MacBook Proは13インチと15インチ、どちらを買えばいいのか?

 

MacBook Pro購入希望者が迷いがちな13インチと15インチの利点欠点についてスペック比較も交えてレビューしていきます。

 

※追記

10月28日にリリースされた新型MacBook Proの所感はこちら。

新型MacBook Proの発売に関する所感(旧型買います)

  

  

※ 以下のレビュー記事は旧型のMacBook Proに関するものですが、新型のCPUなどの主要箇所に関するスペックは旧型から飛躍的に進化しているわけではないので(と言うかパワーはほとんど変わりません。※1)、13インチと15インチの比較を考察した本稿は、購入前の参考になるかと思います。

  

(※1)新型13インチのCPUは、結局従来と同じラインの2コアのモバイル向けの低電圧タイプのままです。パワーの飛躍的向上はあまりありませんが、省電力性が上がりました。なのでその分バッテリー容量を少なくすることが可能になり、さらなる薄型軽量化を実現できたのが大きい変化です。

新型機種のCPUについては、詳しくは別記事にしてまとめましたので気になる方は、以下のリンクを参照にしてください。

※ 新型MacBook ProのCPUのスペック情報と、そのCPUの旧モデルとの比較記事はこちら。

新型MacBook ProのCPU型番情報と新旧モデルの比較

  

10月末の価格改定で、価格が下がりお得に買えるようになった旧型の15インチモデルに決めている方は、こちらの記事も参考になるかと思います。当記事と合わせて購入の参考にしてみてください。

旧型MacBook Pro 15はどのモデルをどこで買うのが得策か? 整備品?価格コム?

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、ここから本記事です。

 

13inch or 15inch?

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MacBook Proは13インチと15インチ、どちらを買えばいいのか?

まず最初に、MacBook Pro15インチモデルと13インチモデルの主要なパーツ構成と価格を知っておこう。

 

MacBook Pro 15

仮想ソフトの使用も考えているなら、馬力のあるMacBook Pro 15インチモデルが最適。

 

Pro15標準モデルの構成

メモリ:16GB

SSD:256GB

CPU:Core i7クアッドコア2.2GHz)

価格コムの最安値が20万1000円弱(11月8日現在)

 

追記:(2016年8月21日):最安値は、20万円弱


 

MacBook Pro 13

馬力よりモバイル性とバランス重視ならMacBook Pro 13インチモデル

MacBook Airと比べても、目を見張るほどの能力差があるわけではない。しかし、そこそこの能力を持ったRetinaディスプレイ搭載機で持ち運びに優れた13インチモデルは今のところコレしかありません。

  

Pro13標準モデルの構成

メモリ:8GB

SSD:128GB

CPU:Core i5のデュアルコア2.7GHz)

価格コムの最安値が14万円弱(11月8日現在)

仮想化でWindowsも同時に動かそうと思っている私には、これではいささか心もとない。

 

追記:(2016年8月21日):最安値は、13万5千

 

 

MacでWindowsも使う?

Macに仮想化ソフトを入れてWindowsも使いたい?

 MacにParallelsなどの仮想化ソフトを入れて、(Windowsなど)他のOSを同時並行的に使いたい場合。

 

それならズバリ、MacBook Pro 15が、安心感があります。

 

※ ここで触れる仮想化とは、

簡単に言うと、MacのOSX内でWindowsなどの別のOSを動かすこと。

専用の(VMware、Parallels、VirtualBoxなどの)仮想化ソフトを使うと、MacとWindowsを同時並行的に使用できる。

 

ちなみに、BootCampでWindowsを使う場合は、一旦OSXを終了し、Windowsを起動しないといけません。もちろんブートキャンプでは、OSXとWindowsを同時に使うことは不可。

 

やはりMacもWindowsも同じマシンでバリバリ使いたいなら、Macに仮想化ソフトを導入して、Windowsを利用する方法が圧倒的に便利。

しかし、便利な反面、マシンパワーが要求される。

   

MacのOS上で仮想化ソフトを使ってWindowsを使い、そして、その仮想化されたWindows内で(DAWなどの)重めのソフトを動かすには、大容量メモリとCPUパワーが不可欠です。

