
*2020年9月26日追記:セール復活中です(10月1日夕方まで。)
Loopmastersのシンセプラグイン「KHORDS」。現在、セールで59ドル(通常価格:89ドル)になっています。
Loopmasters KHORDS
KHORDSは、イギリスのサンプル販売大手で音楽制作ソフトウェアの開発も行ってるLoopmastersの製品です。音楽制作業界の時流を読む持ち前のセンスの良さで、最近はシンセなどのソフトウェア開発にも力を入れています。
この「KHORDS」もLoopmastersらしいプラグインに仕上がっています。
サンプルベースのオシレーターを採用することにより、シンプルな操作性と完成度の高いサウンド実現しています。
(サウンドデザイナーではない)DJやミュージシャン向きの極めて即戦力なシンセサイザープラグインですです。
Deep House系の渋い音。90年代のバイブレーションにソリッドでリッチさが加わり、しっかり現代的なサウンドに仕上がっています。(いわゆるオールドスクール系サウンドが超得意なシンセです。)
音作りのフローは、350種類のサンプルから好みのモノを選ぶ → サンプルのスタート位置を決める。次に、ストレッチ → コードフィルタで音を加工。(フィルターエンベロープとフィルターLFO付き。)最後にFX(Chords、Delay、Reverb)で整える。非常にシンプルな操作性。
(このKHORDSはシンセなのですがオシレーターから音作りをするものではなく、サンプルをベースにしたシンセ・プラグインです。)
Loopmasters KHORDS 詳細
KHORDSはサンプルベースの即戦力シンセ
ヴォーカルサウンドも搭載されています。ポン出しでそのまま使える完成度の高いサウンドが目白押し。カッコいい!
KHORDSには、通常のシンセに備わっているオシレータがついていません。(その代わりにサンプルオシレーターがついています。)
音作りはオシレーター以外の各機能で行います。
サンプルのスタート位置の変更やストレッチ、ADSR、2つのサンプルの間のレイヤリング、フィルタ、LFO、FX(コーラス、ディレイ、リバーブ)などを駆使して音作りをしていきます。これはこれで面白い。
ベースになっているサンプルの質は間違いなくハイレベル。その量も非常に豊富です。
通常のシンセと比べると、拍子抜けするほど簡単に完成度の高いサウンドを作り上げることができます。
ジャンル的には、House、Garage、Hip-Hop、R&B、渋めのEDMにフィットした現代的なサウンド。
単純比較は出来ませんが、この辺のジャンルなら、reFXのNexusのエキパンではなくこっちでも良いんじゃないかなと思いました。
シンプルだけど効率的で多彩なサウンド。演奏するのも楽しいバーチャルインストゥルメントです。
一方、欠点。
サンプルベースなので、プリセットをそのまま使うと他の使用者と音がかぶる可能性があること。(プリセットの出来が良いのでそのまま使いたくなるんです。。)
もちろんFXやフィルタなどの各機能で自分好みの音に近づけることは可能ですが、一から(オシレーターを使って)音作りをする通常のシンセと比べるとオリジナリティの点では優位性はありません。


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このボタンを押すとランダムにベースサンプルが選択されます。



サウンドは文句なしにハイクオリティ
ローファイ系の渋い音も得意。90年代のバイブレーションにソリッドでリッチさが加わり、しっかり現代的サウンドに仕上がっています。
音作りのフローは、シンプル。
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または、単純に膨大な量のファクトリープリセットから使用を始めるのも楽しいと思います。
DJやミュージシャン向きな即戦力シンセだと感じます。
(一方、じっくり音作りをしていくサウンドデザイナー向きではないです。)
musicradarさんのレビュー
https://www.musicradar.com/reviews/loopmasters-khords
長所:
- 素晴らしいサンプルライブラリー。
- 和音(コード)のレイヤーのアプローチの働きが非常に良い。
- 4つの簡単なmodホイールアサインメント。
- 550の確実な「コードサンプリング」サウンドは、本当に感動的なプリセットです。
短所:
- サンプルインポート機能はありません。
- モジュレーションがあまりはありません。
DnBプロデューサーのティム・カント氏によるKHORDSを使ったトラップグルーブとメロディーの制作方法デモ:
おなじみJoshua Casper氏の解説動画:
セール情報

通常価格:99ドル (2020年9月26日:89ドルに価格が改定されています。)
セール特価:59ドル