新しくなったiZotopeのRX7。早くもセールが開始されています。それも半額。
今回は、クロスグレード版が半額なのですが、通常だとクロスグレード版はお金を出して買ったiZotopeの製品をもっていないと購入できません。
しかし、このセールは不思議なことに、Plugin Boutiqueで実質タダで配っているOzone8 Elementsからでも購入が可能になっています。
Ozone8 Elementsの貰い方は以下に記事にしているので、まだ貰っていない方は参考にしてみてください。
RX7の主な機能
iZotopeのRXシリーズは、数多の音楽アルバムや映画、テレビなどに使用されてきた業界標準のプロフェッショナルなオーディオ修復ツールです。
従来から高い支持を受けているRXシリーズですが、バージョン7になり、かなりユニークな新機能が追加されています。
新機能紹介動画
Repair Assistant(修復)
今回の目玉機能の一つ。修復アシスタント(提案機能。)
この業界初のインテリジェント修理ツールは、ノイズを分析してクリッピング、クリックなどを検出するためにオーディオを分析し、3つの異なる強度で3つの処理提案を提供し、これまで以上に迅速に修復を行います。(iZotope社の紹介文の意訳)
iZotopeのOzoneやNeutronではおなじみのアシスタント機能(自動化機能)が、とうとうRXにも追加されました。
RXにお任せで、クリッピング、クリックなどのノイズが入ったオーディオファイルの問題を、ボタンを数回押すだけで簡単に修復することができてしまいます。
RXにお任せしちゃう手もありますが、RXの提案を叩き台に、より細やかな調整をユーザーが気軽に行える流れになっています。
ボーカルなどのノイズ除去だけじゃなく、昔のレコード音源など修復がはかどりそう。。
ちなみに、機能は限定されていますが、下位版のRX7 Elementsにも「Repair Assistant」は搭載されています。
Music Rebalance [Standard & Advanced Only]
すでにちまたで噂になっている凄い機能。
曲中からボーカルのみを摘出できる魔法のような機能。
「ミュージック・リバランス機能」は、機械学習で訓練されたアルゴリズムを使用して、ボーカル、ベース、パーカッションなどの楽器をインテリジェントに識別して音源分離を行います。
ユーザーはステレオオーディオトラックの要素を個別に強調することができ、マルチトラックなしでミックスを調整することができます。
ボーカルの削除/分離が可能に
ボーカルの要素を削除してインストゥルメンタルバージョンの曲を作成するか、個々のトラックやステムにアクセスすることなくボーカルを分離してリミックスを作成することが可能です。(iZotope社の紹介文の意訳)
これ色々なことに使えそう。 昔の曲などから必要な部分のみ摘出して、それを素材に曲作りをしたり。昔の曲などのパート単位の分離化が簡単に行えるので、DJ用途やリミックス作業に使いたい。
とりあえず、サンプリングが超はかどりそう。
EDMプロデューサーのばあいは、Bassのみを摘出することなどにも重宝するはずです。
だたしこの機能は、Standard & Advancedのみで有効です。
Dialogue Contour
イントネーションの変更機能。
コンポジットビュー
複数のオーディオを一括で修正する機能
これはRX6にも搭載されている機能ですね。
RX 7標準のオーディオエディタには、最大16個の個別のオーディオトラックを取り込み、それらを1つのように編集して、複数のオーディオに入ってしまった問題を簡単に修復できるコンポジットビューが含まれています。例えば、ドラムレコーディングのマルチマイクで収録されてしまった携帯電話の着信を削除することが可能です。(iZotope社の紹介分の意訳)
RX7の日本語マニュアル
https://s3.amazonaws.com/izotopedownloads/docs/rx700/ja/index.html
何れにしろこのセールは10月30日で終了です。