Macのファンコントロールソフトの決定版 Derman社のフリーウェア「Fan Control」

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Mac用のファンコントロール(回転速度の制御)アプリはMacs Fan Controlを使っていました。しかしこソフトの少々強引なネット接続要求が気持ち悪く感じていたので、乗り換え先を探していました。

(フリーの)良さげなアプリが見つかり、試用を始めて一ヶ月が過ぎたので、紹介したいと思います。

Fan Control By Derman Enterprises

https://www.derman.com/Fan-Control


このFan Control、古くからのMacのパワーユーザーの方ならご存知の方も多いと思います。

オリジナルはLobotomo社がリリースしていたソフト「Fan Control」です。最終更新年が2007年ですから、今から10年前です。完全なディスコン製品になってしまいました。

その往年の名ソフト「Fan Cantrol」を、カナダのDerman社が手を加えて継続開発しています。(Derman社はバンクーバーが本拠地の親子で営む小さなソフトハウスです。)

Fan Controlはその機能上、インストールに管理者権限が必要なため、AppleのMac App Storeで販売することはできません。なので、こちらもMacs Fan Control同様、いわゆる広義の野良アプリです。

しかし、こちらのソフトは、Macs Fan Controlとは違い、外部との通信を一切要求しません。ただし、(Fan Controlインストール時にインストールするかしないかを選択できるアドオンソフトの)BitBarは接続要求があります。

  

また、Fan controlのインストーラーをVirus Totalでウイルススキャンしてみましたが、クリーンとの評価でした


※ Appleはサードパーティのファンコントロールの使用を推奨していません。イレギュラーな方法ですので、導入、使用はご自身の責任のもとでおこなってください。

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インストール方法

Fan Control ダウンロード先:

https://www.derman.com/Fan-Control

 

ダウンロードしたFanControl.Zipを解凍して現れたFan Control installer.pkgをクリック。

 

続けるをクリック

 

 

問題がなけれは「続ける」をクリックしていく。

 

上記画像の左下のカスタマイズをクリックすると、CPU温度などをメニューバーに表示できるアドオンアプリのBitBarをインストールするか選別できる。

 

BitBarはGithubにソースコードが公開されているオープンソースソフトウェアです。

便利なものなので私はFanControlと一緒にインストールして使用しています。

問題がなければインストールをクリック。

インストールには管理者のパスワード入力が必要。


インストールが完了したので、閉じるをクリック。

 

Fan Controlの使い方

インストールすると、システム環境設定のパネルにFan Controlのアイコンが現れる。

Fancontrolのアイコンをクリック。

FanControlの設定画面が出てくる。

緑色の枠内が、最低温度と最高温度の閾値。設定方法が多様なMacs Fan Controlと違い、Fan ControlではCPUの温度のみで閾値を決めていく。とてもシンプル。

Derman社の開発者のアドバイスでは、それらの閾値の設定方法は、以下のようになっています。

Lower Temp Threshold(ファンの回転数が増加し始める温度)は、35度から45度の間。
Upper Temp Threshold(ファンの回転数が最高値に達する温度)は、75度から80度の間。

※ 上記の閾値はあくまでも目安です。Macの種類によって(微妙に)その最適値は違ってくるので、この辺は自分で探っていくしかありません。

上記図の赤枠内は、ファン回転数の最低値。これもMacの種類によって違ってきます。

私のMacBook Pro15retinaの場合、デフォルトの1200RPMのままにしていますが、アイドル状態でも2000RPM周辺をうろちょろしています。最低値を1200RPMに設定しているからといって、そこまで下がることはないようです。

メニューバーの表示

FanControlをインストール時に、BitBarをインストールするとメニューバーにCPUやGPUの温度やファンの回転数を表示させることが可能になります。

表示させる項目の選別は、メニューバー内のBitbar表示部分をクリックで可能。クリックしたら選択画面が出てきます。

上の図、赤枠内がメニューバーの表示の選択設定用パネル。

下の青枠内が、現在のCPU、GPUとファンの詳しい状況を表示している。

その下のPreferencesで、ログイン後自動的にメニューバーに常駐するかを選択することが出来ます。

その場合は、「open at login」にチェックを入れておきます。

 

使ってみての感想ですが、反応が良いし軽い。ファンコントロールアプリはこれで十分といった印象です。

あえて欠点を挙げるとすれば、CPU温度の表示が、他の温度監視アプリと比較して若干温度が高めに表示されるときがあることです。大体、2度から大きい時で8度くらい高く表示される。まあ、低く出るよりは良いとは思います。

どれも結構バラバラ。。

 

上記画像で使用している他の2つのアプリは、共にフリーで使用できるMac用温度センサーの有名どころ。

Intel Power Gadget:

https://software.intel.com/en-us/articles/intel-power-gadget-20

HWSensors:

http://www.hwsensors.com/

Fan Control導入時のみ、他の温度計(HWSensorsなど)と合わせて温度監視してみれば、自分のMacとFan Controlの温度表示の癖を見つけることができると思います。

それを考慮にして先ほど示したファンが「ファンの回転数が増加し始める温度」と「ファンの回転数が最高値に達する温度」を決めていけば良いのではと思います。

 

私のRetina MacBook Pro 15インチの場合は、上記のように温度が高めに認識されるようなので、「ファンの回転数が増加し始める温度」と「ファンの回転数が最高値に達する温度」をそれぞれ最大の値に設定しています。(55度と95度にしています。)

