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「現代的DJの機材選び」目次
2 「DVSとPCDJ」リアルミキサーとPCを使ったDJプレイ
3 本格的なDJプレイを望む人にお勧めしたい 「Kontrol Z2 DJ Mixer」
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今回はここ
ミキサーは、djプレイを行う上で中心的な役割をなすハードウェアだが、現代ではPCのソフトウェア上に再現されたミキサーを使うDJも増えている。
DJ機材の売り上げ的には、既にそうしたソフトウェアミキサーを操作するコントローラーの方がリアルミキサーよりもシェアが高くなっている。
ちなみに、ターンテーブルに関しては言うに及ばず、すでに2000年代初頭にはCDJがタンテのかなりのシェアを奪い、また最近では、そのCDJが、PCDJ用コンソールにシェアを奪われつつある。
しかし、最近は、そうした急激な変化に対する抵抗も大きい。
それに加えて、従来からあるアナログ回帰の流れも、(一過性の流行以上に)かなりの盛り上がりを見せている。
ただし、(第一回で紹介したような)ターンテーブル+アナログレコード+(ロータリー)ミキサーのセットアップは、高コストでメンテナンスも必要だ。
これらクラシカルでリッチなスタイルは、もはや、マニアや拘りのあるプロ向けのプレミアムなセットアップという位置付けだろう。
この(素晴らしい)構成は、技術習得の難しさと、金銭的負担の大きさゆえに、初心者やアマチュアにとっては相当に敷居の高いものになっている。
今回は、もう少し気楽にリラックスしてDJを楽しむことができるセットアップを紹介していこう。
前回までは、ミキサーの事を、単にミキサーと言わずに「リアルミキサー」と言っていたが、実はそれには理由がある。
PCを使ったDJでは、リアルなミキサーさえも使わずにプレイする方法があるからだ。
Traktorなどをすでに使用している人にはお馴染みの内部(インターナル)ミキサーを使う方法だ。
Traktorの便利な機能「内部ミキサー」
TraktorやSeratoなどのPCDJソフトには、ソフトウェア内部にミキサー機能が内蔵されている。内部ミキサー(インターナルミキサー)と呼ばれるものだ。
この「ソフトに内蔵されたミキサー」は色々な呼び名があるが、どれも同じものを指す。
- 内部ミキサー
- 内蔵ミキサー
- インターナル・ミキサー
- ソフトウェア・ミキサー
ここでは「内部ミキサー」と統一して呼ぶことにします。また、Traktor使用者の間では、外部の本物のミキサーのことを「リアル・ミキサー」と呼ぶことが多い。
特にTraktorに装備されている内部ミキサーの特徴的なところは、他の主要なDJソフトと違い、イコライザー(EQ)とフィルターの種類が豊富なこと。
Traktorの内部ミキサーには、EQが6種類とフィルターが3種類ある。この中からDJの好みとTPOに応じて自由に使い分けることができる。
ある意味、18通り(6種類のEQと3種類のフィルターの組み合わせ)の異なるテイストを持ったミキサーを所有していると言えなくもない。
上記画像、赤枠で囲った部分が、Traktorのインターナルミキサー。 リアルミキサーと遜色ない操作系統を有している。この内部ミキサーを専用のMIDIコントローラーで操作する方法も、主要なDJプレイの手法になりつつある。
Traktor「内部ミキサー」の細かいディテールに関する解説は以下の記事を参照にしてください
Traktorの内部ミキサーをフィジカルに操作可能にするMIDIコントローラー
NI Kontrol X1とZ1
下の写真、右側がNIのKontrol Z1。前述の内部ミキサーを操作するための専用コントローラー兼オーディオインターフェイス。
その隣が、FXや再生、Loop、CUEポイントなどTraktorのメイン操作を司るKontorl X1。
このような最小の構成でも、(DJプレイをする上で必須の)殆ど全ての操作ができるようになっている。
使用してみてすぐに感じられるのが、kontrol X1+Z1とTraktorの各種機能との親和性がとても高いこと。スムースで気持ちの良い操作感。ソフトとハードを同一メーカーが作ったからこそ出来る、かゆいところまで手が届く使いやすさだ。
大きさを見ても、隣のMacBook Air11インチモデルと並べると、小型化という部分でもかなりの進化を遂げてきたのがわかると思う。
kontrol X1とZ1のサイズ
Kontorl X1 120 mm x 52 mm x 294 mm / 0.691kg
Kontrol Z1 120mm x 51mm x 293mm / 0.65 kg
ただし、不満な点も一つ上げておくと、(NI製ハードウェア全般に感じることだが、)ノブなどの可動パーツが若干安っぽく感じる。ノブの回転時の抵抗感が、使用していくうちに、少しずつではあるが、すり減っていく。
使い方にもよるだろうが、自分の場合は、1年経たずにノブの従来の抵抗感が徐々にだが失われつつある。まだまだ抵抗感はあるが、がっつり使う人なら、2〜3年でノブの感触はずいぶん変わっていく可能性もありそうだ。
そうなっても特に使用不能になるわけではないが、適度なノブの重みは残っていて欲しいものだ。
