Meldaではどのプラグインでもそうなのですが、大体各セクションごとに「サイコロ」ボタンや「Randomize」ボタン、「Generate」ボタンなどが付いてます。
これらの機能は、Meldaが自動でFXなどの状態を生成してくれるランダマイズ機能です。
(MeldaProductionのプラグインには、スマートランダマイズ・エンジンが搭載されています。)
まさにプロデューサーが、各演奏者やエンジニアに指示を出して、さまざまな仕事(演奏やサウンドデザインなど)をさせて、どれが良いか選ぶ感じ。(ちなみに、英語では、このことを「オーディション」って言葉で表現することが多いようです。)
Meladaのプラグイン使用者は、大物プロデューサーになった気分で、サイコロボタンを押しながら(オーディションして)自分の気に入ったサウンドやエフェクトなどの状態を手に入れれば良いのです。
Meldaの製品は操作が難しいと良く言われますが、このスマート・ランダマイズ・エンジンを用いて作業を進めて行けば意外と簡単です。
MDrummerを使って説明します
例えば、MDrummerの場合、ドラム全体や2つセンドなど、ドラムセットの各楽器ごとにFXがかけられますが、それらそれぞれ個別にランダマイズエンジンが搭載されています。
MDrunner使用前の準備
わたしは、MDrummerは音源としてのみ使用していて、ドラムパターンジェネレータ(リズム・ジェネレーター)&ドラムシーケンサーは使わないので以下の設定で使用します。(ドラム・パッド モード)
(MDrummerの売りの一つの)リズム・ジェネレーターも便利です。わたしは使ってないですが。(自分で作って遊びたいので。。)
このリズム・ジェネレーターにもスマートランダマイズエンジンが搭載されています。ドラムを作るのが苦手でもMDrummerが自動で作ってくれます。
この各セクションのランダマイズだけでも気が遠くなるほど多様性があります。このランダマイズ機能だけを利用しても様々なサウンドが作れます。
クイックセットアップ(メインタブ)内のデザイナータブでは、ドラムセット内の楽器ごとのランダマイズと、そのエフェクトのランダムの生成が可能。
この機能は、ドラムセットエディタタブ内のエフェクトと連動している。
⬇️ 拡大
ドラムセット内の各楽器単位のエフェクトを司るドラムセットエディタ。ここにもスマートランダマイズエンジンが搭載されている。
ちなみにMDrummerにはMXXXと同等のFXが搭載されています。(Meldaの主要なFXは全部入っています。)
マスターやセンドなどのエフェクトを司るエフェクトタブ内のエフェクトセクションにもスマート・ランダマイズ・エンジンが搭載されている。
このようにスマート・ランダマイズ機能のみの活用でも面白いサウンドデザインが可能になっています。
全てのMeldaProductionのプラグインは使い方が(統一されていて)似通っているので、一つのプラグインでMeldaの作法を覚えると他のプラグインも使えるようになると思います。
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