MeldaProduction社製品の中でも傑出のプラグイン、MMultiAnalyzer。(一家に一台的な)非常に優秀なアナライザーです。
MeldaProduction『MMultiAnalyzer』とは?
MMultiAnalyzerがあると(ベースとキックの間など)トラック同士の音のかぶりを視覚的に明らかにすることができます。
以下の動画の3つのがわかりやすいです。
デモ動画
日本語による紹介動画(6分):
MMultiAnalyzerのアナライザーを使用してミックスの問題点を見つける方法(14分・日本語字幕可能):
MMultiAnalyzerのスペクトラムアナライザを使用してより良いミキシングを行う方法(5分20秒・日本語字幕非対応):
MMultiAnalyzerについて
MMultiAnalyzerは、ユニークなマルチトラック・アナライザーとソノグラム絵を搭載しています。
これらの非常に詳細なアナライズ機能で、あなたのオーディオ素材の内部を覗き見るとこが可能になります。
オーディオの問題点や(ミキシング時に超重要な)各トラック間の「周波数の衝突」を素早く、簡単に、そして驚くほどの正確さで明らかしてくれます。
必要な各トラックにこのMMultiAnalyzerを適用するだけで、プラグインが自動的に各トラック間の問題点を見つけます。
スペクトラムアナライザ、ソノグラム、コリジョンとラウドネス
このプラグインは使いやすいだけではありません。
「マルチトラックソノグラム」、「衝突検出器」、「ラウドネス比較」など、これまでにない方法であなたのトラックを調べることができます。
オーディオを簡単に理解できるようにするユニークな機能
標準的な分析は、時に少し混乱することがあります。
MMultiAnalyzerは、正規化、超解像、デハーモナイズなどの独自の機能により、オーディオ素材を素早く理解し、探している問題点を、ユーザーが混乱することなく明らかにすることができます。
MMultiAnalyzerの特徴
- 市場で最も先進的なユーザーインターフェース – スタイリッシュ、リサイズ可能、GPUアクセラレーション
- 古典的なメーターと時間グラフを搭載した独自のビジュアライゼーションエンジン
- 非常に多目的なモジュレーター
- 調整可能なオシレーター形状技術
- 4つのマルチパラメータ
- M/S、シングルチャンネル、最大8チャンネルのサラウンド処理
- スマート・ランダマイズ機能
- 自動ゲイン補正(AGC)機能付き
- セーフティー・リミッターを搭載
- 調整可能なアップサンプリング 1x-16x
- MIDIを学ぶことができるMIDIコントローラー
- 非常に高速で、SSE/SSE2/SSE3プロセッサに最適化されています
- グローバルプリセット管理とオンラインプリセット交換
- WindowsとMacのVST、VST3、AU、AAXインターフェースをサポート
- アクティベーションにはドングルやインターネットへのアクセスは必要ありません
- 一生涯の無料のアップデートを保証
システム要件
Windows
- Windows 8 / 10 / 11 (64ビット)
- VST / VST3 / AAX 互換ホスト (64 ビット)
- SSE2 をサポートする Intel/AMD プロセッサー
Mac OS X
- macOS 10.14 以降 (64 ビット)
- VST / VST3 / AU / AAX 互換ホスト
- SSE2 をサポートする Intel/AMD/M1 プロセッサー
- ネイティブ Apple Silicon ARM CPU サポート
最新UI(V14)
2021年8月12日現在の最新ユーザーインターフェース(V14)
以下のようにUIのデザインも変更可能です(デザインは沢山あるので一部のみ抜粋)。
管理人雑記
MMultiAnalyzerの便利な機能として、下の画像のように「スペクトラムモード」と「コリジョンモード」を使用して、トラック同士の音のかぶりを視覚的に確認することができます。
このようなマスキング機能があるプラグインだと「iZotope Neutron」の「Neutron EQ」に付いているマスキングメーターがあります。
NeutronのマスキングメーターはNeutronのEQに付属した機能なので、マスキング確認とそのEQ処理は、NeutronのEQを使う必要があります。
そしてマスキングが一度に確認できるのは、2つのトラックの間のみです(とはいえ、ベースとキックのかぶりの簡単な確認程度なら、これでも十分ではないかと思います)。
Neutron(特にEQを単独で使用できるAdvanced版)を持っている方は(マスキングの確認においては)MMultiAnalyzerを別途買わなくてもとりあえずは大丈夫だと思います。
一方で、MMultiAnalyzerにはNeutron EQにはない特筆すべき優位な点があります(主に以下の2点)。
- MMultiAnalyzerは、8トラック間の状態(マスキングなど)を一度に、視覚的に、確認することができます。
- MMultiAnalyzerは、「アナライザ」機能に特化したシンプルなプラグインなので(注釈2)、EQの処理は、用途に応じたお気に入りのEQと(自由に)組み合わせて使用することができます。
日々の音楽制作を一個のEQ(NeutronEQ)のみで済ますのは(私的には)現実的とは言いがたいので、MMultiAnalyzerの方が他のEQと連携できる分、応用力があると思っています。
MMultiAnalyzerの欠点:
その一方で、MMultiAnalyzerの欠点は、これはMeldaの製品すべてに言えることですが、UIが独特すぎて特に使い始めは分かりづらく感じることです。
(いちど慣れてしまうと、どうってことはないのですが、慣れるまでは苦痛に感じる方もいらっしゃるようです。逆に、Meldaは全てのプラグインの使い方がほとんど同じ流儀になっているので、慣れると他のMelda製品も簡単に使いこなすことができます。)
そしてもう一つの欠点。
それは、マシンによっては、GPUへの負荷が若干高くなる場合があることです。 私の環境の場合は、先々月まで使っていたMacBook Pro 15インチ(2015年製のiGPUモデル)の時は、ファンがよく回っていました。 しかし、最近、MacBook Pro 15インチ(2018年製のdGPUモデル)に乗り換えたのですが、こちらだと(今のところ)問題を感じていません。
注釈2:MMultiAnalyzerはアナライザ専門のプラグインらしく、分析機能においてはNeutron EQの限定的な機能を凌駕しています。
MMultiAnalyzerがあると、手持ちの(ダイナミック)EQを組み合わせることによって、トラック間の音のかぶりを解消することができます。
デモ動画(13分・自動翻訳の日本語字幕可能):
MeldaProductionプラグイン(MAutoDynamicEQ と MMultiAnalyzer)を使用してキックとベースを分離する方法。
上記のYouTube動画はMAutoDynamicEqとMMultiAnalyzerを使って、キックとベースのかぶりをクリーンにする方法を解説しています。
(この動画で使用されているMMultiAnalyzerのバージョンは結構古めのV8です。現在のV13はより見やすく進化しています。)
参考ページリンク
- KVR ユーザーコミュニティー(MMultiAnalyzerについて)
- 日本の方によるレビュー記事リンク:【MMultiAnalyzer】最強のマルチトラックアナライザー紹介
- gearspace ユーザーレビュー
- KVR ユーザーレビュー
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