しかし、Native Instruments社の名誉のために言っておくと、他のメーカーのコントローラーで、Z1よりヤワなものはいくらでもある。この価格ならこのくらいのクオリティーでも、そこまで文句を言うほどではないとは思う。
どのコントローラーでも使っていくうちに抵抗感が摩耗していくのは致し方ない。こればかりは可動パーツを使っているコントローラーの宿命だとあきらめるしかない。
個人的な経験だが、ドイツ製の高級コントローラーのFaderfoxは、購入後2ヶ月で、ノブの真ん中の止め(Center detent)の感触がヘタってなくなってしまった。
Z1、X1ともに約2万円。
Kontrol Z1は、オーディオインターフェイスとしても機能するので、とりあえずPCとZ1さえあれば即DJプレイが可能だ。
(ちなみにZ1は、iOS版Traktorのコントローラー兼オーディオインターフェイスとしても機能するので、iPhoneまたはipad+Z1のセットアップでもOK。)
Kontrol Z1とX1
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Z1内部のオーディオインターフェイスの音質に特筆すべきものはないが、クリアーにそつなく鳴らしなかなか良い音。クラブなどでの使用も十分に可能だ。
もしZ1に興味がわいたら、下のMojaxx兄貴のデモ動画を見てみてほしい。
上記のように、内部ミキサーを使用したプレイスタイルでは、当然リアルなミキサーは必要としない。(内部ミキサーを使用するということは、外部のミキサーを使わずにPC内でミキシング作業を完結させるということだ。)
Traktorのインターナルミキサーの場合、マウスやキーボードで一通りの操作が出来るようになっている。しかし、マウスでのDJプレイは操作感やマルチタスクを考えると現実的とは言えない。
ソフトウェア内の各操作をスムースに行うにはMIDIコントローラーによる操作が不可欠。
MIDIコントローラー(※1)の基本的な役割は、「ソフトウェア内の各機能を操作しやすくする」という一点に注力している(※2)。実際、MIDIコントローラーで、リアルミキサーの機能を持っているものは極少数だ(※3)。
最近の優秀なMIDIコントローラーは、リアルミキサーやCDJのジョグホイールなどと、かなり近い操作感を実現し、飛躍的にプレイの可能性を拡大する役割を果たしている。
(※1)便宜上、MIDIコントローラーと書いたが、Z1やS4などのNI製コントローラーはMIDI信号でなくHIDプロトコルという信号をコントローラーとソフト(Traktor)とのやり取りに採用している。
HIDプロトコルはMIDIと比べ、安定性や処理能力が高いため、より繊細な操作に向いていると言われる。
Traktorでは、(現行全ての)NI製ハードと、一部のパイオニアのCDJやコントローラーしかHIDには対応していないが、これから徐々にHIDを使ったコントローラーが増えてくると思われます。
(※2)Kontrol Z1をはじめ最近発売されているコントローラーはオーディオインターフェイスとしての役割も担う機種が増えてきた。
(※3)パイオニアのDDJ-SZや今は亡きVestaxのvci-380、DenonのMC6000MK2などがリアルミキサー機能を有している。
ちなみに、Z1、X1ともにプラッター(ジョグホイール)が付いていないが、新型のKontorl X1で採用されたタッチストリップを使用して手動でのテンポ調整が可能。プラッターほど使いやすいとは言えないが、曲の頭出しにも使え、慣れると結構便利。
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その他のTraktor専用コントローラー
Traktor用のMIDIコントローラーは、Z1やX1のみならず、より細かな操作を可能にするKontrol S2、S4などがある。S2とS4はプラッター(ジョグホイール)による手動のピッチ調整も可能。
大きさ的には、パイオニアの競合機種DDJ-SRと比べると一回り以上小型なので、可搬性にも富んでいる。
しかしこの大きさでも、場合によってはブース内の置き場所に困ることがあるかもしれない。X1やZ1などと比較すると、モバイルには若干微妙な大きさといえなくもない。
Kontrol S2とS4のサイズ
Kontrol S2 43.8 x 30.8 x 6.7 cm / 2.6 kg
Kontrol S4 50 x 33.8 x 7.2 cm / 3.4 kg
このサイズに問題がなければ、S4はTraktor使用者とってベストな選択の一つだろう。
(S2はフィルターのノブが独立していない事と、2デッキ操作用途という事が納得できれば、悪くない選択だ。)
S2、S4どちらも、自宅でのミックス練習やDJミックス作成にも最適。マイナーチェンジを重ね、初心者からプロまで満足して使う事の出来る完成度に仕上がっている。
それ以外にも、REMIXDECKやSTEMSの操作も可能にした、S8、D2、F1などがある。
(当サイトお勧めのセットアップである)Kontrol X1+Z1のプレイに余裕を感じてきたら、D2、F1などを付け足して、REMIXDECKやSTEMSの操作に挑戦するのも面白いだろう。
最近発売されたD2。Traktorの新しい機能「Stems」に対応したスペシャルなコントローラー。
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