
KV331 Audioが開発しているオールラウンド・シンセサイザー『Synthmaster 2.9』 が期間限定セールになっています。
Synthmaster:汎用性の高い定番&高性能シンセサイザー

SynthMaster は「the 定番」的なオールラウンドなソフトウェアシンセサイザーです。
特徴はその豊富な機能です。
- VA、アディティブ(加算)ウェーブテーブル
- 様々なモジュレーション(変調)オプション(フェーズ・モジュレーション、周波数変調、パルス幅変調、リング・モジュレーション、振幅変調)
- フィジカルモデリング
- SFZ サンプルプレイバック合成
などの多彩な機能を備えています。
このSynthmasterは、 著名なアーティストの使用者も多いシンセですが、他の簡単なシンセと比べると最初は難しさを感じるかもしれません。
しかし、カバー領域は広く、様々な音が出せます。 また、プリセットが豊富なので、最初はプリセットから弄る感じだとやりやすいかも。
2000種類のFactory Presets入りです。(以前の1800種類から増えています。)
そして、そのプリセットの開発、販売も盛んです。 ハイクオリティーなプリセット集が同社や他社からもリリースされています(著名なサウンドデザイナー生方則孝氏制作のサウンドバンクも素晴らしい)。
Synthmasterに元から備わっているファクトリープリセットのオーディオデモ:
Synthmasterの解説&レビュー動画
プリセットサウンドのデモ動画(13分・日本語字幕可能):
SynthMaster 2.9.9 の新機能解説動画(20分・日本語字幕可能)
Melda製品の解説でおなじみの日本在住のミュージシャンChandler guitarさんの解説動画(5分・日本語字幕可能):
SynthMaster 2.9の解説&レビュー動画(38分・日本語字幕可能)
Synthmasterの長所と短所

長所: 多機能 これ一台でほば全てのシンセのカテゴリーをカバーする汎用性(万能シンセ) ドラッグアンドドロップ機能 競合他社製品より圧倒的に安価 素晴らしい音質
短所: 多機能ゆえの操作系統の複雑さ ユーザー個別の環境下での稀なバグの発生報告
Synthmasterは、その多機能さゆえに、全ての機能を使いこなすまでにはある程度の習得期間が必要です。
しかし、その分カバー領域は広く、様々な音が出せます。 プリセットが豊富なので、最初はプリセットから弄る感じだとやりやすいかも。
SynthMasterの特徴

クロスプラットフォーム(VST、AU、AAX)で使用できます。
SynthMasterは、WindowsおよびMac OSXの両方でVSTおよびAAXインストゥルメントとして、Mac OSXでAU インストゥルメントとして実行されます。
1800ファクトリープリセット

SynthMasterには、サウンドデザイナーの世界クラスのチームから1250ファクトリープリセットが付属しています(Arksun、BigTone、Michael Kastrup、Rob Lee、Umit ‘Insigna’ Uy、Ufuk Kevser、Aiyn Zahev、Frank ‘Xenox’ Neumann、Teoman Pasinlioglu 、Ubukata、Gercek Dorman、Vorpal Sound、Brian ‘Xenos’ Lee)
セミモジュラーアーキテクチャ

各SynthMasterインスタンスには、2つのレイヤーがあり、2つのグローバルエフェクトセンドバスが続きます。
各レイヤーには、アルペジエーター、2つのオシレーター、4つのモジュレーター、2つのフィルター、4つのADSRエンベロープ、2つのマルチステージエンベロープ、2つの2Dエンベロープ、2つのLFO、4つのキースケーラーがあります。モジュレーターは、オシレーターまたは他の変調モジュレーターの周波数、位相、振幅、またはパルス幅をオーディオレートで変調できます。
大規模なモジュレーション・アーキテクチャ

SynthMasterには、650を超える変調ターゲットと、ADSRエンベロープ、2Dエンベロープ、マルチステージエンベロープ、LFO、キースケーラー、イージーパラメーター、ボコーダーバンド、MIDIベロシティ、アフタータッチ、ピッチベンド、MIDI CCを含む95以上の変調ソースがあります。
各変調ターゲットには、最大3つの変調ソースを含めることができます。
64個の使用可能なスロットがある変調マトリックスには、視覚的なフィルタリングもあり、特定のソースのターゲットをフィルタリングして、ユーザーインターフェイスに表示できます。
オシレーター
ユニゾン/ボイススタッキングが可能なステレオオシレーターが搭載されています。
SynthMasterのオシレーターはステレオ出力です。
「ヴォイス」、「ヴォイス・ミックス」、「デチューン・カーブ」、「デチューン・スプレッド」、「パン・ストレッド」、「トーン・スプレッド」、「フェイズ・スプレッド」の各パラメーターを使用して、それぞれのベーシック/ウェーブテーブル・オシレーターは、豊かな「スーパーソー」タイプのサウンドを生成することができます。
ベーシックオシレーター