DAWソフトに限らず、リソースを食うソフトを仮想ソフトで扱うなら、少なくともメモリは8GBは以上欲しい。出来れば16GBあると安心でしょう。

CPUは、MacBook Pro13インチモデルに搭載されているデュアルコア(2つのコアがあるCPU)でもなんとかなります。

ただし、馬力に余裕を残しておきたいなら、CPUがクアッドコア(4つのコアがあるCPU)の 15インチモデルを選択した方が安心感があります。

OSが同時に二つ走っている状態では、CPUのコアの数が多いの方が、たくさんの仕事を同時に抱えても、システムと各アプリの安定性を確保しやすくなります。

 

また、仮想化とは関係ありませんが、

ヘビーな動画編集や音楽制作を行いたい場合も、力持ちなMacBook Pro 15インチモデルを選択する方が、CPUの能力的に余力があり安心できます。

 

 

MacでWindowsは使わない?

MacでWindowsなどの他のOSを同時並行的に使わないなら(使うかもしれないけど、その時はブートキャンプのみで良い場合)、

加えて、重量級のソフト()を使用するつもりがないなら、

13インチのProでも全く問題ないと思います。

 

というか、その程度の用途ならMacBook Airでも大丈夫なはずです。

  

重量級ソフトとは具体的に言うと、

CAD、動画編集、画像編集、DAWなどのプロ用ソフトを使用することが考えられます。

そういったプロフェッショナルな使い方を考えているなら迷わず16GB以上のメモリとCorei7のCPUを積んだMacを導入すべきでしょう。

これから具体的に紹介していきますが、MacBookシリーズでいわゆる本当のプロ仕様モデルとは、

MacBook Pro 15インチモデルか、MacBook Pro13インチモデルの特盛り仕様の2択となります。

  

ちなみに私は、Logic Pro X(DAWソフト)を使っていますが、重量級のプラグインや外部音源を多数使用したりはしていないので、MacBook Airでもなんとかなっています。

 

 

13のCTO(カスタマイズモデル)は定価販売で高い

標準モデルでもハイパワーなMacBook Pro 15ですが、15じゃ大きさや重さ的にキツい場合は、ハイパワーな13インチモデルが欲しくなるわけですが、、

 

そうすると、その標準モデルではいささか貧弱なMacBookPro 13インチモデルを、CTO(Apple直販のカスタマイズモデルの購入方法)で能力を増強させる手もあります。

 

以下のように、、

メモリ:

8GB  →  16GB

SSD:

128GB    258GB

価格:

13万5千円  →  21万円強

 

しかし価格は、21万円強 (2.7GHz/16GB/256GB)とかなり高額に。

これでは、15インチのProの標準モデルの最安値である20万円弱よりも高くなってしまう。


次に、どうせなら(メモリとSSDを増量したそのMacBook Pro13インチモデルの)

CPUもアップグレードしたい場合、

 

CPUをCTOで変更

 

core i5  →  core i7

にすると、、

21万円強  →  25万円強  (ワオ!高っか。。)


まとめ

MacBook Pro13を

標準モデルから特盛りモデルにグレードアップした場合の内訳

 

CPU:core i5(2.7GHz) →  core i7 (3.1GHz)

メモリ:8GB → 16GB

SSD:128GB → 256GB

価格:約14万円 → 25万円

(参照:http://www.mac-collection.com/akiba/cto/


15の方が使用感は断然優れている

Macbook Pro13インチと15インチを比較すると、15インチの大きさの方が視覚的には断然気持ちがいい。実感としての快適さは、倍以上の違いを感じます。

それに15インチは標準でメモリ16GB。SSDが256GB。CPUは13インチMacBook Proの性能(13インチの標準モデルのCPUはCorei5のデュアルコア)を大きく上回るCore i7のクアッドコア。

 

これは私の主観になりますが、かなり大きな視覚上の変化を感じる13インチ液晶と15インチ液晶の格差と比べて、11インチと13インチの差は、劇的な快適度の変化を期待するのは難しいと思います。

 

ただし、モバイルに特化したRetinaモデルが必要なら、もちろん13インチモデルでも大いに選択する価値はあるでしょう。


ちなみに2015年モデルのPro13とAir11両者のCPU能力は、GeekBench Browserのベンチマーク比較で6864と5729。こちらも劇的な変化と言うには微妙なところでしょう。

次は、そのGeekBench Browserのベンチマーク比較の検証結果です。

 

Mac100% Vol.23 (100%ムックシリーズ)
 
   

 

