海外旅行に持ち運ぶMacBookはどれが良いのか? 個人的には、今までの旅の経験上、それは意外とはっきりしています。
大型のPro15は荷物の多い海外への長旅には不向きかもしれない
*お急ぎの方は、追記から読んでください。
前回はMacBook proの13インチと15インチモデルの、主にスペック上の比較について触れてきました。
今回は、それらの重量とサイズ感について海外旅行に帯同する面で考察を深めていきたいと思います。
長時間MacBook Pro 15インチと13インチをじっくり使い比べてみました。
やはり15インチの方が表示領域が広く快適です。
たった2インチの違いなのに、使用上の快適度は倍以上の違いを感じさせます。持ち運びを含めない純粋な使用感だけに絞れば、15インチモデルが圧倒的に優れていると言ってしまって良いでしょう。
15インチの見やすいディスプレイは、まさにRetinaの本領発揮といったところです。
しかし、15インチはモバイルするには結構な重量(2.04 kg)。
旅先では、あまりに重いノートPCを使用していると、宿に置きっぱなしで外出してしまうことも増えるでしょう。
東南アジアや南アジアあたりをウロウロしている自分の周りでは、MacやPCの盗難はありふれた話です。海外では唯一のプライベート空間である宿の中でも貴重品の扱いに関しては気が抜けません。
その点現在使っているAir11インチは非常に優秀。
MacBook Air11インチなら、どこへでも気軽に肌身離さず持ち歩くことが可能です。小さければ、ホテル室内の隠し場所にも困らない。
私的な事ですが、海外ではそこそこ治安の悪いところにも足を運びます。そんな時は、身の回りのセキュリティや持ち物の管理に注意を払わざる得ません。海外の旅ではホテルの部屋以外は殆どが公共の場なので、常に未知の他者の目に晒されていると思って行動する必要があります。
ことさら貴重品の管理に神経を使います。
(セキュリティが万全な高級ホテルを泊まり歩くような旅なら、MacBook程度の貴重品の管理にそこまで神経質になる必要はないのかもしれません。)
セキュリティを考慮に入れた機種選択に関しては、ご自身の渡航先やよく利用する宿泊施設のレベルなどを熟考して、慎重に決断されるのが良いでしょう。
本格的な動画編集や、LogicなどのDAWの作業には断然15インチMacBook Proがフィットしますが、上記のセキュリティやモバイル性も考えると、大きなPro15の購入を気軽に決断する事は出来ません。
以前は、現在の15インチモデルとほとんど変わらない重量のポリカーネードタイプのMacBookを海外旅でも使っていました。しかし、MacBook Airの取り回しの良さに慣れてしまった今となっては、2kgを超えるノートを持ち運ぶのは正直しんどい。
旅の生活の中で、荷物は軽ければ軽いほど日々の移動が楽になるのを身を持って学習してきました。身軽だと自然と行動力もグンと増します。
また、現在、旅で使用しているMacBook Air 11の前は、13インチのWindowsノートが旅のお供でした。Acer製で1.7kgほど。持ち運びに困ったことはありませんでしたが、他にも荷物があるので、それらと合わせるとややズッシリ。ACアダプタやPCケース、バックアップ用の外付けHDDなども一緒に持参していました。(デイパックで背負ってはいても、常に持ち運ぶのは辛かった。)
海外で長期間快適に動き回るなら13インチで1.6kg弱の13proが、個人的にはギリギリのラインだと思います。しかし、快適とまではいえないと思います。
旅の移動にのみスポットライトを当てるなら、MacBook Air 11インチモデルは、まさに異次元な快適さを旅人にもたらしてくれます。
高々数百グラムの差など大したことがないと思っていましたが、いざ長時間持ち運んでいるとそのわずかな差が、旅の快適度を大きく左右することに気付かされます。
MacBook Pro 15インチは、元気な方が国内の短距離な(通勤などの)移動や、車での移動で持ち運ぶ程度なら、許容できる重量、大きさだとは思います。(MacBook Proの15インチモデルは、開いた状態だとかなり大きく感じますが、閉じると結構コンパクトです。)
私自身の結論
あちこち動き回る海外旅行なら断然MacBook Air。(特に11インチモデルは素晴らしく便利。)
また、(ポートが電源供給も含め1つのみと)拡張性を気になさらない方なら、新型MacBook 12インチモデルは旅のお供には最高でしょう。
渡航先が海外で中長期の旅行なら、重量的にMacBook Pro13インチが快適度を大きくは損なわないであろうギリギリのライン。
車移動や通勤程度の行動範囲なら、MacBook Proの15インチでも何とかなるでしょう。
