手頃な価格だが多機能。そして慣れるととても使いやすいMac用のパケットフィルタ(ネットワーク・ファイアウォール・アプリ)「Murus」。
アウトバンド制御が可能な有料版のMarus Basicなら特定のIPアドレス、Hostsを遮断できます。設定も簡単。
もしかしたら誰かの役に立つかもしれないので、以下にその設定方法を記しておきます。
(先ほど試したところ無料版のMurus Liteでもこの作業は可能なようです。)
一番簡単な方法は、設定画面左下にある「blocked-hosts」を使用する方法
まず、Murus設定画面の上部にある正三角形と逆三角形のマークのうち、正三角形の方をクリックして、外向きネットワーク制御の設定画面に入る。
地球にスパナマークのDNSマークについている正三角形マークが緑色になっているのを確認。
(万が一、赤や黄色の場合はカーソルをDNSのアイコンに持って行き、『X』ボタンで一度消去。
その後、左のサービスライブラリーから、DNSのアイコンを元にあった位置にドラッグアンドドロップ。これで緑色になるはず。)
左下の「blocked-host」を使用する。
「blocked-host」アイコン左上のルーペマークをクリック。
出てきた設定窓の『+』をクリック。
下の図のように、ブロックしたいIPアドレスかネットワークアドレス(Host名)を記入する。
その右横の『+』をクリックで登録。
登録できた。
下の画像は、試しにgoogleやyahoo Japanをブロックしてみたところ。IPアドレスだけではなく、ネットワークアドレス(Hosts)でも簡単に登録できる。
Host名で「www.」があるものは、きちんと「www.」もつけないとエラーになるので注意。
登録できた。
ルールーを設定し終わったら、設定画面右端の上にある三角形マークをを押してファイアウォール実行でOK。
もう一つの便利方法も紹介しておきます。。
自分でカスタムグループを作って管理する方法
自分でルールを作成して、そのルールをブラックリストに放り込む方法。
この方法の利点は、ルールをプロファイル化(グループ化)できるので、その時々のTPOに応じて特定のルールのみブロックしたり解除したりと細かい設定が可能になる。
設定画面左中部の「グループライブラリー」の歯車マークをクリック。
add new custom groupを選択して、新しいカスタムルールを作成。
「new_group」が作成できた。(「new_group」の名称はもちろん変更可能。)
その右上にあるルーペをクリック。
設定窓が現れる。
ブロックしたいIPアドレスかHostsを記入する。複数あるなら、「+」ボタンで付け足していく。
(手持ちのHostファイルあるなら、そこから読み込んで適用する事もできる。)
ブロックしたいアドレスを適応し終わると、new_groupのアイコンに登録したアドレスやHostの数が記載される。
下の画像では、アドレスを1個だけ登録したので、『1』となっている。
左側中ほどの「グループライブラリー」と書いてある場所の隣にある『ー』ボタンをクリック。
Block List登録用の窓が現れる。
その窓に、先ほどのnew_groupをドラッグアンドドロップする。
設定が終われば、右上端の三角ボタンをクリックし、実行。
以上がMurus Basicを使った、Hosts、ネットワークアドレスでのブロック方法でした。
お疲れさま、、。
Murusの簡易的な使用法や、インバウンドのみの制御に絞った無料版のMurus Liteの使い方は、前に書いた記事を参照してみてください。
フリーのMac用ファイアウォール「Murus Firewall」の設定方法 〜MacBook Airのセキュリティ対策 4
Murus Basicのネットワークインターフェイスに関する説明を書きました