SynthMasterのベーシック・オシレーターは、正弦波、方形波、三角波、のこぎり波、パルス、ノイズ、ウェーブテーブル、およびSFZファイルで定義されたマルチサンプリングWAV / AIFFの多くの異なるタイプの波形を合成できます。
アディティブ・オシレーターとベクトルオシレーター

「Additive」オシレーターは、実際には8つの「ベーシック・オシレーターが一緒に実行されます。各ベーシック・オシレーターには、独自のデチューン、トーン、位相/パルス幅、周波数、波形タイプがあります。
ベクトル・オシレーターは、異なる比率で混合された4つのベーシック・オシレーターで構成されます。混合比は、2次元の2つの直交パラメーター「Xインデックス」と「Yインデックス」によって決定されます。
ウェーブスキャニング オシレーター

ウェーブテーブル・オシレーターは、ベーシック・オシレーターと似ていますが、波形を最大256種類の異なる波形形状にスキャン(補間)できることが特徴です。
波形の位置は、「ウェーブインデックス」パラメータで調整できます。
バージョン2.9以降、SynthMasterはウェーブファイルからのウェーブテーブルの読み込みに対応しました。
ドラッグ&ドロップで独自のウェーブテーブルを読み込むことができます。
フィルター

ゼロディレイ・フィードバック・フィルター
SynthMasterに新たに追加された4つのフィルター・カテゴリーは、すべてゼロ・ディレイ・フィードバック・フィルター技術を用いて開発されています。
インプット・ゲイン、ドライブ、アシッドなどの高度なフィルター・パラメーターにより、フィルターから “アナログ “サウンドを得ることができます。
アナログフィルター
アナログ・フィルターは、有名なラダーフィルターをモデルにしているため、フィルターの共振が最大になると自励発振します。
連続可変スロープがあり、これはSynthMaster固有のものです。
デジタルフィルター
デジタル・フィルターは、出力にハードリミッターを備えたバイカッドフィルターです。
リミッターは、アタック、リリース、およびスレッショルドのパラメーターを備えたエンベロープフォロワーを備えています。
マルチモードフィルター
新しいマルチモード・フィルタータイプを使用すると、ローパスフィルターからバンドパスフィルター、ハイパスフィルターのタイプを連続的に切り替えることができます。
アナログマルチモード・フィルターの場合、フィルターのスロープを0 dB / octから24 dB / octまで連続的に変更することもできます。
デュアルフィルター
新しいデュアル・フィルタータイプを使用すると、2つのマルチモードフィルターを同時に、並列または直列で実行できます。
フィルター間の混合比とそれらの間のトポロジー(並列/直列)、およびフィルターのモードとカットオフ周波数を連続的に変更できます。
櫛形(コーム)フィルター
櫛形フィルターは、物理モデリング合成で使用されるデジタルフィルターです。
エフェクト

豊富なエフェクト群
SynthMasterには11種類のエフェクトが搭載されています(Distortion、LoFi、Ensemble、Phaser、6 Band EQ、Compressor、Vocoder、Delay、Chorus、Tremolo、Reverb)。
11種類のエフェクト
Distortion、LoFi、Ensemble、Phaser、6 Band EQ、Compressor、Vocoder、Delay、Chorus、Tremolo、Reverbの11種類。
フレキシブルなエフェクトルーティング
11種類のエフェクトは、どのレイヤーのインサートにも、2つのグローバルエフェクトバスのインサートにも挿入可能です。
ビフォア/インサイド/アフターフィルターディストーション
フィルターの前、後、あるいは内部にディストーションステージを挿入できます。アナログフィルターの場合、「Inside」モードでは、4つのフィルターステージのそれぞれにディストーションが適用されます。
その他の機能