しかし、他に多くの荷物がある海外旅行では、結構しんどいかも。
無理をしないといけない場面に遭遇することがあるかもしれません。特に、荷物を抱えてあちこち頻繁に移動するバックパッカー的な旅の場合はなおさらでしょう。
ここから2017年2月追記
と、こんな記事を書いておきながら、かくいう私は、最近、旧型(2015年)のMacBook Pro 15インチモデルを購入してしまいました。
DAWやDJ用途を考えるこれ以外の選択はなかったので仕方ありません。
もちろん、今ではこの旧型MacBook Pro 15が旅のメイン機です。
このカバーもつけたので、より重くなりましたw
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レビュー記事:JisoncaseのMacBook用ケース おすすめです
2kgオーバーの15インチMacBook Proを持って海外をほっつき歩くのは、やはり体力がいりますよw。
このMacBooK ProとDAW用のオーディオインターフェイス、DJ用のポータブルミキサーとコントローラー、ヘッドホン、その他外付けHDD、SSD、タブレットなど。それら機材類でかなりの重さになっています。
それに、着替えや何やらで15kgは必ず超えてしまいます。(*1)
そこそこ体力のある成人男子の私でも、この重さの荷物を持って、気温が常に30超えで湿度も高い東南アジア界隈をうろつくのは結構大変です。
それらの荷物を、このコールマンの50Lのザックに入れて運んでいます。
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50Lクラスの大容量ザックの中では最軽量クラス。
それにもかかわらず、背中や腰の部分のクッションがしっかりしているので、長時間でもなんとか背負って行動する事ができる。助かっています。
また、(旅先で)MacBookを宿に置きっぱなしにするのが怖いときは、デイパックに入れて持ち運んでいるのですが、15インチだと重さ大きさ的にギリギリです・・。(いや、正直ナシですね。重いし、場合によっては他の荷物が入らなくなる。)
注釈
*1 歩きメインで気楽に海外で動き回るなら、(バックパックで背中に荷物を背負っても)10kg以内に抑えたい。いくら何でも15kgは重すぎる。移動が嫌になるレベル。
また、最近流行りのLCC(格安航空会社)を使う旅なら、機内持ち込みは7kg以内が多い。預け荷物を追加すると結構出費(片道3千円から6千円ほどアップ)が増えて、せっかくのLCCの安さを享受できない。
その辺のことも考慮すれば私の選択は愚かですね。
そして、今なら、新型のMacBook Pro 13インチモデルが、旅のお供としては最適解ではないかと感じています。
新型 MacBook Pro 13 : 高さ:1.49 cm 幅:30.41 cm 奥行き:21.24 cm 重量:1.37 kg
13インチなら日常生活における全てのタスクに対応可能。わがままを言わなきゃクリエイティブワークにも何とか使用できる。そして重さは、13インチMacBook Air 13インチとほぼ同じ13.7kg。
これから旅先でも使っている人をよく見るようになると思います。バックパッカーやノマドワーカーならこれ一択と言っていいかもしれません。
しかし、私の場合は、海外で旅というより生活しているので、(そこそこプロフェッショナルな)クリエイティブ系作業さえも全てを一台で済ませられる15インチ以外の選択肢はなかったので仕方ありませんでした。
また、周辺機材の関係上、軽くなった新型の15インチ(2016年モデル)の購入は(個人的には)選択肢から外れました。
(もっと正直に言うと、2015年モデルの価格的魅力にも負けたわけです・・。)
* 新型MacBook Proは、15インチも(約10%)軽くなりましたので、重量的にはそこまで悪くはない選択かと思います。(2.04 kg→1.83 kg)
私が旅で使っているおすすめMaBookケース(撥水仕様)
先日、MacBook Pro購入ついでに、このケースをAmazonで購入しました。撥水加工でプロテクトも中々いい感じです。そして、何と言っても軽い。おすすめです。
15インチ用(2016,2015モデル共用)
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13インチ用(2016,2015モデル共用)
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レビュー記事書きました。
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次回は、「MacBookの代わりにWindowsのノートはどうだろう?」です。