2011年頃からハイセンスなDeep Houseをリリースし続けてるレーベル:FINA Records(イギリス)を紹介します。
Fina Recordsに関わっている面々は、Move D, Leif, Roberto Rodriguez, Cottam, Francis Inferno Orchestraなどなど、とっても渋い。
特に、フィンランドのRoberto Rodriguez。良いんですよね。。
(おそらく)50歳前後のベテランDJですが、色々とストーリーがある人です。
若い頃ヘルシンキでボートパティーなどを主催し、オーガナイザー兼DJとして大成功。しかし、その絶頂期、所有していたパーティー用ボートが火災に遭ってしまう。ボートとともに大量のレコードコレクションも焼失。
失意のあと、ゴミ収集人の仕事をやりながらDJ&音楽制作者として再出発。2000年代後半ごろからじわじわと人気が復活。現在も精力的に活動している方です。
特に、Fina Recordsから2011年にリリースした、この『I Keep Thinking Of You』はヒットしました。
自分は上記の『I Keep Thinking Of You』のB面に収録されている『I Got』の方がよりお気に入りです。
Roberto Rodriguezのインタビュー記事(音楽制作者向け)。
http://www.theymakemusic.com/interviews/roberto-rodriguez/
彼の傑作2曲。(こちらはFina Recordsリリースではなく同じく英国のFreerange Recordsから。)
「Oxymoron」(2013年リリース)今聞いても全然カッコ良い。多くあるダンスミュージック系の名曲の中でも、ひときわ正統なHouse Musicの香りがする曲です。
「Dance Like Nobody’s Watching (Black Madonna’s We Still Believe Mix)」
話は戻りますが、Fina Recordsの運営者は以下の二人。両者ともにDJ、プロデューサーです。
Juan Corbi氏の方は、今月「Samurai」という曲をリリースしました。
https://www.deejay.de/Corbi_Memento_FINA029_Vinyl__355187
アイルランドDJデュオの「Fish Go Deep」が、今月リリースしたばかりのDJ MIXで、三曲目に「Samurai」をかけています。素晴らしいMIX。(12:00 頃から)
この「Samurai」って曲、故佐藤博氏の1979年のアルバム「Oriant」の「Prure Land」が元ネタです。
最初このミックスを聴いてビックリしました。まさかアイリッシュのハウスDJが佐藤博の作品をフューチャーしているとは。
日本の70s-90sサウンドは、欧米の音楽収集家やDJたちに根強い人気がありますね。
Fina RecordsとDeep Houseのことを書こうと思ったら脱線してしまいました。 すまんです。。
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