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Macで特定のアプリのみフルスクリーンで起動させる方法

Mac(OSX)で任意のアプリを常にフルスクリーンで起動させる方法です。

 

Macのブラウザは主にFirefoxを使っています。

画面の狭いMacBook AirでFirefoxを使うときは基本的にフルスクリーンなので、起動時もフルスクリーンで開いてほしい。

Safariの場合は以下の方法で簡単に実現できますが、Firefoxではいまのところ不可。Firefoxでは別な方法が必要です。(それは後述します。)

 

Safariなどでは可能な一番簡単な方法

システム環境設定の一般をクリック。

0 21.43.20

 

下画像の赤枠のチェックを外す。

0 21.43.29

これでSafariはOK。

この設定すると、アプリ(Safariなど)が前回の使用の状態をキープしてくれる。

前回フルスクリーンで使っていたなら、その状態で次回もフルスクリーンで開くようになる。この設定では基本的にすべてのアプリに適用される。

 

しかしこの設定だと、テキストエディットやプレビューなども、前回の作業の状態が記憶されて、次回もその状態で開くので、自分としてはうざったい。

(なので、結局、上記画像の赤枠のチェックはオンにしている。)

  

それ加えて、Firefoxではなぜかこの設定が効かない。

  

なのでAppleScriptを使って解決した。この記事はその自分用備忘録。

 

*記事中の表示される場合がある「セール終了予定日」は目安です(海外サイトは終了日がかなりアバウトで予定より早く切り上げたり、また延長したりする場合があります)。

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任意のアプリのみ常にフルスクリーンで起動させる方法

Mac付属している便利なワークフロー構築ソフトAutomatorを使い、Firefox起動とフルスクリーンの操作を同時に実行させるのアプリ(スクリプト)を作成します。

 

まずは、Finderからアプリケーションフォルダを開いて、Automatorのアイコンをクリックして起動します。

スクリーンショット18.19.38

  

Automatorのアイコンをクリックしたら、下の解説を参考に、、。

 

1. Automatorのアプリケーションを選択

Automatorを起動させて、メニューバーのファイルタブの新規をクリックか、Command+Nをおして、新規作成画面を開くと以下の画像のようになります。

22.52.36

アプリケーションをクリックして、右下の選択をクリック。

 

2. 起動アプリの設定

その後、以下の画像になると思います。

23.08.06

 

これから、起動させたい対象のアプリを選択していきます。

 

下画像の赤枠部分に「アプリ」と入力しEnterキーを押す。

その下に出てきた「アプリケーションを起動」をクリック。

0 3.31.47

 

下画像のように操作したい対象のアプリを選択。今回はFirefox。

0 22.05.13

 

 

次に、AppleScriptを実行させるための設定です。

3. AppleScriptの設定

下画像の左上の赤枠に「apple」と入力しEnterキーをクリック。

その下の「AppleScriptを実行」をクリック。

0 3.31.30

 

下画像の赤枠の文字列を全削除する。

0 3.32.31

 

その後、以下の文字列を赤枠部分に入力。

コピペでOK。

on run {input, parameters}
    tell application "Firefox" to activate
    delay 3
    
    
    
    tell application "System Events"
        keystroke "f" using {command down, control down}
    end tell
end run

 

※ 上記文字列2段目の

"Firefox"

をアプリ名を変えて、別のアプリに応用することもできます。

その場合、下から3段目の

keystroke "f" using {command down, control down}

の箇所でキーボードショートカットの記述を変更してください。

 

 

※ 上記文字列の3段目「delay 3」は、Firefox起動後にフルスクリーンにする命令の遅延です。

 

私のFirefoxの環境の場合、3がちょうどいいようですが、もっと早くしたいなら2でも良いと思います。

わたしのFirefoxには「Classic Theme Restorer」と言う表示改造アドオンを入れていて、フルスクリーンにした時にツールバー上部の余白をなくして、縦幅の表示を増やしています。

その場合、「delay 2」にすると、このツールバー上部の余白が消えなくなってしまうので、きちんと消えてくれる「delay 3」に設定しています。

0.03.37

  

参考記事:画面の狭いMacBook AirでFirefoxを快適に使う方法

 

 

その後、こんな感じになるかと思います。

0 3.29.51


4. Command+Sで保存

下画像のように名前を適当につけて、とりあえずはデスクトップあたりに保存します。

3.33.19

  

 

デスクトップにこのようなアプリができました。

0 22.21.50

このアプリをアプリケーションフォルダにあたりに入れればOKです。

そのアプリをDockに登録しておけば、Dockから一発でFirefoxをフルスクリーンで起動できるようになります。

0 3.35.00