイとマレーシアの都市部にいたときの空気の悪さ+エアコンで咽がやられてしまったのが原因のようです。
トゥンソンと言う街。
ナコーンシータマラート県では第二の街らしいのですが、相当に田舎でした。(先月長逗留していた県都のナコーンシータマラート自体も都市とは言い難い田舎街でしたが。)
私の泊まっていたホテルは、駅近で町の中心部だったのですが、テラスからは青々とした木々とその後方には山々が見渡せました。緑がいっぱいで癒やされます。
田舎町ですがホテルのクオリティーは申し分ありませんでした。コスパ最高。
ある意味、ここで体調が悪くなったのは、不幸中の幸いでした。
一泊410バーツ(1400円ほど) で、20畳くらいの広さのスタジオタイプの部屋。
キングサイズのベッド、WIFI、エアコン、冷蔵庫、ホットシャワー、テレビ、簡易流し台、毎日のベッドメイキング、瓶入りのドリンキングウォーター、テラスなどが付いています。
とても清潔。
バンコクやサムイ、パンガンなどの観光地じゃありえない価格。
トゥンソンは、観光地的な見どころがあるところではないようですが、実は、鉄道の街として名を馳せています。
南タイ屈指の鉄道の要所。名前も正確にはトゥンソン駅じゃなく、トゥンソン・ジャンクション駅。
この駅は、バンコクからの列車が、トラン方面とハジャイ方面、ナコーンシータマラート方面に別れる分岐点。
なので、各地から寝台特急やローカル線、貨物列車などが一日中行き交い(駅前周辺だけは、)賑やかです。
夜中でも列車の汽笛や駅からの鉄道アナウンスが我が宿まで聞こえてきます。
うるさいっちゃうるさいけど、嫌いじゃない。(いや、、旅情があって結構好きだった。)
日本じゃほとんど見られなくなった寝台列車や、古いディーゼル機関車が現役で走っています。トゥンソン駅は車両基地でもあるので、味のある列車がたくさん。
古風な鉄っちゃんにはたまらない場所じゃないかと思いますよ。
わたし、田舎町は大好きなんですが、困るのが人の目。
日本人はおろか、タイでは風景になっているファラン(西洋人)も見かけませんでした。
The リアルタイランド です。
なので、どこへ行っても注目される。ちょっと恥ずかしい。。
とはいえ、トゥンソンは良い感じの人が多い印象。
都会のバンコクやハジャイ、ペナン島など経てきた旅人の私は、この街の人々の柔らかな表情にホッとさせられました。これで私のタイ語力がちゃんとしていれば最高なのになぁとつくづく思います。。
駅からゆっくり歩いて15分くらいのイスラム料理レストラン。
トゥンソン市内ではかなりの人気店。小魚の揚物入りソムタム(パパイヤサラダ)と上記写真のチキンライス、カオマンガイ(中華風鶏飯)などどれも美味しい。おすすめです。チャー・イェン(アイスティー)かチャー・ローン(ホットの紅茶)を忘れずに。
しかし、紅茶は砂糖と練乳入りで、かなり甘いです。なので「甘くしないでください」と言ったほうがいいかも。それでも甘いのが出てきます。(一応、タイ人的には甘くしていないつもりのようですが。。)
自己流ですが、「コー・マイワーン・ダイマイ? カップ」と言うと「甘くしないでください」となります。(ただし女性の場合、結びの発音は「カップ」ではなく「カー」ですね。)
タイの田舎。英語はほとんど通じません。ホテルのレセプションの方々もほぼタイ語オンリーです。
以前は、ご飯の注文も一苦労でしたが、
最近だとGoogleマップでそのお店の食べ物の写真をアップしている人が増えたので、その中から食べたいものを選んで、店員さんに写真を見せて、これちょうだいって感じで注文できちゃいます。便利な世の中だぁ。(結局タイ語の勉強なまけちゃう。。)
写真は、私の愛する安物スマホ「P10 Lite」で撮影してみました。うーんイマイチ(私の腕前が。。)