スリープするたびストレージに書き込まれる「Sleepimage」。
メモリにある情報がスリープ時にそのままストレージに記憶される。メモリが4GBなら、その4GB分がストレージに書き込まれているわけだ。
SSDの消耗のことを考えるパラノイアな自分にとって、それは気持ちよくない。
前回の記事、セーフスリープさせないようにターミナルを用いて設定することで、その問題は、ほぼ解決できた。
しかし、上記の方法だと再起動すると、(MavericksとYosemiteの場合)SleepimageファイルがOSによって再度作られてしまう。
今回は改めて、SleepimageをOSに作らせないように設定し直した。
もしこの方法を試す場合は、自己責任で。作業前にtimemachineでバックアップをとっておくことをお勧めします。
この方法を導入すると、Macがバッテリー切れを起こした場合、メモリにあったデータは全て消滅してしまう。
バッテリー切れになる前に内蔵ストレージに重要な作業中のデータは退避させられる人のみに有用なTipsであることにご留意を!
2017年1月追記:macOS Sierraでもこの方法でいけました。
2018年1月30日追記:
MacOS High Sierraでは、以下の作業をする場合、SIPを一時的に解除しないとできなくなりました。
SIP解除の方法はこちらの記事を参考にしてください。macOS Sierraの3本指ポップアップ辞書のフォントサイズ変更方法文章閲覧時に便利な三本指ポップアップで呼び出せる辞書.appだが、フォントが小さすぎて目が疲れる。過去に、その小さいフォントサイズを大きくする方法を紹介済みだが、El Capitanからはその方法は使えなくなった。参考記事:Macの3本指ポップアップ辞書のフォントサイズ変更方法(Yosemiteまで...
設定方法
*以下の作業は自己責任でお願いします。
ターミナルを起動し。以下のコマンドを順に実行する。
1 . セーフスリープから普通のスリープにする。
sudo pmset -a hibernatemode 02 . 既存のSleep imageファイルを消去。
sudo rm /private/var/vm/sleepimage(コマンド実行後、ターミナルに、そのようなファイルがないと指摘された場合は無視して良い。)
3 . 0バイトのSleep imageファイルを作る
sudo touch /private/var/vm/sleepimage
4 . 作ったSleep imageファイルの書き込みを禁止にする。
sudo chflags uchg /private/var/vm/sleepimage
5 . 再起動。
確認方法
Finderのメニューバーの「移動」タブの「フォルダへ移動」に /private/var/vm と入力し該当フォルダへ移動。
下の図のように「sleepimage」フォルダのアイコンに南京錠マークがついていることを確認し、サイズが「0バイト」になっていれば、設定は成功。