MacBook Pro 、AirのCPUベンチマーク比較

(64-bit Multi-Coreで比較数字が大きいほど良い)

参照元:https://browser.primatelabs.com/mac-benchmarks

 

1.MacBook Pro 13 2015 標準モデル

APPLE MacBook Pro with Retina Display (2.7GHz Dual Core i5/13.3インチ/8GB/128GB/Iris Graphics) MF839J/A

MacBook Pro (13-inch Retina Early 2015)

Intel Core i5-5257U 2700 MHz (2 cores)
スコア: 6864
 
2.MacBook Pro 13 2015 最高(CTO)モデル 
Intel Core i7-5557U 3100 MHz (2 cores)
 スコア:7357 
  
3.MacBook Pro 15 2015 標準モデル

MacBook Pro (15-inch Retina Mid 2015)

Intel Core i7-4770HQ 2200 MHz (4 cores)
 スコア:13028 
 
4.MacBook Air 11 2015 標準モデル

APPLE MacBook Air (1.6GHz Dual Core i5/11.6インチ/4GB/128GB/802.11ac/USB3/Thunderbolt2) MJVM2J/A

MacBook Air (11-inch Early 2015)

Intel Core i5-5250U 1600 MHz (2 cores)
スコア:5729 

※ MacBook Air 13インチモデルも上記のAir11モデルとCPUスコアはほぼ同じです。

番外.MacBook Air 11 2013 標準モデル(現在私が使用中)

 

MacBook Air (11-inch Mid 2013)

Intel Core i5-4250U 1300 MHz (2 cores)

スコア:5020

(2015モデルの9割程度の性能は有しているようです。)

  まとめ

(赤い数字がCPUスコア)  

  

  MacBook Pro 13 2015 標準モデル 
      6864   13万5500円

⑵  MacBook Pro 13 2015 最高(CTO)モデル
     7357    約25万円
 
⑶  MacBook Pro 15 2015 標準モデル 

    13028    20万2,800円

   

⑷  MacBook Air 11 2015 標準モデル

     5729    約9万3000円(13インチは約10万3000円)


番外   MacBook Air 11 2013 標準モデル

     5020 

上記の結果を見ると、
  
2015年モデルのMacBook Airは、2015年のMac Book Pro13インチ標準モデルの8割以上のCPU能力を有していることがわかります。
2013年のMacbook Airでも、現行Pro13の73%ほどの能力があるようです。
   
どちらもモバイル向けのUシリーズのデュアルコアなのでそこまで能力の差は開かないみたいですね。
また、MacBook Pro 15インチの標準モデルは、カスタマイズで特盛り(最上級を選択)したMacBook Pro13インチの能力を軽々凌いでしまっています。
  
と言うかほぼ2倍の能力!(64-bit Multi-Coreでの比較にて)
  
 
この能力差を見てしまうと、価格の高めなCTOで13インチモデルを購入するのはかなりの勇気がいる事かもしれません。
 
はじめてのマック2016 ~Windowsとは違うMacのキホン~ (Mac Fan Special)
    

Air(4GB)のメモリでダメな人が、Pro13(メモリ8GB)にしても満足できるかは微妙  

Retinaディスプレイは、相当のCPUとメモリのリソースを必要とします。Retinaの機能自体がある程度のメモリを占有することになります。

 

Airは幸い(?)Retina液晶ではないので、ディスプレイ表示に対するマシンへの負荷はかなり低い。

なので、Pro13の標準モデルのメモリの量は8GBですが、単純にメモリ4GBのAirがその額面通り半分に劣っているという訳でもない。
 
そうすると、AirからProにメモリとCPUの能力のために乗り換えようとする人は、結局標準モデルでは満足できない可能性があります。
ならば、先にも述べたように、
CTOモデルでCPUをCore i7にアップし、メモリを16GBに増量するのが妥当でしょう。
その構成ならストレージが標準の128GBではいささかバランスが悪いというか容量が少なすぎるので、少なくとも256GBには増量したいところです。
 
13proのCTOモデルは、
 
CPU:    Core i7 3.1GHz
メモリ: 16GB
SSD:    256GB
 
で、25万円を超える。
   
結構な値段ですが、この辺を妥協するとあとで後悔しそうです。
CTOモデルは店頭モデルと違いバーゲンプライスで売られることは一部の例外を除いてほとんどないのが辛いところです。
  
