モバイルでは主にMacBookを使ってきた私が許容できそうなWindowsノートPCを探してみました。MacBookより大いに優れた部分もあって真剣に迷ってしまいます。
「MacBook Proを買う気満々で色々調べてみた」目次
1 序章「思い切ってMacBook Proを買ってしまうのが良いのかな?」
2 MacBook Proは13インチと15インチ、どちらを買えばいいのか?
3 海外旅行に持っていくMacBookはどれがベストか?
4 MacBookの代わりにWindowsのノートはどうだろう?
↑ 今回はここ
5 改めてMacBook Airは良いマシンだと気付いた
6 MacBook AirのCPUの発熱と4GBのメモリ容量は大丈夫なのか?
7 おまけ:「MacBook AirやProのメモリはCTOで容量アップして買うべきなのか?」
MacBookの代わりにWindowsはどうだろう?
自宅のデスクではWindows7を使っています。
デスクトップでマウス操作が前提ならWindowsでも十分快適ですが、自分はすでにMacのトラックパッドの便利さに慣れてしまったので、今更不便なWindowsノートのタッチパッドには戻れません。
Macのトラックパッドの操作感に並ぶものなど、現行のWinノートでは、皆無なのではないでしょうか?
店頭で気になるWindowsの新型機を多数試してみましたが、Windowsのタッチパッドの精度や操作感はMacの足元にも及ばないと感じました。
すでにその事実だけでWindowsのノートを使う理由はないのですが、その中でもよさげな機種を一応ピックアップしてみました。
私が実際に購入検討の対象にしたのはこの2機種だけ。この2機種は、実際店頭で結構長い時間をかけて試用してみました。Thinkpad のTとXシリーズは(Macには及びませんが)結構高級感があって手になじみます。
この2機種の何が良いかというと、そこそこ薄くて軽量なUltraBookのカテゴリーにありながら、珍しくストレージとメモリを自分で載せ替えることができることです。拡張性ゼロのMacBookに不満を感じている私にとってはとても魅力的です。
ThinkpadのXやTシリーズは、ユーザーの手でパーツ交換が可能なのが素晴らしい
ThinkpadのXやTシリーズに搭載されている2.5インチのSSDは、ここ最近かなり価格が下がっています。なので、気楽に大容量のSSDを別途購入して載せ替えることができます。
ThinkpadはMacと違い部品が劣化したり壊れても、パーツ自体が安く容易に手に入るので、パーツ単位で買い替えれば良いだけです。かなり気楽な使い方ができるでしょう。
メモリにしては、購入後は今のところはそのまま使いつつ、今後大容量の16GBのモノが安くなった時に載せ替えればいい。
また、T450sに関してはバッテリーも自分で交換することが可能です。
Thinkpadは交換パーツが安く豊富に流通しているので、自分で節約がてらいじりたい人にはなかなかいいマシンだと思います。
価格も(モデルによりますが)10万円前後で購入可能なようです。Macと違い時間が経つと安くなることが多い。セール時や在庫処分時に買えればかなりお得。(そのぶんリセールバリューも低くめですが。)
個人的にはタッチパッドのつくりがもう少し良ければT450sを購入していたと思う
Macbook proの15インチではちょと大きく重いと感じていましたが、このT450sは14インチで1.5kgちょっと。大きさも絶妙で、13インチのノートPCと殆ど変わりません。なのにディスプレイは(ちょっと大きくなっただけなのに)広々した感じがある。
このT450sは、MacBook Pro 15inchと比べると重量的にも大きさ的にも断然モバイルしやすいです。13インチと15インチの良いとこ取りな感じがします。
デザインは、Macとは全く異なる方向ですが、シンプルな道具って感じでカッコいい。
T450s は、Thinkpadのトラックポイントに慣れている人ならかなり良い機種かもしれません。少し重量アップしますが、液晶をタッチスクリーン付きを選択す ることも可能。その他、液晶をipsのFHDにしたり、CPUをCore i7にしたりとかなり細やかなカスタマイズが可能です。
MacBook Proで気に入らないUSB 3.0ポートのの少なさ(2つのみ)も、Thinkpad T450sならしっかり3つ搭載しているのもうれしい。その他、アナログRGB出力、Mini DisplayPort、Gigabit Ethernetなどインターフェイス類も豊富です。
この辺の拡張性の汎用性の高さは、さすがビジネスモデルを標榜しているだけありますね。
