MDrummer用のサウンドパックを誤って削除してしまったので、再度Meldaのサイトに行ってMDrummerの追加パックをダウンロードしに行ってみました。
そうしたら何と『MDrummer ElectronicGenres』と言うパックが新たに追加されていました。
早速ダウンロード。。
ちなみに、これらMDrummer用の追加パックは、MDrummerとMXXX(*)の所有者さんはいつでも無料で貰うことができます。
(*MXXXにはMDrummerが内蔵されているため。)
MXXXについて:
MeldaProductionの製品群は一生涯アップデート無料保証なので、これら追加音源もMDrummer所有者はいつでも無料で取得可能です。(MDrummerが収録されているMXXXとMCompleteBundle所有者さんもこれらの追加音源を無料で貰うことが出来ます。)
今回新たにゲット出来た『MDrummer ElectronicGenres』は、EDM(広義のエレクトリック系ダンスミュージック)のドラムセットとリズムセットが収録されています。
MDrummerでは『MDrummer ElectronicGenres』の他にも、最近追加された生音系の大型ライブラリ『MDrummer Studio 2018』も質が高く即戦力。「14GB超」のとても気合いの入ったライブラリです。
MDrummerは、気が遠くなるほど多機能で高性能なドラムサウンド&トラック作成ツールです。
これ一台だけで、クラブ系からロック系、アコースティックドラム、民族音楽のパーカッションなど広範囲なドラムサウンドを構築できます。
従来からある合計5GB超の『MDrummer Studio 2008』と『MDrummer Studio 2009』も今でも十分使えるライブラリーでした。
それに加えて、新しいアコースティック系の追加パック『Studio 2018(14GB)』と『ElectronicGenres(500MB)』による大規模な補強で更に強力なドラムツールに発展しています。
アコースティック系の大型追加音源パック「Studio2018」について
Studio2018は、多くのマイクを使って録音されたアコースティックドラムとパーカッションの新しいコレクションです。ヤマハメープルカスタム、パールマスターズカスタム、マペックスブラックウィドー、ビンテージスリンガーランドなど、数多くのハイエンドドラムセットをサンプリングしました。それらに加えて
- 約20種類のスネアドラム
- 7種類のライドシンバル
- 5種類のハイハット
- 15種類のクラッシュ/スプラッシュ/チャイニーズシンバル
などを録音しています。それから、コンガ、ボンガ、ダルブカ、ジャンベ、シェイカー、タンバリンなど、Melda開発チームが入手できた全てのパーカッションを録音しました。これらのサウンドは、すべてが綿密にポストプロセスされ、使いやすくするためにマルチサンプル、コンポーネント、ドラムセットをチューンしています。また、ドラムとパーカッションの両方のために、何百もの新しいループを録音し、それらから多くのリズムを作り出しました。このパックにはMDrummer 12.10以降をインストールすることを強くお勧めします。(ソース:MeldaProduction)
MDrummerについて
Mdrummerの良いところ
- 音源が豊富なこと
- 基本機能がしっかりした上で、プレミアムな機能も充実している
- 数あるドラムツールの中でもエフェクトが(おそらく)世界一豊富なこと(豊富などという生易しい状態ではなく常軌を逸している)
- ドラムマシーン的なリズムツールが内蔵されている
- 高いサウンドクオリティ
- 意外とユーザー補助系の機能が充実している
- Melda Productionが続く限り製品のアップデートは永遠に無償(Wavesなどのようなお布施システムがない)
- Meldaのプラグインはその全てが統一した操作系統を有しているので一つのプラグインを使えるようになると他のプラグインの習得も早い
Mdrummerのイマイチなところ
- 大手製品と比べて使用者が少ない
- UIが細かく見にくい
- 設定項目多過ぎて取っ付きにくく感じさせる
- 習得するのに時間がかかる
- リズムツールの操作性は直感的とは言えない(使いにくく感じる)
- FXのプリセットの切り替え機能が直感的ではない
- (MDrummerでは感じないが)プラグインによってはMeldaの中の人が作るプリセットに偏りを感じることがある(最近はMelda以外が作成したプリセットも搭載されるようになってきました。)
- (Meldaのプラグイン全体のことだが)一部のユーザーの環境においてバグの発生が報告されている
もともと小さいフォントなのにその大きさの調整ができない
8番のフォントサイズの変更ができな件ですが、設定項目がありました。(以前にはなかったように思うのですが、もしかしたら私が知らなかっただけかもしれません。)
プラグイン右上のsettingsをクリックすると、設定画面が出てきます。(過去画像はMPowersynthですが、MDrummerも設定方法は全く同じです。)
設定画面内のStyleをクリック。
Style Configuration (UIの構成設定)の画面が出てきます。
その中にあるSizeからお好きな拡大率のパーセンテージを選択するとフォントサイズも大きくなります。
「フォントサイズも」と言ったのは理由があります。この設定は、文字だけではなくUI全体を拡大する機能です。したがって、プラグインウインドウも大きくなるので、PC画面のスペースを占有する欠点があります。(フォントのみの拡大機能は実装しなかったようです。。)
それでも、フォントが小さくて困っていた身としては非常にありがたい。
私の場合は、MacBook Pro 15インチ(Ableton Live 10)を使った状態だと、120%が使いやすく感じています。
140%だと画面いっぱいにMDrummerが占有します。MDrummerのみに集中したい場合はこれでも良いかも。
6番の「FXのプリセットの切り替え機能が直感的ではない」について。。
ドラムエディタ画面では各楽器のサウンドを一から作ったり、出来合いのものを調整したりできます。私はMeldaが用意しているサウンドをFXで微調整して使うのですが、そのFXスロットのプリセットブラウザがイケていない。
プリセットの進む&戻るボタンがないので、一つのプリセットを選択して適用すると、ブラウザ画面が閉じてしまう。なので、次のプリセットに変更したい場合は、再度右側のFXセクションでブラウザを開き直さないといけない。
一方で、FX単体のプリセットでは「進む&戻る」ボタンはちゃんと装備されています。
要するに各楽器のFXはたくさん用意してあげたんだから横着せずに自分で選びなさいということですかね。。
気に入らないところもあるのですが、全体的に見ればよくできたツールなのでこれからも使っていきたいと思っています。
MDrummerやMXXXのCyber Week半額セールは明日の9日夕方ごろまでです。。
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