強力なアルペジエーター

SynthMasterのアルペジエーターは、Up、Down、UpDown、DownUp、UpDown2、DownUp2、AsPlayed、Sequence、Chord、Arpeggiateモードなどのクラシックなアルペジエーターモードを備えています。
アルペジエーターの32のステップにはそれぞれ、ベロシティ、ノート番号、ノートの長さ、スライド、ホールドのパラメーターがあります。
簡単なパラメーター
SynthMasterは8つの簡単なノブと2つのXYパッドを備えており、モジュレーションソースとして自由に割り当てることができるため、シンセエンジンの複雑さを隠して、プリセットの最も重要なパラメーターのみをユーザーが制御できます。
簡単なパラメーターは、MIDIコントローラーにグローバルにリンクでき、SynthMasterによって自動的に割り当てることもできます。
マイクロチューニング
SynthMasterはScalaチューニングをサポートしているため、チューニングは各プリセットに対して、またはロードによってグローバルに設定できます。
プリセットブラウザ
SynthMasterには、楽器の種類、プリセットの属性、音楽のスタイル、プリセットの作者などを検索できる総合的なプリセットブラウザがあります。
オンライン・プリセット
登録ユーザーは、オンライン・プリセット・ライブラリに自分のプリセットをアップロードしたり、他の登録ユーザーが作成したプリセットをプラグインのウィンドウ内にあるプリセット・ブラウザで閲覧、ダウンロードすることができます。
複数のスキン
SynthMasterには、カラーバリエーションの異なる3種類のスキンが用意されています。同梱されているユーザーインターフェースエディターを使用して、既存のスキンをカスタマイズするだけでなく、独自のカスタムインターフェースを作成することもできます。
MIDIパターンをアルペジエーターのシーケンスとして取り込む
モノフォニックまたはポリフォニック(コード)のMIDIパターンを、プラグインウィンドウのアルペジエータービューにドラッグ&ドロップするだけで、SynthMasterのアルペジエーターに取り込むことができます。
WAV/AIFFマルチサンプルをSFZ定義として読み込む
WAV/AIFF形式のマルチサンプルをSFZ定義としてSynthMasterに取り込むことができます。プラグインウインドウのオシレータ波形ビューにWAV/AIFFファイルをドラッグ&ドロップするだけです。
Joshua Casper氏による「SynthMaster 2.9」解説動画シリーズ
セミモジュラーソフトシンセ『SynthMaster 2.9』のレビューとメイン機能の紹介:
『SynthMaster 2.9』 のチュートリアル(概要とプリセットの使用方法):
SynthMaster 2.9で、(Kygoのような)トロピカルハウスのプラックサウンドの作り方:
SynthMaster 2.9のオシレーターとマルチサンプルのデモ:
システム要件
VSTインストルメント&エフェクト
- Windows7以降
- OSX10.9以降
- 2.0GHzIntelまたはAppleSiliconM1プロセッサ
- 2 GB RAM
- VST2.4プラグインをサポートするVSTホスト
AU インストルメント&エフェクト
- Mac OSX10.9以降
- 2.0GHzIntelまたはAppleSiliconM1プロセッサ
- 2 GB RAM
- AUホストアプリケーション
AAX インスツルメント
- Windows7以降
- OSX10.9以降
- 2.0 GHz、IntelSSE3命令セットCPU
- 2 GB RAM
- ProTools11以降
*セール情報
通常版

通常価格:99ドル
セール特価:49ドル(52%OFF)
主なセール価格の推移:
Synthmasterのセールはわりと頻繁に行われています。ここ最近の主なセール価格のみ記載しておきます。
- 2023年2月:99ドル → 49ドル(クーポンで44ドル)@APD
- 2023年2月:99ドル → 49ドル(@PB)
- 2022年12月:99ドル → 39ドル(@PB)
- 2022年11月:99ドル → 49ドル(@PB)
- 2022年5-6月:99ドル → 29ドル(@PB)
- 2021年12月:99ドル → 29ドル(@APD)
- 2021年12月:99ドル → 49ドル(@PB)
- 2021年11月:99ドル → 35ドル
- 2021年8月:99ドル → 59ドル
- 2021年3月:83ユーロ → 29ユーロ(約33ドル@Vstbuzz)
- 2021年3月:99ドル → 29.9ドル(@APD)
- 2021年4月::99ドル → 59ドル
- 2020年12月::99ドル → 59ドル
- 2020年7月:99ドル → 29ドル
- 2020年6月::99ドル → 39ドル
クロスグレード版
SynthMaster Oneをお持ちの方向けのクロスグレード:

通常価格:49ドル → セール特価:19ドル
*主なセール価格の推移:
- 2022年11月:49ドル→19ドル
- 2021年12月:49ドル→24ドル
Synthmaster Playerをお持ちの方向けのクロスグレード:

*ただし有料版のSynthmaster Playerからのみ可能(無料版のSynthmaster Playerは不可)
通常価格:59ドル → セール特価:39ドル
*主なセール価格の推移:
- 2022年11月:59ドル→39ドル
- 2021年12月:59ドル→29ドル