セキュリティソフト(ファイアウォールやアンチウイルスなど)やユーティリティ系などMacなら有料が主流のソフトも、Windowsならフリーのものが多いという利点があります。
私としては、Macのトラックパッドを経験していなければ、文句なしにT450sを買っていたと思ます。
または、MacBook Airの代わりにX250を選択していたでしょう。
しかし、いまさらノートPCにマウス持参なんて事は出来ない体になってしまいました。
ただし、Thinkpadのトラックポイントの使い方を覚えると、人によっては、Macのトラックパッドと比較しても断然使いやすいそうなので、Macがどうしようもない改悪に進むことがあれば、トラックポイントにチェレンジしてThinkpadに移行することもあるかもしれません。
2017年9月12日追記:T470s
今なら新型機のThinkpad T470sがコスパ最高でしょう。
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Thinkpadの14インチ高級機ラインのTシリーズは、T470sになってからLTEに対応しました(SIMカードが入れられるってことです)。外出先でWIFIを探さなくてもネットが繋がるし、ルーターを持ち歩く必要もない(スマホのルーターモードで電池の無駄遣いをしなくても良い)。これは便利。
また、USB Type-Cポートも追加されました。もちろん、新型MacBook Proと違って従来のUSB-Aポートもきちんと装備されています。
そして、新型MacBook Proと違い、SDカードリーダーもちゃんと付いています。
しかも、SDカードリーダーが付いていた旧型MacBook Proと違って、SDカードがはみ出ることもありません。ですので、価格の高いMicroSDカードと専用のアダプターを購入する必要もありません。
WindowsでOKなら、ホントこれで決まりだよなぁと思ってしまう。。
このT470sの大きな利点は、旧モデルのT450と同様に、SSDもメモリもユーザー自身の手で交換可能なこと。
メモリ用スロットは2つですが、一つはオンボード。したがってユーザーが自由に交換可能なのは1スロットのみ。しかし、メモリがマザーボードに直にハンダ付けされている2016,2017年モデルのMacBook Proと比べれば、自由度は天と地の差。最大で24GBまで増設可能です。
SSDもしかり。新型MacBook ProはSSD交換もままなりませんが、こちらは購入後も自由に交換可能。(規格は高速のSATA M.2 SSDです。)
バッテリー交換は、MacBook Proと同様にメーカーに頼んで交換する形になります。
T470sと新型MacBook Proを比較して、弱点を探すとすれば、OSXではないことくらいかも。
絶妙な大きさの14インチで、約1.32kg。コンパクトだよなぁ。
あと弱点を探すとすれば、15インチのMacBook Proと違い(13インチProと同様に)CPUがモバイル向けのUシリーズしか選べないことです。(4コアではなく2コア。)
T470sで選択可能な一番ハイグレードなCPU「 Core i7-7600U (2.80GHz, 4MB)」を選んでも、PassmarkのCPUスコアは「5620」。
この値は、新型の13インチMacBook Proの2017年の標準モデルとほぼ同じ。
MacBook Pro 13インチ(2017):Intel Core i5-7360U @ 2.3 GHz (2 cores)
Average CPU Mark:5999
ちなみに、15インチの2017年 MacBook Proの標準モデルは、
MacBook Pro 15インチ(2017):Intel Core i7-7700HQ @ 2.8 GHz (4 cores)
Average CPU Mark:8981
とは言え、Passmarkの値が5000ポイント以上あれば、現在のノートPCではかなりのハイスペックな部類に入ります。
* Thinkpad系はレノボの直販サイトが安売りをしている時が多々あるので気になる方はこまめにチェックしましょう。
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2017年9月15日追記:(Windowsノートの買い替え時期に来ているので)私はこのT470sの購入を検討中です。
また、 見た目と軽さに拘りまくる方に限り、T470sの上位機種であるThinkPad X1 Carbonが選択肢に入ってくるかと思います。
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次回は「改めてMacBook Airは良いマシンだと気付いた 」です。