Mixed In Key 8
Mixed In Key(以降MIKと呼ぶ)がv7からv8にメジャーバージョンアップされました。
英国大手DJ情報サイトのDigital DJ Tipsの 氏によれば、v7のオーナーはフリーでv8にアップデート可能であるとレポートしています。
私が購入したMIKはMac App Store経由のためか、まだv7からアップデートできていません。
Mac App StoreのMIKページ自体まだv7のままなので、現時点では気長に待つしかないようです。一応MIKサポートの方には質問状を送っておいたので、そのうち回答がくると思います。
追記:Mac App Store経由でv7を購入済みのユーザーも、v8にアップデート出来るようになりました。こちらの記事を参考にしてください。
まずは、MIKのプロモビデオをごらんください。
Mixed In Key :
変更点
現在わかっている範囲で、v7からv8へのアップデートで改良された点を記しておきます。
1 . オート(自動)CUEポイントが編集可能になりました。
従来のv7では、自動CEUポイント(MIKが自動で打ち込んだCUEポイント)は、固定されていました。それをユーザーが好きに、変更や削除ができませんでした。
v8ではその自動CUEポイントが、マウス操作で(とても簡単に)編集可能になりました。
もちろん、自動CUEポイントや、ユーザーがそれに手を加えたCUEポイント、ユーザーがMIK上で作成したCUEポイントなどは、SERATOやTraktorと連携させることも可能です。
私は普段、Traktor上でCUE打ちをやっていますが、MIK上でそれもできちゃうということですね。
2 . WaveFormがズーム可能に。
Digital DJ Tipsのフィル氏によると、WaveFormがズーム可能になったそうです。
個人的にはこの辺はどうでもいいかな。。
いや、しかし、自動CUEの精度が向上しているという情報もあるので、これが使えるなら、CUEポイントをちょこっと弄りたいときに重宝するかも。
3 . タグ・ビュー機能が追加されました。
個人的にはこれが一番びっくり。すごいと思います。
もともとMIKがリリリースしている別ソフトである「MetaBliss 」の機能をMIKに移植した感じらしいです。
MetaBliss自体20ドルするものなので、これは嬉しい。
タグ・ビューとはどういった機能かというと、下のYoutube動画みて貰えば一目瞭然なのですが、一応説明しておくと、MP3などの音楽ファイルの中に書き込まれているメタデータを直接編集、管理できる機能。
私はこの作業をフリーのMp3tagというアプリで行っているのですが、Mp3tagは元々windows用のソフトなので、Mac版はWine経由で(無理やり)動かしてる感じで、挙動にちょっと無理があり、使いづらさを感じていました。(しかしフリーの中ではかなり良い方なのでありがたく使わせてもらっていました。)
MIKのタグ編集機能は、 ソート機能や一括編集機能なども付いているようです。これはかなり強力なツールになりそうです。
現在、MIKほどの精度には達していないにしても、SeratoもTraktorもキー検出機能をソフトウェアに内蔵してきています。
これはMIKにとっては脅威となりえます。
従来、独壇場だったMIKのキー検出ソフトとしての価値に、王手がかかるのはもうちょっと先かもしれまが、それでも徐々に差は縮まって行くことでしょう。
こうやってみると、Mixed in Key 新バージョンは、曲の事前の仕込み作業を総合的に管理することを目標とし、それらの効率をより深化させたアップデートだと思われます。
またMIKの付加価値機能であるエナジーレベル検出機能は、100満点とはまで言えませんが、今でもなかなか使える機能です。
そして、まだ発展途上にある自動CUEポイント機能も、これからもっと精度が上がって行くことでしょう。
この2つの機能は、今のところ、MIKの独壇場であることに変わりありません。
私の予想では、MIKのDJアプリである『Flow 8 Deck DJ』も統合してくるのではと思っていましたが、それはなかったようです。。