「Schepp’s Omni Channel」リリースしたばかりだが結構安い
WavesのSchepp’s Omni Channelがセールになっています。
結構使えるチャンネルストリップ・プラグインです。
いつものSoundGridのクーポンを適用させると、かなり下がるはずです。
SoundGridのクーポンの取得方法
SoundGridクーポンの取得方法は、以下のWavesの特設ページに行って、15問のクイズに答えて、全問正解する必要があります。
その後、今回のお買い物に使用できるクーポンが進呈されます。(私は10分ほどかかりました。)
クイズは何度でもチャレンジできます。なので、根気よく間違った部分のみ訂正していけば全問正解できるでしょう。
*
このクーポンは発行後30日間有効らしいです。私の場合は、すでにクーポンを取得してから30日を越えていますが使えています。。
Scheps Omni Channelとは?
Scheps Omni Channelは、いわゆるチャンネルストリップ・プラグインです。
チャンネルストリップ・プラグインとは、スタジオにあるミキシングコンソールのチャンネル部分を抜き出して模したものです。
もっと簡単にいうと、トラックの制作に必須のEQ、コンプレッサー、リミッター、ディエッサー、マキシマイザー、ゲーターなどをひとまとめにしたオールインワン型のプラグインのことです。
今回紹介するScheps Omni Channelの付属のプリセットも、それら「ひとまとまり」に対して作られているので、ミキシング初心者でも、個別のプラグインを自分で組み合わせて使うのと比べると、ずいぶん扱いやすくなっています。
Scheps Omni Channelの一番簡単な使い方は、、
このプラグインをトラックに挿す。
⬇
好みのプリセットを選ぶ。
⬇
微調整。
これで終了。
単にプリセットを選んでトラック挿すだけでも、それっぽくなります。
さすがは、グラミー受賞ミキシング・エンジニア(アンドリュー・シェップス氏)の名前を冠にしているだけのことはあるのかなと。。
(もちろん、プリセットを使わずに、一から自分の設定を細やかに構築しいていくことも可能です。)
チャンネルストリップ・プラグインは、オールインワンなツールなので、トラックの制作に関しては(外部のコンプやEQ、プリアンプ、ディエッサーなどは使わなくても、)とりあえずはこれ一本で済んでしまうでしょう。(現にそうやって運用している人も多いようです。)
あとは、好みの空間系プラグインを使用すれば良い感じかと。
人よっては、トラックの音作りはこれ一本で、あとはDAW付属のプラグインで頑張れば、間に合ってしまいそう。(マスタリングに関してはまた別ですが。。)
使っていて、いいなぁと思ったの以下の2点。
『Focus』ボタン
このボタンを点灯させると、「ここのノブをいじると良い感じにあなりますよ!」って教えてくれます。(集中すべき作業箇所をハイライトしてくれる機能。)
* Andrew Scheps氏作成のプリセットのみのもよう。
Waves社製のプラグインをインサートでき、インサートの順序も変更可能
⬇️
ユーザーが所有しているWaves製のプラグインを別途一つ忍び込ませることが出来ます。そのプラグインも含めて、全てのモジュールの順序を入れ換ることが出来ます。
他のチャンネルストリップ・プラグインにはない柔軟さ。
この「Scheps Omni Channel」。購入前に、ざっとですが、口コミを探るために海外フォーラムなどをあちこち覗いてみましたが、評判は概ね良いようです。
まだコレと言ったチャンネルストリップ・プラグインを持っていないなら買いかと思います。
しかし、買うなら定価じゃなくセールのときに買いましょう。50ドル以下で買えれば十分価値のあるプラグインです。各モジュール同士の交わりが自然な感じで上手く作り込まれています。
トラックのミキシングで、何から手を付けたら良いかわからない場合など、取りあえずこいつをボーカルやベースなどのトラック、またはバスに刺し、プリセットを選んで微調整していけばOK。
プリセットの出来が良いので、作業がサクサク進みます。作業時間の短縮にも効果的でしょう。
単純に使っていて楽しいのも◎。
セール場所
追記
このScheps Omni Channel。(私のMacBook Pro 15インチだと負荷が高かいからなのか)、使い始めから温度監視アプリのHWmonitorの高温警告が頻発しました。
しかし(Logic Pro Xで)、レイテンシー(I/Oバッファサイズ)を最大の1024にしたら、とりあえず落ち着きました。(4つのトラックに刺しましたが、高温警告がギリギリで出でない程度になりました。)
このScheps Omni Channel、決して軽いプラグインではないです。
(私のメインマシンである)MacBook Pro 15インチ(一応、4コアCorei7)では、曲中全てのトラックにこのScheps OCを挿すのはちょっと厳しい。
(これは、iZotopeのオールインワン型ミキシング・プラグイン「Neutron」も同様ですね。比較するとNeutronの方が負荷は高いと思います。)
せっかくのオールインワン型のチャンネルストリップ・プラグインなので、トラックのミキシングはこれ一つで済ましてしまいたいのですが、それなりの高スペックマシンじゃないと、全てのトラックに挿すのは難しいかもしれません。
しかし、Scheps Omni Channelで使用しないモジュールをオフにすることにより、マシンへの負荷は大分改善されるようです。
それ以外のパフォーマンス改善法は、「まとめたバスに挿す」、「重要なトラックに優先的に刺して、残りのトラックにはDAW付属の軽めなプラグインを使用する」などの工夫が必要かもしれません。
負荷が若干の弱点ではありますが、使いやすく音もいい感じ。個人的には気に入りました。
追記:
参考資料
* 下のYoutube動画の、特に以下のコメント。これ、かなり示唆に富んでいて、重要かもしれません。
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