このCTO的ジレンマが、Pro13インチをリーズナブルに購入しようとする人に立ちはだかる壁になってるようです。
 

携帯性を犠牲にしても良いならPro15はお得感が高い

15インチの標準モデルなら、13インチの特盛モデルとほぼ同じ構成で、CPUはクアッドコアにグレードアップされる。価格も13インチの特盛モデルより安い。

  

現在、MacBook Pro15の標準モデルは約21万円で購入可能です。

(2016年8月21日追記:MacBook Pro15の標準モデルの価格コムでの最低価格は19万円台後半です。)

   
 本格的な動画編集やDTM(DAW)でサードパーティのヘビーなシンセなどのVSTを多用するような使い方なら、CPUは4コアのMacBook Pro15インチモデルの選択が間違いないはずです。PCのスペックにおいては、常に大は小を兼ねますから。
   
先々のことを考えれば、MacBook Pro15インチの標準モデルの構成は、それ以外のMacBookと比較して、殆ど妥協がない性能をもっていますので、長期間にわたり安心して使っていけるはずです。
  
 
ヘビー級な動画編集や、込み入ったゲームをするなら、(グラフィックスが)独立したGPUになっているモデルが良いと思いますが、(アップルの直販サイトの価格では)6万円ほど高くなります()。
DAW用途やごく標準的な動画編集程度ならCPUにグラフィックコアが内蔵の標準モデルでも十分でしょう。
 
  
※ 注意
  
AMD社製の独立したGPUが乗った上位機種は、SSDが256GBから512GBに、CPUが2.2GHzから2.5GHzにアップグレードされますので、それも含めての6万円の価格差です。
  
また、価格コムの最安値を見てみると、
独立GPU搭載の上位機種のMJLT2J/Aの価格が、約233,000円
グラフィックスがCPUに内蔵されてる下位機種のMJLQ2J/Aの価格が、約198,000円。(2016年9月19日現在)
 
 
その差は、3万5千円程度と価格差は縮小傾向なので、個人的には上位モデルを選択したいところです。
参照元:
 
 
  

ただし少し気を付けたいのが、15Proの方が13Proより発売月が5月と新しいのにCPUは旧来のHaswell Refreshだという事。3月に発売された13Proは、それより新しいチップのBroadwellが採用されています。

 

といっても、両者にそこまで特筆するほどの(数値上の)能力差はないようです。


スペックと価格、またその2つのバランスにスポットライトを当てるなら、やはりMacBook Proは15インチモデルの方が、性能が高く、価格的にはお得感は高いでしょう。
 
 
しかし、15インチモデルの重量は2kgを超える。携帯性の観点から考えるとをなかなか難しいものがあるのも確かです。
 
次回は、そのMacBook Proの選択方法を、海外旅行に帯同する側面から考察したいと思います。


2016年9月11日 追記

ここに来てやっと次期MacBook Proに関する有力な情報がポロポロと出てきているようです。

国内外のAppleの最新情報を提供するサイトを覗くと、今年クリスマス前にリリースか?とか、Apple CEOのTim Cook氏が(MacBook Proのリリースは)「乞うご期待!(もうちょっとだから、待っててね的な感じ?)」と言ったとか言わないとか。

待ち遠しいですね。

しかし、ちょっとだけ個人的に心配しているのが、MacBook ProのACアダプターの従来規格であるマグセーフが廃止される可能性を指摘しているアナリストがいたり、USBが新型MacBookと同様にCタイプのみで、従来の標準型であるUSBのスタンダードA型が廃される?可能性あるかもしれないといった噂があることです。(USBに関しては、まさかそんなことはないと思いますが。Cタイプ+従来のUSBのような感じになるのでは? 又は従来型は1つに減る?  下記の記事を参照。)

もしこの2つが本当なら、個人的には現行モデルの方が良かったと言うことになってしまうかもしれません。(Macminiの悪夢が再、、いやなんでもないです。。)

しかしそんなんことは、Appleともに未来を切り開いていこうという方々にとっては些細な事柄なのでしょうけど。

どちらにしても、個人的には、新型MacBook Proの購入は発売後半年くらい経って、ユーザーたちの情報(初期の不具合情報も含めて)が色々出てきた後、それらが落ち着いてきてから購入しようかなと思っています。

参照記事:

What’s Next for the Retina MacBook Pro / By MacRumors

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