この設定が私のMacにはちょうど良いようです。Mac標準のファン制御よりよく冷えてくれますが、過剰にファンが回り過ぎるといったこともありません。

この設定だと、同時に常駐させてるHWSensorsの高熱警告のポップアップがギリギリ出ないくらいの設定です。

(Mac標準のファン制御だと、Youtubeなどの動画サイトを見ていると頻繁にHWSensorsの高熱警告のポップアップが出る感じです。私の環境ではFirefoxで動画を鑑賞する時に高温になりやすいようです。)

 

そして、Fan Controlのもう一つの欠点が、Mac標準のファンコントロールに戻すスウィッチが設定箇所にないことです。

実はこれ、ターミナルに以下のコマンドを打てば、Fan Controlのオンオフが可能です。

オン
sudo launchctl load /Library/LaunchDaemons/com.derman.FanControlDaemon.plist
オフ
sudo launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.derman.FanControlDaemon.plist

  

 

しかし、これではちょっと面倒なので、スウィッチ用のアプリを作ってみました。

もしよかったらご利用ください。Automatorが使える方ならご自分でも簡単に作れます。最後に作成用のスクリプトのコマンドを後述しておきます。

 

Fancontrol用オン/オフスイッチ

ダウンロード先:

http://ux.getuploader.com/fancontrolswitcher/download/1/FanControl_Switcher.zip

 

認証用パスワード:sawayakatrip

 

このスウィッチをアプリケーションフォルダに入れておけば、Lauchpadからでもアクセスできるようになります。

使い方は簡単で、アプリのアイコン(ON用、OFF用2つあります)をクリックしてオンとオフを操作します。

初めて使うときは下記の注意ポップアップが出ます。

ポップアップの解除方法は、アイコンを右クリックして開く。

また、操作完了には管理者権限が必要なので、管理者パスを入力する必要があります。

ただのAutomatorで作成したシェルスクリプトですが、気になる方はウイルスソフトでチェックしてください。もちろん使用は自己責任でお願いします!

 

自分で一からこのスクリプトを作りたい場合は、以下を参考にしてください。

オンの場合

osascript -e 'do shell script "sudo  launchctl load /Library/LaunchDaemons/com.derman.FanControlDaemon.plist" with administrator privileges'

オフの場合

osascript -e 'do shell script "sudo  launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.derman.FanControlDaemon.plist" with administrator privileges'

上記のコマンドをシェルスクリプトにして保存すればOKです。

 

Bettertouchtoolをお持ちなら、上記のスイッチアプリをキーボードショートカットに登録したり、タッチバッドジェスチャに登録することも出来ちゃいますね。

 アンインストール方法

ターミナルで以下のコマンドを打って、ENTERキーで実行すればOK。

sudo /Library/PreferencePanes/FanControl.prefPane/Contents/Resources/uninstallFanControl.sh

 

一度、Macを終了させ、念のためにSMCをリセットしましょう。これで完了。これで綺麗さっぱりFan ControlはMacから削除されます。

SMCリセットの方法は、Appleのサイトを参照してください。

Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする

https://support.apple.com/ja-jp/HT201295

また、BitBarを削除したい場合は、AppCleanerを使って削除するのが簡単な方法だと思います。

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コメント

  1. ミタ より:

    検索してたどり着き拝見しましたが、とても参考になる記事でした。
    ありがとうございます。

    一点お伺いしたいのですが、使われているのは、MacBook Pro15インチのどのモデルでしょうか。
    私も早速使おうとしたのですが、
    MacBook Air13インチ(2015early)では(ぱっと見)正常に動作しているのですが、
    MacBookPro Retina13インチ(2015early)ですと、動作しないのです…
    (起動直後は高速回転し、しばらくすると0になって、どんなに温度が上がっても0のまま、という。閾値をどう変えても同じでした)

    • sawayaka trip より:

      ミタ様、こんにちは。
      返信遅くなってしまい申し訳ございません。。

      私の環境ですが、MacBook Pro 15インチ(2015年)モデルです。OSは最新の10.12.4です。
      私のマシンでは問題なく動いております。

      ミタさまの環境では、MacBookPro Retina13インチ(2015early)では正常動作なのに、MacBookPro Retina13インチ(2015early)では動かないと言う事ですか。。

      ところで、MacのSMC (システム管理コントローラ) をリセットをお試しになりましたでしょうか?

      特に私の作成したON OFFスイッチの利用(または、ターミナルを使ってFancotrolとmac純正のファン制御機構の切り替え)を一度でも行った場合、
      マシンの環境によってはMacのSMC (システム管理コントローラ) をリセットする必要があるようです。

      これは、ファンコントールの設定をFancotrolアプリからMac純正に戻す時に、システムに齟齬が生じることが時としてあるためです。
      その場合はSMC (システム管理コントローラ) をリセットすればほとんどの場合解決するようです。
      (ちなみに、私の環境ではリセットしなくても問題は出ていません。)

      MacのSMC (システム管理コントローラ) をリセットをご存知ない場合は、アップルのサイトに手順が公開されていますので参考にしてみてください。
      https://support.apple.com/ja-jp/HT201295

      貴重な情報ありがとうございます!

  2. ミタ より:

    ありがとうございます!
    SMCリセットも何度か試したのです…

    も少し、切り分けをしてみますね
    お答えいただき、ありがとうございました

    • sawayaka trip より:

      to ミタ様
      そうですか、やはり不具合がでてしまうのですね。なんとももどかしいですね。。
      あと私の方で考えられることは、アンインストール後の再インストールくらいです。
      当アプリのデベロッパーのDarman社のサポートに問い合わせることも必要かもしれません。ただし無料アプリですので期待はあまりできないかもしれません。
      お力になれず申し訳ないです。

      Sawayaka Trip管理人。