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Mixed In KeyとRecordboxの連携について

rekordboxとMixed in key(以下MIKと呼ぶ)の連携ついての質問をいただきました。

(私が知り得た範囲ですが)こちらで回答させていただきます。

 

*記事中の表示される場合がある「セール終了予定日」は目安です(海外サイトは終了日がかなりアバウトで予定より早く切り上げたり、また延長したりする場合があります)。

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RecordboxではMixed In Keyの自動CUEポイント機能は今のところ利用不可

質問:

急なDM失礼します。 sawayakaさんのブログ楽しませてもらってます。 すみませんが質問がありまして、mixed in keyでの連携の質問なのですが、recordboxとの連携にて自動CUEは反映の仕方があれば教えていただきたいです。。。周りに聞く方もいなく本当に申し訳ないです。

 

最初に要点から。

残念ながら、(現状では)recordboxにてMIKのAIによる自動CUEポイント機能は利用できません。

 

TraktorとSeratoでは利用可能なこの機能ですが、recordboxの開発元のパイオニアDJ社はそれらのサードパーティが介在する開発環境を閉じています。ゆえに、MIK側ではこの件を解決することはできないようです。

MIK社は数年前からパイオニアDJ社に対し(この件の)改善はできないか?とリクエストをしているようですが、パイオニアDJ社はこの件に関してそれほど興味を示していないようです。

 

https://www.facebook.com/mixedinkey/posts/1023587831014204:0

上記の記事は、MIK社がパイオニアDJ社のCDJとMIKとの連携が可能になるようにLikeボタンを押して働きかけに協力をしくださいと、MIKのFacebook(2015年7月)に嘆願書として公開しています。

すでに2万人以上のオンライン上の嘆願が達成されていますが、パイオニアDJ社側の表立った動きは見られないようです。

 

もちろん、現在では、MIKのメイン機能であるキー検出とエナジーレベル分析機能はrecordboxでも利用は可能です。

recordboxへのキー情報の書き込み方法

上記画像は、MIKのrecordboxとの連携に関してのチュートリアルのスクリーンショット。

 

MIKで曲の分析を済ませれば、キー情報はrecordboxのComments欄に自動的に書き込まれます。

 

最後に、Rekordbox内の全ての音楽ファイルを選択し、右クリック。

そして、以下の画像のようにReload TagsをクリックすればOK。

   

もし、Comments欄以外に書き込みたい場合やタグの書式変更は、MIKの設定(Preferencesで、settings>Update Tagsの『What to write』と『Where to write it』にて変更が可能です。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

Mixed in keyの設定方法と使い方

 

 

私の勝手な憶測ですが、recordboxはMIK社とソフトウェアの協力関係に利益を見出してはいないのかもしれません。開発元のパイオニアDJ社は、近い将来、recordbox自体に自動CUEポイント機能の実装化を考えているのかもしれません。

個人的にはそのような我が道を行く的な方法が、グッドアイディアなのかどうかは良くわかりませんが、どちらにしろ(今のところは)recordboxユーザーにとっては選択の余地はありません。

 

 

今回のTwitterユーザーの読者さんからの質問で、Rekordboxについて色々調べる機会が持てたことを感謝します。

他の記事をご覧になっていただければ一目瞭然ですが、私はTraktorのパワー(w)ユーザーです。

私は、(現在、巷では大注目と言われて久しい)パイオニアDJ製のrekordbox界隈の最近の動きに関しては、かなり疎かった。

RekordboxやSeratoに興味がないわけではないのですが、

どうしてもこれらの情報は、どのDJ、DAWソフトが最強か?といった王者決定戦的な話題や、Mac対Winなどの無駄な対立軸を掻き立てる話題に陥りがちなので、(日々の仕事をしていく上で無益なノイズになりやすいと感じ)無意識にシャットダウンしていることはあったかもしれません。

また、現状使っているソフト(TraktorやLogic Pro X、macOSなど)の機能に満足しているので、他のソフトの最新状況が大して気にならないということが競合他社の製品にそれほど浮気心を掻き立てられない最大の理由になっていました。

最終的に自分と好相性なソフトを見つけることができしまったら、他の競合ソフトのニュースは、自ずと遠くなってしまいがちです。

こんな場末なブログでも続けていると、普段自分ではあまり触れようとしないことを考える機会が得られる。これはありがたいことです。